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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その157) [ケータイ刑事]

今回で週一で記している本連載が丸3年(12クールが完了)に達しました。(次回からは4年目に突入となる。)まだまだネタはあるので続けていきます。ちなみに、12クールというと、「ケータイ刑事」では「」から始まって「」「」「」「」そして「」の1st.シリーズ終了までと同じ期間となる。(本連載は最初の3ヶ月で14回、「ケータイ刑事」は「・2nd.」が14話ということで、157回(話)という数字も同じである。)ここまできたら、あと3クール続けて15クール・196回として現時点での「ケータイ刑事」の通算話数と同じ数字になるようにというのが目標ですかね...?(あと2クールは何とかネタがありそうだが、3クールとなると、ちょっと苦しいかも...)


今回のテーマは「催眠術の利用法」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.22話」、「007」からは「女王陛下の007」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.22話」。「相棒を射殺せよ! ~催眠術殺人事件」という物語。この物語で高村さんがシベリアに転勤となるということで、ちゃんと高村さんという「ケータイ刑事」に於ける第二の黄金コンビの最後の物語でもある。(第一の黄金コンビは言うまでも無くちゃんと五代さんである。)

美人催眠術師・早島琴のショーに殺人予告が届き、会場に向かったちゃんと高村さん。そのステージでは、早島琴の追っかけ第1号という柴田太郎さんが遊ばれていた。殺人予告があったということでちゃんが話をするが、高村さんは催眠術を茶番と言って、それを否定する。すると早島琴は高村さんに催眠術を掛けて、実証したらいいと挑発し、高村さんはインチキがばれるだけ、としてそれに乗った。

で、早島琴は高村さんに催眠術を掛けた。そして、高村さんをスナイパーとしてある男を殺すように命じた。更に、1時間以内に撃ち殺すと命じた早島琴。高村さんは術に掛かってしまって、ゆっくりと行動を開始した。

ちゃんは柴田さんと共に必死の捜査を行って、写真の男は海王星団の元首領で、現在は収監中の荒畑任五郎と突き止め、先回りをした。で、荒畑を殺すために姿を現した高村さん。ちゃんの必死の努力によってそれを阻止して高村さんに掛かっていた催眠術を解いた。

それからちゃんと高村さんは海王星団のアジトを探し、乗り込んだ。(「ケータイ刑事」では珍しいアクション・シーンがあって、)海王星団の一味を逮捕したちゃん。が、早島琴を連行する際、高村さんに向けてウインクしたことで、高村さんに掛けていた催眠術が再び目を覚ました。で、ちゃんに銃を向けて「相棒を射殺する」と口にする。実は、ステージで早島琴は高村さんに「全てが終わったら相棒を射殺せよ」という催眠まで掛けていたのだった。

応援で駆けつけていた佐藤公安警部補は「やむを得ない」と言って高村さんを射とうとするが、これにちゃんは「ダメ!私の大事な相棒を撃ったりしたら絶対に許さない!」と悲痛な表情出口にして、何とか高村さんの催眠術を解こうとする。が、高村さんは銃を撃った。幸い、ちゃんは無事で、佐藤公安警部補が倒れた。高村さんは相棒(=ちゃん)に向かって再び銃を向けた。が、ちゃんの目から流れた涙が高村さんに落ち、高村さんの催眠術は解けた。

高村さんは責任を取ると言って、佐藤公安警部補を射ったことの責任を取ろうとする。しかし、柴田さんが高村さんの銃を手にして、空砲だと告げた。実は、佐藤公安警部補が、銭形警視総監の命令で、高村さんの銃を空包とすり替えていたのだった。そのことを告げた佐藤公安警部補はその後で自分の苗字を口にした。(実は、これまでは名前は一度も口にしておらず、彼の苗字が「佐藤」と分かった。)

007」:「女王陛下の007」。1969年のシリーズ第6作であり、2代目ボンドの唯一の作品である。公開当時は興行的な成績が悪かったことで酷評されたが、その評価が大きく変わり、現在ではシリーズの中でも屈指の名作と言われるようになった作品でもある。(特に、細菌兵器を使っている所が「先進的」として大きく評価が変わった所でもある。)また、次作「ダイヤモンドは永遠に」の冒頭で、ボンドが妻・テレサを殺されたことからブロフェルドの行方を追う所は、コネリー・ボンドではなくてレイゼンビー・ボンドが演じた方が良かった、と言われるようになっているというのも、本作の評価が変わったためでもある。

