EL DeBARGE『EL DeBARGE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1986年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。それまではファミリー・グループであるDeBARGEで活動していたのだが、新たなステージに旅立って行くことになった。(その後、DeBARGEは1989年に解散している。また、1985年までには4枚のアルバムを発表していた。)本アルバムはDeBARGEのアルバム並みのヒットとなって、Billboardのアルバム・チャートでは最高位24位を記録している。(ソロ・デビュー・アルバムと言うことではまずまずの結果であった。)
収録曲は以下の全10曲である。『Who's Johnny』『Secrets Of The Night』『I Wanna Hear It From My Heart』『Someone』『When Love Has Gone Away』『Private Line』『Love Always』『Lost Without Her Love』『Thrill Of The Chase』『Don't Say It's Over』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Who's Johnny』はBillboardで最高位3位を記録する大ヒットとなって、1986年の年間シングル・チャートでも67位にランクインしている。また、イギリスでも最高位60位を記録している。続く2nd.シングルの『Love Always』はBillboardで最高位43位、3rd.シングルの『Someone』は同70位を記録している。
お薦め曲は、ソロ・シンガーとしての彼の最大のヒットになった『Who's Johnny』、そしてシングル・ヒットを記録している『Love Always』『Someone』の2曲、それ以外からは『Secrets Of The Night』『Lost Without Her Love』『Don't Say It's Over』と言うところをピックアップしておく。
ソウルフルで'80'sサウンドの王道を行くものであるのだが、「DeBARGEと何が違っているの?」と尋ねられると、特に答えに詰まってしまうことになる。ということで、本アルバムは「DeBARGE」の名前が通用してそれなりのヒットとなっただけであり、今になってみると、彼のソロ・デビューに対するご祝儀といった感じで終わっている。
とは言っても、如何にも'80'sらしいサウンドであり、'80'sのブラック・ソウル/ダンス系ミュージックを聴く場合はDeBARGEと共に忘れられないアーティストである。結果的に本アルバムが彼のソロ・アルバムの中でも最大のヒットになっているだけに、聴くのであればやはり本アルバムですね。
↓ベスト盤もありますが、やはりオリジナルアルバムで聴きましょう!
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