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CAROL LYNN TOWNES『TRY ME OUT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表されたアルバムである。'70's後半からゴスペル/ソウル・グループのFIFTH AVENUEでボーカルを務めていて、'80'sには映画「ブレイクダンス」の挿入歌『99 1/2』を歌っていたことで知られている。そんな彼女がソロ・シンガーとして発表したアルバムである。キャリアもあって、歌唱力の方も十分で、ソウルフルに聴かせてくれるが、これというヒットにはならなかったのが残念な所であった。

収録曲は以下の全10曲である。『Disposable World』『You Keep Runnin' Back』『Let's Talk It Over』『We Started Out As Friends』『Actions Speak Louder Than Words』『Guess What Johnny』『Try Me Out』『Get Your Hands Off』『I Don't Know What I'd Do』『I Freak For You』。

お薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーの『Try Me Out』と『Disposable World』『Guess What Johnny』『I Freak For You』をピックアップしておく。

1984年の映画「ブレイクダンス」はブレイクダンスを広く知らしめることになった映画であり、その挿入歌を歌い、更にその続編でも歌を歌っていることから、彼女の音楽に期待されたのは当然ながらダンス・ミュージックである。実際、大ヒットには至らなかったが、それなりのヒットを記録している。そのため、彼女のソロ・アルバムとなると、期待されるのはダンス・ミュージックということになる。が、ダンス・ミュージックというジャンルは求められる変化が早いのも特徴であって、時代にマッチしたものにならなかったことが残念である。

とは行っても、出来が悪くないのは(本アルバムからではないが)後にリミックスされて12"シングルがリリースされて、それなりのヒットを記録していることからも理解できるであろう。

歌唱力や表現力という点では、彼女は十分なキャリアもあるだけに全く問題ないのだが、時代に乗れなかったということが不幸だったということで片付けられてしまうが、ちょっと残念なアルバムでした。ただ、映画「ブレイクダンス」を見た方や、ブレイクダンスに注目する方であれば、聴いておいてもよろしいかと...(ただ、本アルバムの入手はかなり困難のようです。筆者も何処かの処分市で偶然見つけたというものでした。)

 

Try Me Out

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 1987/07/01
  • メディア: CD

 


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