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CLANNAD『CLANNAD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。アイルランド出身の彼らの名前が知られるようになるのは80年代に入ってからで、しかもENYAが脱退した後のことである。(ENYAがブレイクしたことで、彼女がかつて在籍したグループとしても知られることになるが、いずれにしても無名時代のことである。尚、本アルバムの発表時にはENYAはまだ参加していない。)現在ではニューエイジ・ミュージックの雄として名前が通っているが、デビューから長い間は陽の目を見ることのなかったグループでもある。ワンアルバムは、デビュー・アルバムとはいうものの、発表当時は見向きもされないというようなことで、全く鳴かず飛ばずであったのだが、'80'S後半になって名前が知られるようになると再評価されたアルバムである。

収録曲はオリジナル版では全12曲であったが、現在ではボーナス・トラックが1曲が追加された全13曲となっている。(ボーナス・トラックはラストの1曲である。)収録曲は以下の通りである。『Níl Sé Ina Lá (Níl Sé'n Lá)』『Thíos Cois Na Trá Domh』『Brian Boru's March』『Siúbhán Ní Dhuibhir』『An Mhaighdean Mhara』『Liza』『An Toileán Úr』『Mrs. McDermott』『The Pretty Maid』『An Pháirc』『Harvest Home』『Morning Dew』『An Bealach Seo 'Tá Romhainn』。

尚、この中からシングル・カットされた曲は無く、当時はアルバムがリリースされただけであった。

お薦め曲としては『Brian Boru's March』『An Toileán Úr』『The Pretty Maid』『Harvest Home』という所をピックアップしておくことにする。

デビュー時から家族的なグループであり、ほのぼのとした雰囲気を持っていて、そこから奏でられるサウンドはとても優しいものである。しかも、アイルランドの民謡の要素だけでなく、フォーク、ジャズ、クラシック音楽の要素も含まれていて、それらが心地良さを与えてくれるものとなっている。'90'Sになってヒーリング・ミュージックとしてこういう音楽のジャンルが確立することになるが、その原点と言うことの出来るものである。(それだけではなく、結構幅広いサウンドを聴くことが出来るのもまた事実である。)

時には癒しのサウンドを聴きたくなる時があるが、そういう場合には何故か定番のアルバムを聴くことが不思議と多くなってしまう。時には新鮮な気持ちになるためにも彼らのサウンドを聴いてみるのも宜しいかと...('80'Sになってヒットを記録したアルバムも良いのだが、本アルバムの様な原点まで遡るというのも以下がでせうか...)

 

Clannad

Clannad

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal I.S.
  • 発売日: 2002/04/23
  • メディア: CD


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