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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その168) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「競馬場の訓練」です。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・7話」、「007」からは「美しき獲物たち」です。

ケータイ刑事」:「・7話」。「時に愛は命を奪う ~恋愛小説家殺人事件」という物語である。ちゃんが填っている恋愛小説家が殺されたということで、いつも以上に力が入っているちゃん。第一発見者であり、被害者の妻である知帆に事情を聴く泪ちゃんと五代さんは、被害者の恋愛小説家芥川三十五には50人の恋人がいて、もめ事が絶えなかったと聴かされる。また、ダイイング・メッセージとして「うま」と記されたものが現場にあった。で、芥川のスケジュール帳を提供されると、それを元にして交友関係を調べ、「馬」に関係しそうな人物として女性ジョッキー・馬場あさみの名前を発見した。ということで、2人は馬場に話を聞きに行った。(馬場はジョッキーなので、競馬場にいた。)

馬場は、芥川とつきあっていたことを認めるが、「殺すほどは愛していない」と言って犯行を否定した。更に、(芥川よりも)五代さんの方が好みであって「お前を今日から『パラダイスオズマゴロシ』と命名しよう」と言って、馬の鞭をふるって五代さんを追いかけ回すことを始めた。(ちなみに、日本では競走馬の名前は(カタカナで)9文字以内にしなければならないという規定があるため、「パラダイスオズマゴロシ」は11文字となるため、こういう名前は認められません。が、人間である五代さんのことを言っているのだから、まあ問題は無いでしょうが...)

五代さんは馬場あさみに追いかけ回されたことで、(芥川を殺した)犯人はあいつだ!と主張していたが、ちゃんは、それならばダイイング・メッセージがおかしい、ということで、簡単に五代さんの推理(と言うよりも、逆恨みですね...)を否定した。

→結局、馬場あさみは事件とは無関係であって、犯行は芥川の妻・知帆でした。(ダイイング・メッセージで「うま」とあったのは、紙を折り曲げて「ちほ」と書いていたものであって、折ったところを広げたら「うま」となっていたのでした。)

007」:「美しき獲物たち」。1985年のシリーズ第14作で、3代目ボンドの第7作であり、かつ最後の作品である。ICチップを巡る物語であるが、ステロイド、薬物というものを絡めたストーリー展開となっていて、現在でも十分通用する物語となっている。4代目以降の作品は、麻薬かテロに関係したストーリーが殆どであるだけに、逆に「007」らしい物語になっていると感じられるものである。

ゾリンに関して情報を探るため、ゾリンノ競走馬ノ競売が行われるということで、ボンドはSt.ジョン・スマイスと名乗って、それに参加する富豪ということでゾリンの屋敷に行った。

夜になって、ボンドはゾリンの厩舎の地下に秘密のラボがあり、そのラボはステロイドの研究をしていて、馬にステロイド注射の仕掛けをしていたことを突き止める。が、ゾリンの配下の用心棒が厩舎にやってきたことで、ラボに侵入した痕跡を残してしまい、ゾリンにマークされることになる。その夜は、昼間のメイデイとの約束を口実に、辛うじて難を逃れたボンドは、翌朝、ゾリンに呼ばれ、じっくりと話す。が、それはゾリンがスマイスの身元を確かめるために時間を取ったものだった。ボンドに呈しては、どういう馬を買いたいのか、ということから良い馬を紹介する話をしていたが、ボンドの顔写真から照会して、イギリス情報部のジェームズ・ボンドということが分かってしまう。で、ゾリンはボンドを消すための策略として、ボンドに馬の試乗に招待した。

やってきたのは練習用の競馬場であった。ゾリンはボンドに紹介する馬として「インフェルノ号」を連れて来て、ボンドに競争をすることを申し出た。ボンドは断ることが出来ず、それを受けた。

ゾリンとボンドの馬の競走が始まる。コースは障害コースであり、ゾリンの馬が先行し、ボンドが後を追う。が、ゾリンの馬が障害を越えると、直ちに、ステッキに仕込んであるリモコンで障害を動かす細工をする。(障害の高さが高くなったり、壁が手前に動き、その後の水郷が長くなったりという有様だった。)ボンドは障害が動いても落馬せずに何とか付いていくが、ゾリンの手下たちの馬は動く障害には敵わず、次々と落馬していくことになった。

ゾリンはボンドがまだ付いてきていることから、インフェルノ号にステロイドを射つリモコン操作を行った。これでインフェルノ号は一段と激しく暴れ、ボンドは振り落とされないようにするのがやっとだった。で、コースを飛び出して森の中を駆けていくインフェルノ号とボンド。直ぐにゾリンの手下たちが追った。

逃げるボンドは途中でチベット卿のロールスロイスが走ってくるのを発見し、近づいていき、馬からロールスロイスに乗り移ろうとする。が、チベット卿は既にころされていて、ロールスロイスはメイデイが運転していたのだった。これでボンドは万事休すとなって、ゾリンに捕まってしまった。

ゾリンはこれまではスマイスノ名前で呼んでいたガ、ここで初めてボンドに対して「ジェームズ・ボンド」の名前を口にして、抹殺することを告げた。で、ボンドは気絶させられ、ロールスロイスに乗ったまま、近くの湖に沈められていく。が、辛うじて意識を取り戻したボンドは、水中に沈んでいくロールスロイスから脱出する。が、水面には様子を見ているゾリンたちの姿があるため、直ぐに水面には出ず、タイヤのチューブに入っている空気を酸素ボンベの代わりとして利用して、水面に映るゾリンたちが帰って行くのを待った。で、ゾリンたちはロールスロイスが完全に水没したのを見計らうと、ようやく去っていったので、ボンドも湖から脱出して、辛うじて脱出したのだった。

共通点は、練習用の競馬場を舞台にして、共に散々な目に遭っているということである。(「ケータイ刑事」では馬扱いされて調教されており、「007」では暴れ馬に乗らされることになり、敵に捕まって殺されかけた。)また、その場所は競馬場ではあるものの、訓練用の馬場であり、そこを知り尽くした人物(馬場あさみ/ゾリン)がそれを利用して相手(五代さん/ボンド)をいたぶっていたということである

相違点は、「ケータイ刑事」では馬には乗っていないが「007」では乗馬しているということ、「ケータイ刑事」では主人公の銭形ではなくて相棒の五代さんが散々な目に遭ったが、「007」では主人公のボンドが散々な目に遭っているということ、「ケータイ刑事」ではその場に関係した人物では死者は出ていないが、「007」ではその場に関係した人物の中に死者が出ているということである。(これは、「ケータイ刑事」では一応事件の容疑者ではあったものの、事件に直接絡んでいない人物とのやりとりぶあったが、「007」ではこの物語の敵ボスに正体がばれる所であり、敵との対決の第1ラウンドであったためでもありました。)

次回も「シチュエーション」ということで記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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