EMOTIONS『REJOICE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1977年に発表された三姉妹グループである彼女たちの4枚目のアルバムであり、彼女たちのアルバムでは最大のヒットを記録したアルバムである。(シングル・カットされた『Best Of My Love』は全米No.1ヒットとなった。)当時、絶頂期にいたEW & Fの元で活動していた彼女たちであるが、EW & Fの勢いに乗り、M・ホワイトのプロデュースが大ヒットに繋がった。ということで、本アルバムはEW & Fのような雰囲気もあるアルバムとなっている。尚、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位7位を記録していて、1977年のBillboard年間アルバム・チャートでも74位にランクインしている。
収録曲は以下の全9曲である。『Best Of My Love』『A Feeling Is』『A Long Way To Go』『Key To My Heart』『Love's What's Happenin'』『How'd I Know That Love Would Slip Away』『Don't Ask My Neighbors』『Blessed』『Rejoice』。
この中からシングルカットされたのは2曲であるが、『Best Of My Love』はBillboardで4週連続1位を獲得し、1週だけその座を明け渡したが、翌週に再び1位を獲得して、都合5週に渡って全米No.1の座を獲得する大ヒットになり、1977年のBillboard年間シングル・チャートでも堂々の3位にランクインしている。また、イギリスでも最高位4位を記録している。続いて2nd.シングルとしてリリースされた『Don't Ask My Neighbors』はBillboardでは最高位44位を記録している。
お薦め曲は、やはり全米No.1ヒットの『Best Of My Love』は外せない。それ以外では『A Feeling Is』『A Long Way To Go』『Blessed』というところと、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Rejoice』をピックアップしておく。
本アルバムはM・ホワイトのプロデュースであり、更にEW & Fのメンバーの何人かも参加しているということもあって、EW & Fのサウンドという雰囲気に満ちたものになっている。一応、EMOTIONSのアルバムなので、メイン・ボーカルは女性になっているが、このことを除くと正にEW & Fという様な曲まであるぐらいである。このことが結果的に大ヒットに繋がったのだが、'70's終盤のあのディスコサウンドに染まった雰囲気をたっぷりと味わうことが出来るのは、これはこれで貴重なものであり、うれしい所でもある。(EW & Fファミリーと言うことになりますが...)尚、彼女たちは本アルバムでEW & Fのお世話になったということもあって、1979年のEW & Fの大ヒット曲『Boogie Wonderland』ではコーラスで参加しているというのも有名な話ですね。
ただ、EW & Fの世界とは離れた彼女たち独自の世界を楽しみたいという声も出てくるでしょうが、長いものには巻かれろ、ということで製作されたアルバムというのもまた宜しいかと...
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