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ケータイ刑事銭形泪30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形泪・裏ネタ編」も今回からは通算で30話となる2nd.17話の「真夏の百物語 ~怪談新耳袋殺人事件」に突入です。(通算で30話の大台に乗ったら、3/4まで来たことになります。)この物語の「裏ネタ編」は過去にはPART 7まで記している(2009/8/22、23、24、26、27、29、30日付けで記しています。)ので、PART 8からということになります。今回はサブタイトルにある言葉の「真夏」「百物語」「怪談新耳袋」について、「・30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして全て加筆することにしました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。

真夏」:夏の真っ最中のことを言う。別の言い方としては「盛夏(せいか)」「夏旺ん(なつさかん)」という言い方がある。梅雨が明けてからお盆までという一年の中でも最も暑い時期のことを指した言葉である。この時期は植物も最も生命感に溢れた時期となり、最も夏らしい時期である。尚、現代では学校の夏休みの時期がこれに該当する。(お盆以降もまだ熱い日が続くが、そちらは「晩夏」と言って、夏の終わりの時期ということになる。)

当然ながら、「真夏」を含めて「盛夏」「夏旺ん」はいずれもが夏の季語である。また英語では「Midsummer」と言う。

尚、「真夏日」という言葉があるが、これはその日の最高気温が30゜C以上となった日のことを言う。また、以前は最高気温が30゜C以上の日は全て「真夏日」と言ったが、2007年からは最高気温が35゜C以上を記録した日を「猛暑日」(それ以前は「酷暑日」という言い方があったが、公式に定められた言い方ではない。)と言うようになったため、「真夏日」は最高気温が35゜C未満で30゜C以上と言うことになった。

百物語」:怪談会で行われる一つの形式であり、怪談の会ではお馴染みのスタイルである。人々が集まって怪談話を行う際、100番目の話が終わると怪異が出現するとされているものである。そのため、怪談会では99番目の話が終わると、そのまま朝まで待って、100番目の怪談を語ることなく怪談会を終える、というのが一般的な形式である。

この方式で行われる怪談会では、100本の蝋燭(行燈などの場合もある。)を用意して、その全てに火を灯してからスタートする。1つの話(せいぜい5~10分程度)が終わると、1本の蝋燭の炎を消す。続いて次の話を始めて、これが終わるとまた1本の灯を消す。これを繰り返していくことで怪談会は進んで行く。

最後の1本として燃えている蝋燭の炎を消すと、怪異が起こり、妖怪が現れるとされていたので、一般的には99話で話を終える、という形で古くから行われていた。

この形の怪談会は室町時代に始まったとされているが、江戸時代になると盛んになる。特に、武士の間では、肝試しとして、または練胆の一つとして盛んに行われることになり、ブームとして全国的に広がることになる。それに伴って、日本に伝わる怪談話では飽きたらず、中国の怪談話が取り入れられることにもなった。

尚、怪談会で語られる怪談話は、幽霊や妖怪などの話でなくても、不思議な話(体験談など)でも良いとされている。このため、「○○百物語」という本を読んでいると、全く怖くないようなミステリアスな物語も含まれることになる。

ちなみに、百物語形式で怪談会を行うと、1話を5分で終えたとしても、100話となると8時間を超えることになる。よって、夜になって始めると、実際に100話まで語られることなく朝を迎えるということに(計算上は)なるので、100話目が語られることまで至らない計算になる。ということで、こういう催しを実際に行ってみるのも宜しいかと...

また、「百物語」というスタイルは、怪談会以外でも本にも用いられるスタイルである。(早い話、短編集ということになる。)延宝5年(1677年)に発行された「諸国百物語」で用いられたが、それ以降の怪談本ではお馴染みの形となって、宝永3年(1706年)に発行された「御伽百物語」、享保17年(1732年)に発行された「太平百物語」などが有名な百物語形式の怪談本として知られている。また、「怪談新耳袋」の原作である「新耳袋」の元ネタである江戸時代の「耳袋」も百物語形式の怪談本である。

