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BLUE ÖYSTER CULT『SPECTRES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼らの5枚目のアルバムである。70'sの時代から活動を続けているアメリカのハード・ロック・バンドである彼らであるが、日本では本アルバムによって彼らの名前が知られることになった(『Godzilla』という曲のためである。)が、米英ではそれなりのヒットに留まったアルバムである。チャート成績は、アメリカではBillboardのアルバム・チャートで最高位43位を記録し、イギリスでは最高位60位を記録している。

収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、2007年に再発された時に4曲のボーナス・トラックが追加されて、全14曲となった。(ボーナス・トラックは後ろの4曲である。)収録曲は以下の通りである。『Godzilla』『Golden Age Of Leather』『Death Valley Nights』『Searchin' For Celine』『Fireworks』『R.U. Ready 2 Rock』『Celestial The Queen』『Goin' Through The Motions』『I Love The Night』『Nosferatu』『Night Flyer』『Dial M For Murder』『Please Hold』『Be My Baby』。

この中からシングル・カットされたのは『Goin' Through The Motions』と『Godzilla』であるが、特に大きなヒットにはならなかった。尚、『Godzilla』が話題になったのは、言うまでも無く日本が生んだ世界の怪獣ゴジラをテーマにした曲であり、日本語の台詞が入っていたため、日本では特に大きな話題となった。(尚、当時の「ゴジラ」シリーズは1975年の第15作「メカゴジラの逆襲」が最新作であって、1984年に復活するまで休止期間が続いていた状態であった。)

お薦め曲は、日本人であれば『Godzilla』は聴いておくべきである。(但し、楽曲ということでは今一つなので、話のネタにということで宜しいかと...)それ以外ではシングル・カットされた『Goin' Through The Motions』と、『Golden Age Of Leather』『Fireworks』という所をピックアップしておきます。

HRの世界では、'70'sのアメリカだけが特異な世界となっていて、殆ど評価されないジャンルであって、HRというと欧州と日本だけというようなじだいであったが、アメリカからも面白い試みがあったというのは救われる思いがするところである。特に本アルバムは、評価の点では今一つであったものの、日本ではお馴染みのゴジラから注目されたということで、アメリカのHRに目を向けさせたということでは評価できるところである。のちにLAメタルを始め、'80'sになって少しすると、アメリカ産のHRも市民権を得ることになるが、そういう礎を感じるためにも、しっかりとチェックしておきていアルバムである。(サウンド的にはまだまだだが、ネタには十分なります。)

 

Spectres

Spectres

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2007/02/13
  • メディア: CD


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