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ケータイ刑事銭形泪30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第17話(通算では第30話)「真夏の百物語 ~怪談新耳袋殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回が2回目(この物語では通算9回目)となるが、この物語については今回限りです。で、今回は、ちゃんと高村さんがここを上りながら色々と話していたことから「石段」について、新耳寺のここで色々と物語があったということで「境内」について、そして医学的な事柄でこの物語のポイントになった「主治医」についてと「カルテ」について記します。尚、「境内」については「・30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 3」で、「カルテ」については「・30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/8/22、23、24、26、27、29、30日付けで記しています。)

石段」:石で出来た階段のことである。基本的には石を切り出して、その切った石を積み重ねて作られるのが一般的である。

階段の一つであるが、石を用いて作られているため、一般的には屋外にある階段である。(屋内にあるものもあるが、それは珍しい。)近代までの世の中では、屋外にある階段と言うと、洋の東西を問わず、石段が殆どであると言ってもよかった。現代でも、神社仏閣などの宗教施設関係場所では(世界的にも)石段が用いられることが多いが、街中(屋外)ではコンクリート製の階段や金属製の階段が多い。(公園などでは石段もあることも珍しくないず、数段というものが殆どである。)

そう言えば、「・3rd.7話」(フィギュア劇です。)では、柴田束志さんが会談に関する豆知識として、「熊本県は美里町にある3333段の石段」の名前を出していたが、この3333段の階段が現在の日本では最長の階段として知られている。→熊本県下益城郡美里町の釈迦院にある「御坂遊歩道」のことであって、段数が3333段、高低差600m、全長は約2kmである。完成したのは1988年である。ちなみに、これが完成する前は、山形県羽黒山にある表参道の石段の2446段が最長であった。(全長は2kmである。)また、世界一ということではスイスのシュピーツの近郊にある、ニーゼン鉄道のケーブルカーの線路の隣に設けられた石段の11674段(高低差は1669mに達する。)である。

また、日本庭園などの石段では、苔が生い茂った方が石段が多く見られ、その法が風情があって良いとされていることがあるが、苔が茂っている石段は滑る危険性が高くなるため、実用性と言うことでは悪い階段と言うことになる。(雰囲気があるというような、実用性とはかけ離れた別の尺度では評価されることになりますが...)

境内」:神社や寺院、教会などの宗教施設のある敷地のことである。「境内地」と言うこともある。英語では「Precinct」と言うが、アメリカやイギリスで宗教関係の施設というと教会が真っ先に来るので教会の境内、若しくは教会の隣接地ということから「Churchyard」ということもある。

日本では社寺(寺や神社)の敷地というイメージがあるが、本来は各宗教施設が占有している土地のことである。よって、キリスト教の教会の敷地も境内であり、その他、新興宗教であっても、その宗教の敷地は境内ということになる。

また、社寺の境内には様々な周辺施設があって、本殿をはじめとする各種建築物と、事務を行う寺務所も境内にある。更には、参道や儀式を行うための土地(祭壇などを設けた地)も含まれる。→日本では、法律上の規定があって、宗教法人法の第三条で規定されている。

よって、神社では「鳥居」が周囲の土地との境界となっていて、そこから先が境内ということになり、寺院では正面に位置するものとして「三門」(空門、無相門、無願門の三境地を経て仏国土に至る門という意味である。また、「山門」と呼ばれることもある。→山になっていなくても「山門」と言う。)より内部が「境内」になる。教会では建物の敷地ということになる。

それ以外の「境内」という言葉としては、日本語に於いては難読漢字の代表的なものの一つである。特に中学入試で漢字の読みを出題する場合は出題率が高い漢字の一つである。(「けいだい」と読むのは言うまでも無い。)

主治医」:主となってその患者の治療に当たる医師のことである。当然のことながら、その患者の治療に関して全ての責任を持つことになる。この点では「担当医」と同義語となる。また、複数の医師がチームを組んで治療を行う場合(例えば、複数の診察科にまたがって治療を行う場合)では、担当医が複数いることになるが、この場合ではそのチームのリーダーのことを「主治医」と呼んで、それ以外の医師のことを「担当医」と呼ぶことがある。

開業医の診療所では、診察を行う医師は決まっているが、病院の外来では1つの科でも曜日によって担当医が異なることが当たり前となっている。風邪を引いた時の注射程度であればともかく、病院の外来で診察を受ける場合は、初診の時の医師に引き続き診察して貰った方が、何かと都合が良くなる。(入院した場合は、その時の医師が担当医となる。)そういうことから、かかりつけの医師のことを「主治医」と呼ぶこともある。

万一の病気に備えて、主治医がいる方が何かと安心できるだけに、医師とは仲良くして、大事につきあいましょう。

ちなみに、英語では「Physician in Charge」と言うが、かかりつけの医師ということで「Family Doctor」という言葉も「主治医」と訳される場合がある。

カルテ」:ドイツ語の「Karte」から来ている言葉であって、診療記録カードのことである。(ドイツ語の「karte」は英語の「card」という意味である。)医学用語はドイツ語から来ているものが多いが、これは明治の時代、日本は西洋医学をドイツから学ぶという体制を採ったためであり、ドイツ語の単語をそのまま日本語にしたためである。「カルテ」はその代表的な言葉としても知られている。

英語では「chart」と言うが、「Medical Record」「Clinical Record」若しくは「Record」と言う場合もある。

実際、医療現場で使用されている「カルテ」とは、医者が患者を診察した時、病状や症状を記入するカードのことである。日本の医師法では「カルテ」ではなくて「診療録」と呼ばれている。で、診察を行った場合は、これをその内容を記すことが法的に義務づけられている。(記録する内容は、最低でも、診察を受けた者の氏名、住所、性別、年齢、病名、主要症状、治療方法、処方および処置、診療年月日を記すことと定められている。)また、病院や診療所では、管理者が、その他の医療機関では医師が、それぞれカルテを5年間保存しなければならない、ということも定められている。

診察記録として残るものであるが、中には仕方なく記している医師がいて、書いた本人であっても、後からそれを見ても、何が書いてあるのか判読できないというようなケースもあって、色々と問題となっていることもある。

近年では、「電子カルテ」と呼ばれるものが登場していて、紙(カード)に記録するものから電子的なシステムに置き換えるものが登場している。紙カルテに対してメリットもいくつかあるのだが、デメリットもあるのは当然のことである。そのデメリットが解決されていないこともあって、国が音頭を取って全国的な展開を進めようとしているにも関わらず、進展が遅いのが現状である。(特に、医療機関が問題視しているのは、停電時は全く使えなくなるが、そういう非常時の問題が大きいとされている。)→そのため、中には、診察の際には紙カルテに記入して、それをスキャナで取り込み、閲覧と保管を電子ファイルで行うという中間のシステムを使っている病院が結構ある。

 

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