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ケータイ刑事銭形泪32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第19話(通算では第32話)「よっ、座布団一枚! ~人気落語家殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、この物語がこの時期だったと言うこと(当然、これが活かされている。)で「梅雨」について、高村さんはこれだったということで「非番」について、テレビを見ていた高村さんの口から出た言葉である「凸凹コンビ」について、そしてこの物語でポイントとなった「寄席演芸場」について記します。尚、「梅雨」については「・32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 4」で、「凸凹コンビ」については「・32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 6」で、「寄席演芸場」については「・32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 3」で「寄席」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/9/13、16、17、19、20、21、23日付けで記しています。)

梅雨」:読みは「つゆ」が一般的であるが「ばいう」と読む場合もある。(例えば「梅雨前線」では「つゆ」」とは読まずに「ばいう」と読む。)

また、漢字では「黴雨」と表記する場合もあるが、これは、黴にとっては最も繁殖しやすい時期であって、黴を良く目にすることから、この表記がされるようになったものである。また、英語では「The Rainy Season」と言い、「雨期」ということになっているが、近年では日本や東アジアに関する注目が集まっていることもあって、英語、ドイツ語、フランス語などでは「Tsuyu」という言い方も浸透しつつある。

毎年6月から7月にかけて、中国の揚子江流域から華南、華中の沿岸地域、朝鮮半島南部と日本(北海道と小笠原諸島を除く)において見られる東アジア特有の気象現象であって、この期間は雨の多い期間である。雨脚は特に強いものではないが、長期間にわたって雨が降り続くというのが特徴であって、この点が熱帯地方に見られるスコールや、サバナ気候やモンスーン気候に見られる雨期の雨とは東風なっている所である。しかし、雨が降り続く期間ということでは、ある意味では「雨期」ということにもなる。この期間は一ヶ月から一ヶ月半ぐらい続く。(年によって、期間の長短があるのも特徴であり、梅雨入りと梅雨明けの日はある程度決まっているものの、いつからいつまでというように一定していないのも特徴である。)但し、暦の上では、太陽が黄経80゜を通過する日(6/11または6/12)となっているが、これは気象学的な意味がある訳ではない。(あくまでも、この頃という暦からきたものである。)但し、気象学での「梅雨」は梅雨前線が南岸沿いに停滞することをさして言う。

「梅雨」の語源は、梅の実が熟する頃の雨、という説と、カビが生えやすい時期の雨ということから「黴雨」としたという説、またはカビによって物が「ついゆ(費ゆ、弊ゆ、潰ゆ→「傷む、悪くなる」という意味)」ことに由来する、という説がある。また、季節的には陰暦の5月頃という時期になるため、「五月雨(さみだれ)」と言う場合もある。

梅雨入りとなるのは南の方が早く、北に行くほど遅くなる。年によって多少の前後があるものの、標準的な年であれば、沖縄地方では5月上旬に梅雨入りし、6月下旬に梅雨明けとなるが、九州南部では5月末頃に梅雨入りとなって、7月中旬に梅雨明け、九州北部から中国・四国では6月上旬に梅雨入り、7月中旬に梅雨明け、近畿、東海、関東では6月上旬の梅雨入り、7月下旬の梅雨明け、東北北部でも6月中旬に梅雨入り、7月下旬に梅雨明けと言うのが例年のパターンである。また、台湾や華南では5月中旬に梅雨入り、6月下旬に梅雨明け、朝鮮半島南部では6月下旬に梅雨入りして7月下旬に梅雨明けとなる。

尚、特に説明の必要は無いであろうが、「梅雨」「黴雨」をはじめ「入梅」「梅雨明け」「空梅雨」「旱梅雨」「五月雨」などは全て夏の季語となっている。(季節を考えると当たり前ですね。)で、これらの季語を含んだ俳句としては、松尾芭蕉の「五月雨を集めて早し最上川」は誰でも知っている余りにも有名な俳句ですね。

非番」:当番ではないこと、または当番ではない人のことである。「番」とは「当番」のことを指し、それを否定する「非」が付いた言葉である。尚、ここで言う「当番」とは、交代である役割を担当する役割を務める「当番制度」のことだけではなく、交代制の職場なども含む。(基本的に、その部署に所属する全従業員が同時に勤務するのではなく、複数の班に分かれて交代で勤務する職場が該当することになる。例えば、24時間の連操職場や警備員なども該当することになる。)