怪談新耳袋」:原作は木原浩勝と中山市朗。実話を元にした怪談集「新耳袋」を原作として、BS-i(当時)で製作、放送された1話5分のショート・オムニバス・ホラー作品である。2003年2月に第1シリーズが放送され、以後、不定期に第5シリーズまでの95話と新シリーズの10話、更に3本の劇場用作品、6本の50分の中編ドラマが製作されている。(劇場版の第1作は8本の短編作品を集めたオムニバス作品で、第2作と第3作は長編作品である。)尚、劇場版第1作は8本のオムニバス作品であるが、この中の1つはTVの第3シリーズの中の1本と全く同じものである。また、第1話は20分の作品であるが、これを5分×4話に分割して、TVシリーズの95話に加えて全99話として、DVD-BOXがリリースされている。更に、2010年秋には劇場版の第4作が準備されている。

1話5分という短編作品として製作されたシリーズは第1から第5シリーズまではBS-i時代の作品てある。第1シリーズは全20話で、BS-iでの初放送は2003年2月、第2シリーズは全20話で2003年8月に放送され、第3シリーズは全15話で2004年5月に放送、第4シリーズは全20話で2005年3月に放送、そして第5シリーズの全20話が2006年7月に放送された。1話5分の短編作品の新作として、2009年5月に全10話が新たに製作放送されたため、現在では1話5分の作品は109話まであることになっている。(但し、通しの話数としては、「1話」から「99話」まではあるが「100話」が欠番となっていて、101話~110話までが存在している。)→百物語という形で整えるには、あと89話は何らかの形で作るように思われるが、果たして...???

劇場版は、第1作が「怪談新耳袋劇場版」として2004年8月に劇場公開された。(先に記したように、全8話のオムニバス作品である。)この中の1つ「視線」という物語には、銭形ーズの一人であるちゃん(堀北真希ちゃん)が出演している。劇場版第2作は「怪談新耳袋 幽霊マンション」で、劇場公開は2005年8月。シリーズ初の長編作品であって、主演はちゃんこと黒川芽以さんでした。劇場版第3作は「怪談新耳袋 ノブヒロさん」で、2006年7月に劇場公開された。(主演は内山理名。)長編作品である。そして2010年秋に、4年ぶりの劇場版新作となる第4作「怪談新耳袋 怪奇」が公開を控えている。(主演は真野恵里菜。)尚、これは「ツキモノ」と「ノゾミ」という2本の中編作品から成り立っているということから、OV作品として1話50分の中編作品として全6本が製作された「怪談新耳袋 絶叫編」に近い作品になるものと思われる。→2010年6月時点では、2010/9公開ということで、東京、川崎、横浜の3ヶ所だけとなっている。(今後、他の所にも上映館は増えていくことでしょう。)尚、川崎と横浜がTOHOシネマズということになっていることを考えると、これまでの劇場版3作よりはより多くの所で上映されるような予感がします。(但し、1週間か2週間だけというようなことになるかも...)

そのOV作品で1話50分の作品というと、2007年、2008年、2009年にそれぞれ2本ずつが制作されて、DVDのリリース直前にBS-i(2009年はBS-TBSに社名変更後である。)で放送されている。それぞれに「左右上下前後」というようにサブタイトルが付けられていて、2本×3年ということで、原点から見て、三次元座標の全ての向きに振られた物語が制作されたことになる。(但し、「前後」は「まえ」「うしろ」というようにひらがな表記となっている。)

また、この中編では、2007年の2本の「左右」の主演はちゃんこと小出早織さん(現在では「早織」に改名されました。)、2008年の2本の「上下」の主演はちゃんこと大政絢ちゃんということで、銭形ーズ「アフター・ケータイ刑事」ということで出演している。尚、2009年の2本の「まえ うしろ」では、銭形ーズは出演せずに、主演は山下リオということになった。

尚、銭形ーズ7人衆の中で「怪談新耳袋」シリーズに出演しているのは、の4人であるが、いずれもが「アフター・ケータイ刑事」での出演である。中でもちゃんは第4シリーズの全20話の半数となる10本と劇場版第2作に出演していて、4人の中でも最も出演本数が多いことになる。また、現時点では、ちゃん(宮﨑あおいさん)とちゃん(夏帆ポン)、ちゃん(あずあずこと岡本あずさ)の3人は出演していない。→2010年の劇場版第4作が岡本あずさ主演と言うことになっても良かったと思うのですが...

 

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