ブロフェルドはスイスの山頂に築いたアレルギー研究所を隠れ蓑にして、新たな世界征服計画を進めていた。世界中からあらゆるアレルギー症の女性患者を集めて、研究のためと言って、治療費を取らずにアレルギー治療を行っていた。世界各地から集まった女性患者たちは、単にアレルギーの治療ということしか知らされておらず、ブロフェルドの催眠療法によってアレルギーを克服していた。

また、ブロフェルドは爵位の申請をしていて、その調査のためにヒラリー卿が訪れることになり、受け入れたが、ボンドがヒラリー卿になりすましてやってきた。

ブロフェルドの計画は、毎日の女性患者たちの催眠治療で、プレゼントされたコンパクトを司令を受けたら広げ、それによって世界中に最近をばらまき、無差別大量殺人を計画していたのだった。(女性たちには細菌兵器であることは伝えていない。)で、クリスマスを迎えて、全員の治療が終わったということで、それぞれを故郷の国に帰し、その際にプレゼントとしてコンパクトを贈った。

ボンドはブロフェルドの計画の全貌を掴み、それを阻止しようとするが、ヒラリー卿ではないことがばれてしまい、命からがら脱出した。追っ手がやってくるが、クリスマスの祭に乗じて何とか逃げようとする。そんなボンドを救ったのはテレサだった。彼女は父からボンドの行き先を知り、応援にやってきたのだった。

テレサの協力で、脱出したボンドだったが、降りしきる雪のため、ある小屋で一夜をテレサと過ごし、翌朝、スキーで脱出することにした。朝、小屋を出たボンドとテレサだったが、吹雪とはいうものの、一夜あれば追っ手はボンドたちの居場所を突き止めていた。再び追っかけっこが始まり、スキーで逃げるボンドとテレサだった。が、ブロフェルドは雪崩を発生させ、ボンドとテレサはそれに呑み込まれてしまう。で、テレサはブロフェルドに拉致されて連れて行かれ、ボンドだけは何とか生き延びた。

その後、ボンドはMI-6に戻って報告して、テレサの救出に向かおうとするが、Mはテレサのことはボンドの個人的なこととして手を貸さなかった。で、ボンドはテレサの父に応援を求め、ブロフェルドの研究所を襲撃する特攻隊を組織して、奇襲を掛けた。ボンドは、細菌兵器のコンパクトを持った女性たちの故郷の情報を得るが、ブロフェルドとの対決となる。研究所は計画通り爆破して、テレサも救出されるが、ボンドとブロフェルドは追いかけっことなる。最終的に、ボブスレーでの死闘となり、コース途中の木の枝にブロフェルドをぶつけて決着がついた。

細菌兵器のコンパクトを持つ女性たちの後処理も済、ブロフェルドの無差別殺人計画は阻止され、ボンドはテレサと結婚した。(が、ブロフェルドは生きていた。式を終えて新婚旅行に旅立ったボンドとテレサ。ある場所で車を駐めていたが、そこを車に乗ったブロフェルドたちが通り、機関銃を乱射した。ボンドは無事だったが、ボンド婦人となったテレサは額に銃弾を喰らって殺されてしまった...)

共通点は、催眠術を隠れ蓑として、その裏に殺人計画が用意されていたということである。また、その殺人計画は主人公(銭形/ボンド)の活躍によって阻止されたというのも共通している。また、事後処理として主人公の仲間が撃たれた(「ケータイ刑事」では佐藤警部補、「007」ではテレサ)という所も共通している。そして、催眠術を使った計画の実行者(「ケータイ刑事」では早島琴、「007」ではブロフェルド)は組織(海王星団/スペクター)の首領であることまた、この物語では死んでいないというところも共通している。

相違点は、「ケータイ刑事」では死者が出ていない(佐藤警部補は空砲だったため、怪我もしていない。倒れたのはその場のノリで射たれたふりをしたのだった。)が、「007」では結婚式を終えて数時間しか経っていないボンド婦人(=テレサ)が殺されている、というところである。また、実行者の早島琴は逮捕されたが、ブロフェルドはボンド夫妻を襲った後、何処かに逃げてしまい、自由の身のままである。(ブロフェルドは次作「ダイヤモンドは永遠に」に備えて整形手術を繰り返し、新たな計画の実行に入ることになる。)

次回は「ある物」ということで記す予定ですが、4年目突入記念ということで、「ケータイ刑事」からは映画の方を取り上げるつもりです。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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