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「SCHOOL TIES」 [映画(洋画)]

表題の作品は1992年のアメリカ映画「青春の輝き」である。物語の舞台はニューイングランドのある名門校で、青春ドラマである。ということで、当時の若手スターたちが数多く出演していて、現在ではビッグネームに成長しているスターの若き須方を見ることの出来る作品である。こういうような作品は、定期的に生まれていて、制作当時は次代を担うスターの卵たちが多数出演、というのが謳い文句となるが、制作から10年以上も流れると、違った意味でキャスティングにも面白い所を感じられる作品になるだけに、面白い所である。

作品データを記しておくと、時間は108分、原案はディック・ウルフ、監督はロバート・マンデル、脚本はディック・ウルフとダリル・ポニックサンの2人、撮影はフレディ・フランシス、音楽はモーリス・ジャールである。そして出演は、ブレンダン・フレイザー、クリス・オドネル、マット・デイモン、ランダル・バティンコフ、アンドリュー・ロウリー、アンソニー・ラップ、ベン・アフレック、コール・ハウザー、ケヴィン・タイ、エイミー・ロケイン、エド・ローター、ジェリコ・イヴァネク、エリザベス・フランツ、ジャクリーン・キャンバス、ピーター・ドーナット、たちである。

時は1955年、ニュー・イングランドのフットボールの名門校であるセント・マシューズにデイヴィッドという奨学生がフットボールの腕前を認められて編入した。ユダヤ人である彼はそのことを隠しつつ、最終学年での転入であり、労働階級の出身ということもあって、彼は多くの生徒から注目されることになる。ルームメイトのクリスやフットボール部のチームメイトのリップ、コナーズ、ディロン、マクギヴァンたちとも仲良くなり、持ち前の明るさから人気者にもなる。やがて、舎監でもあるフランス語教師・クリアリーと対立したり、試合での活躍、彼女が出来て恋の道をススで行くというように、青春を謳歌するデイヴィッド。しかし、勝利したフットボールの試合後のパーティで、サリーがデイヴィッドとつき合っていることをディロンに告白たことから気まずくなり、ディロンはデイヴィッドがユダヤ人であることを知り、そのことをクラスメイトに話す。すると掌を返したようにデイヴィッドに対する風当たりが変わり、仲良くなった仲間たちからも敬遠されるようになる。そんな中、テストでカンニング事件が起こり、デイヴィッドはその濡れ衣を着せられてしまう。しかし、カンニングを目撃していた級友によって、ディロンが犯人だったことが分かり、デイヴィッドは救われ、ディロンは退学処分になるのだった...

青春ドラマと言うことではありふれた物語であるが、時代背景を1950年代という人種差別が根強く残っていた時代に設定したことがポイントで、物語が良く回っている。(但し、'50'sという時代のことを少しは知っておかないと、分かりづらいことになる。)

また、本作には'90's後半から2000年代になって大活躍することになるスターが何人か出演しているが、彼らの若い須方を見ることが出来るというのもポイントの高いところである。(この点については、製作からある程度の歳月が流れたことによって逆に価値が出てくるものであるので、製作時にはなかったセールスポイントになっている。)

物語の方は特にここが、というものではないが、全体的にはよく纏まっているということで、将来の有望株の顔見せ映画というレベルの作品ではなく、十分に鑑賞に堪える作品となっている。

特定のスターに注目してみるというのも面白いところであるだけに、何回か違った視点で干渉するという楽しみのある作品である。

 

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