SSブログ

MM-9 -MONSTER MAGNITUDE-#1 [ドラマ]

OPでナレーションが石坂浩二だったということで、いきなり雰囲気は「ウルトラQ」という形でスタート。モンスターが登場すると言っても、着ぐるみの怪獣やCGの怪獣が登場することはなく、町を破壊するために暴れるとか、怪獣退治をするヒーロー(戦士)が登場することもない。物語としてはごく普通の日常生活が描かれているということで、「ウルトラQ」のような不思議な世界感覚はないものの、それに近い雰囲気(「ウルトラQ dark fantasy」の別角度の物語と言っても良いかも...

第1話は出だしということで、本作の主役となる藤澤さくらが初めてやってくる前日からスタートする。それだけに、新人が配属されてくるという期待と不安が入り交じった職場という日常の世界が描かれている。(怪獣が登場する作品とは思えない...)

その新人は19歳の藤澤さくらという女性であり、気象庁特異生物部対策課(気特対)のメンバーはその話で持ちきりだった。しかし、さくらの教育係に指名された4年目の朏万里(みかづき・まり)だけは憂鬱に感じていた。

いつものように帰宅した朏だったが、モンスター出現の連絡を受けて現場に向かった。それは、ある海岸にモンスターが現れたというもので、朝になって調査を開始した気特対のメンバーたち。ウミガメが砂浜に産卵のために上陸したのと同じように考え、卵があるのではないかと考えた。朏は目撃者に話を聞きに行き、様子がおかしいことから、何か隠していることがあると感じ取った。

で、目撃者をマークする朏。灰田班長が合流するまで待機となるが、その間に目撃者が動き、車で出掛けた。で、班長が来るまで待たずに、朏は直ぐに後を追った。信号待ちに引っかかって一端見失ってしまう朏だったが、ナビが近道をあることを表示していて、朏はその細い抜け道に車を入れて後を追う。そして抜け道と本道との合流地点で、追跡していた車の前に出て、止めることに成功した。

当然、「危ないじゃないか」と食ってくるが、朏は男がモンスターの卵を持ち去っていたことを見抜き、卵を回収した。

卵は筑波の研究所に送ったということで、一段落。朏は新人が来ることを思い出したが、新人のさくらは遅刻している様子だった。一端帰宅してから再び顔を出すという朏は帰って行く。

そのころ、さくらは地下鉄の竹橋駅を出た所だったが、気象庁の場所が分からず、迷っていた。キョロキョロしながら気象庁に向かうさくら。一方、朏は帰宅するために地下鉄竹橋駅に向かい、その途中で2人はすれ違っていた。

物語は「怪獣(モンスター)」というSF要素が中心になっているが、ドラマの内容というと、職場と直結した日常生活での(仕事に絡んだ)物語であり、怪獣が登場するということを感じさせないものということで、「ウルトラQ」(より近いのは「dark fantasy」ということになる。)のテイストを感じさせるものということで、スタートとしてはまあまあでした。

尚、今回はOPとEDを除いた本編全体の色ノリがやや抑えられているように感じたのだが、これって主人公・さくらが登場する前に、物語の背景となる組織の紹介ということをするためだったからですかね。(となると、古厩監督、なかなかやることが憎いということになりますが...)

「大魔神カノン」は完全な期待外れで、「大魔神」の名前を語った贋作として別の方向に進めているが、本作にはその二の舞にならないか心配する所もあるが、第1話を見た所では、どうやら大丈夫そうで、安心しました。

ところで、本作の売りのポイントは、MBSの放送時にipadアプリで同時配信を行うということである。しかし、第1話はAPPLE社の審査の遅れのためにipad限定のストリーミング配信も実施するということになったが、「APPLE社の審査」って、問題大有りですね。(色々と調べたら、法的に問題有りということで訴えることも十分可能でしょうが、放送局がそこまでやるとは思えませんが...)そういう試みを行うことについては否定しないが、MBSの放送中に「ipadアプリの配信についてはMM9公式ホームページをご覧下さい」という案内の字幕テロップを出したこと、これがだけが今回の放送における唯一の汚点でした。

→MBSのON AIRを見られる人に対しての案内としたら、ON AIR中に行う意味は殆ど無い。一方、MBSを見られない人(MBSの視聴エリア外の人)への告知は有用だが、放送内で行っても意味なしである。

ということで、見るのはMBSのON AIRで見て、録画保存用は土曜深夜のBS-TBSでの放送をということになりそうです。(但し、BS-TBSの初回放送でテロップなどがどうなるか次第ですけど...)ただ、MBSの放送の3日後にBSデジタルでの放送があるということは、録画ミスがあった場合の予備ということになるだけに、嬉しい所ではありますが...(東京地区では、MXの放送とBS-TBSの放送が時間的に連続することになるため、予備体制があることになります。)

 

↓原作小説はこちら

MM9 (創元SF文庫 )

MM9 (創元SF文庫 )

  • 作者: 山本 弘
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/06/20
  • メディア: 文庫

MM9

MM9

  • 作者: 山本 弘
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。