非番の人は、その人にとめとその日は休日ということになる。連操職場に勤務していれば、平日の昼間が休日になったりすることも当たり前のことである。

尚、英語では「Off」と言う。

凸凹コンビ」:「凸凹」(でこぼこ)というのは、物の表面に起伏があって平らではないことを指したり、多い/少ない、大きい/小さいがあって不揃いであること、均一でないこと、不釣り合いなこと、バランスが悪いこと等を指す言葉である。また、この漢字を逆に並べて「凹凸」と言う場合もあり、意味は基本的に同じである。が、この場合の読み方は「おうとつ」となって「ぼこ・でこ」とは読まない。(「凸凹」は「とつおう」と読むこともあるが、一般的には「でこぼこ」と読む。)→「表面が均一でない」という意味で言う場合は「凹凸」と言うことが多く、「凸凹」と言うと「不釣り合い」「バランスが悪い」ということも同時に言う場合に多い、という傾向がある。

一方、「コンビ」とは「コンビネーション」の省略形であって、組み合わせのことである。人に関して言う場合は「二人組」のことを指す言葉である。(2人の性別に関しては、同性/異性に関係ない。)

「凸凹コンビ」とは、二人組であって、その2人の人が「大きい/小さい」、「太っている/痩せている」というように、見た目が対照的な2人のコンビのことを言う。または、普通に考えると不釣り合いと感じられる二人組のことをいう。(優秀な人と落ちこぼれのコンビなどで、「ケータイ刑事」の銭形と相棒刑事はこれに該当する所がある。)

尚、見た目が対照的なコンビは、お笑い芸人の世界に色々とみられ、漫才コンビに多くある傾向がある。但し、漫才コンビは「ボケ」と「ツッコミ」というそれぞれの役割があることを考えると、見た目では「凸凹コンビ」と言えなくても役割からすると最初から「凸凹コンビ」であると言うことが出来る。

また、小説、映画、テレビドラマ、漫画などのフィクションの世界でも、主人公を二人組にして、凸凹コンビにするというのは古くからあることである。江戸時代の作品である十返舎一九の「東海道中膝栗毛」の弥次喜多コンビ(弥次郎兵衛と喜多八)は凸凹コンビでは古典であり、その後も数多くの凸凹コンビが登場している。世界的に知られているのは「スターウォーズ」シリーズのR2-D2とC3POということになるのでしょうかね...(そのモデルとなったのが黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」(1958年)に登場した太平と又七というのも余りにも有名ですね。)尚、フィクション作品に登場した凸凹コンビは余りにも数が多いので、省略するが、色々と考えると、直ぐに両手の指では数え切れない数の凸凹コンビが思い浮かびますよね。

寄席演芸場」:単に「寄席」と言う場合や「演芸場」と言う場合もある。落語、講談、浄瑠璃、浪花節、手品、音曲などの大衆演劇の興行が行われる興行場、興行小屋のことである。特に「演芸場」と言うと、上演演目に関係ないが、「寄席」と言うと落語の上演を行う専門の演芸場のことを特に言う。

尚、「寄席」と表記して「よせ」と読むが、元々は「よせせき」と読んでいたものが省略されて「よせ」と言うようになった。

歴史についてはちょっとした変遷がある。江戸時代の大衆演芸は、主に神社や寺院の境内の一部を借りて行われていた。しかし、場所の関係もあって、定期的に上演ということにはならず、不定期に行われていたものであった。そのため、定期的に興行を行う場所として芝居小屋などが生まれることになる。それらの中でも、落語や講談を専門的に行う小屋が元禄年間に生まれる。この専門の芝居小屋のことを、当初は「寄席場(よせば)」と呼んでいたが、次第にこれが省略されて「寄席」と呼ばれるようになった。

また、寄席は大衆娯楽を提供する場所ということになるため、次第にどこの町にも作られていくようになって、全国的に盛んになっていく。そしてそうなると、全国にある寄席を旅しながら巡業する芸人一座も登場することになる。その一方で、全国に芸の旅にでることをしないで、特定の定まった寄席でのみ興行を行う芸人たちも現れる。特に落語や講談では後者の傾向が強く、落語や講談を専門に上演するものが「寄席」と呼ばれるようになり、それ以外のものは「演芸場」と呼ばれることが多くなっていった。

しかし、明治になると、大衆演芸以外にも人々の娯楽が数多く登場していくことになって、寄席や演芸場の数は減少していくことになる。

一方、客席に目を移すと、寄席演芸場の観客席は基本的には畳敷きであって、椅子は無かった。(これは芝居小屋も同じである。)数人が座ることが出来る大きさの四角形に区切られた「枡席」があった。(→現在でも、大相撲の客席に「枡席」は残っている。)しかし、明治以降は西洋化の流れによって、枡席は椅子に置き換えられていき、現在の寄席の観客席は椅子席である。(映画館、劇場などと同じである。)

ちなみに、アメリカ英語では「Vaudeville Theater」、イギリス英語では「Musichall」と言い、米英では異なる単語が使われる。尚、イギリス英語での「ミュージックホール」は小劇場、寄席、演芸場と言う意味であるが、日本語化したカタカナの「ミュージックホール」と言うと、音楽用の劇場というイメージがあるだけに、ちょっと注意が必要である。

 

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