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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・AS2話)[裏ネタ編]PART 12 [ケータイ刑事]

今週も(月曜夜の)「名曲探偵アマデウス」は再放送(ファイルNo.065のJ・シュトラウス「ワルツ『美しく青きドナウ』」)でした。来週は久しぶりの新作となるファイルNo.072のハイドン「弦楽四重奏 作品64-5『ひばり』」の登場で、9/13はファイルNo.073のウェーバー「魔弾の射手 序曲」、9/20はファイルNo.074のワーグナー「トリスタンとイゾルデ」と続きます。(結局9月も新作は3本で、半年で15本ペースが続いています。)よって、今週も代打のちゃんの登場です。(来週から3週間は、火曜一番は「名曲探偵アマデウス」になります。)


銭形泪」の2nd.第24話(アナザーストーリー第2話であり、通算では第37話)の「第三帝国からの挑戦状 ~アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、この人物については閣下だけでなく世是不・月経流巣(ヨゼフ・ゲッヘルス)も悪く言っていたが、その「スターリン」について、「裏切り者」について、閣下の口からでた言葉である「ヒント」について、月経流巣が惚けていたことから「偶然」について記します。尚、「スターリン」については「・36話(2nd.23話・AS1話)[裏ネタ編]PART 7」で、「裏切り者」については「・35話(2nd.22話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをそれぞれベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は前編は「ここをクリック」、後編は「こちらをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/11/21、23、24、25、26、29、30、12/1、2日付けで記しています。)

スターリン」:Иосиф Сталин(ロシア語)、JOSEPH STALIN(英語)、ヨシフ・スターリン(日本語カタカナ表記)、1878/12/18生まれ、1953/3/5没のソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)の政治家であり、ソ連の指導者である。(立派な口髭を蓄えている人物としても有名でありますね。)1917年のロシア革命の成功でソビエト連邦の創始者となったレーニンが1924年に亡くなると、後継の権力闘争を勝ち抜いてソ連の2代目の最高指導者となった。(ソ連の歴代最高指導者は8人いるが、彼がその中で最も長期間に渡って最高指導者の地位にいた。その期間は約29年に及ぶ。)そして5ヶ年計画を推し進める一国社会主義を推進して、ソ連を世界の超大国に躍進させた。また、彼が最高指導者として君臨していた1936年に制定された「ソビエト社会主義共和国連邦憲法」は別名「スターリン憲法」とも言われるが、これがソ連の政治の元になった。(1980年代にペレストロイカによって憲法改正が行われるまで、実質的にこれがソ連を支配していた。)

彼の政策は、工業化と集団化、集中管理を推進していくことであり、従来のボリシェヴィキの理論である「世界革命」路線を放棄して、一国で共産主義を構築する「一国社会主義」である。また、反対派を次々と粛清していったこともあるが、これが受け入れられることになり、また結果を出した。更に、秘密警察と情報機関を強化したのも彼である。→ソ連が成立して最初の最高指導者はレーニンであったが、スターリンの政策がソ連の礎を築いていくことになった。

悪名高い(後になって悪名が高いこととして知られているが、当時はこれを「悪」と口にデモしたら粛清されるのは確実でした。)のが1930年代後半(1936~1938年)に行った「大粛清」であるが、これを行ったことで彼の政策の反対勢力を完全に排除することになり、政敵はいなくなり、個人独裁体制を完全に築き上げることとなって、長期にわたる独裁者となった。尚、ソ連の資料では、大粛清によって約70万人が処刑されたとされているが、実数についてはその2倍から3倍に達するもの(200万人に達するのでは?と言われている。)と考えられている。

数多くの政策の中で、1939年にはドイツとの間で独ソ不可侵条約を結んだが、これは犬猿の仲(お互いに認め合っていた所もあるが、犬猿の仲と言うことも認めている。)と言われたヒトラーとスターリンが手を結んだ条約としても知られているものである。これによってドイツとソ連は敵にならない関係となったのだが、1941年6月にドイツ軍がバルバロッサ作戦(ナチス・ドイツのソ連の奇襲攻撃)を開始したことで、ドイツとソ連の両国が戦争状態に突入し、不可侵条約は消滅している。(ヒトラーが条約を破る形になった。)→独ソ不可侵条約はスターリンからすると破られる形になったが、彼は1945年8月に、以前から結んでいた日ソ中立条約を破棄して日本と満州国に宣戦布告している。→閣下が「ヒトラーとスターリンは信用できん」と言っているが、ヒトラーが独ソ不可侵条約を、スターリンが日ソ中立条約という共に「侵攻しない」という条約を破棄して戦争に参加しているだけに、なかなか鋭い所をついた言葉でもある。

第二次大戦は戦勝国となったソ連は、東欧を中心に多くの国々を占領し、東欧に共産主義諸国を生み出すことになった。そしてこれは東西冷戦の要因となって戦後の世界に大きな影響を与えることになったのは言うまでも無い。

そんな彼も、1953/3/1に寝室において脳卒中の発作で倒れ、右半身を麻痺させて昏睡状態となった。一時的に意識を回復したものの、3/5に危篤に陥ってそのまま死亡した。遺体は防腐処理されてレーニン廟で保存されることになった。(但し、1961年に、時のソ連の最高指導者・フルシチョフがスターリン批判を繰り返していたことから、レーニン廟から撤去され、焼却された上、クレムリンの壁に埋葬された。)

スターリンの死後、マレンコフが最高指導者となるも、権力闘争のために僅か9日でその座を明け渡し、フルシチョフが後任の最高指導者となる。(フルシチョフは、レーニン、スターリン、マレンコフに次いでの4人目のソ連最高指導者となるのだが、マレンコフの最高指導者が僅か9日だったことで、第2代ソ連最高指導者・スターリンの後継者は第4代のフルシチョフということになっている。)そのフルシチョフはスターリン批判を繰り広げることで、世界にスターリンの恐怖政治を知らしめることになった。しかし、フルシチョフは11年後1964年に失脚する形で最高指導者の地位を追われることになり、スターリンの名誉回復の動きが早速始まった。そして、1991年にソ連が崩壊すると、スターリンに対して再評価されるようになっている。→時代が変わると評価も変わると言うことは珍しく無いが、スターリンもまた大きく評価が変わった人物として、歴史の中でも有名になっている。

裏切り者」:「裏切り」という行為を行った人物のことを指す。英語では「Traitor」「Betrayer」などと呼ばれる。また、日本語では「反逆者」「売国奴」などと呼ばれることもある。裏切り者と認識されると、全く信用を失ってしまい、誰からも手を差しのべて貰えなくなるのが普通である。(寝返ったことで新たに味方(仲間)になった仲間たちからも、また裏切るかも知れないとして、完全に信用されないのが普通である。)

「裏切り」とは、敵対関係にある相手側に寝返ること、または約束(国家間の場合では、同盟や条約も含まれる。)を守らずに味方だった仲間のやろうとしていることを邪魔したり、阻止したりする行為のことを指す。「背信行為」と言う場合もある。

歴史上で有名な「裏切り者」として知られているのは、イエス・キリストの弟子の一人で十二使徒の1人であるイスカリオテのユダ、関ヶ原の合戦で西軍から東軍に寝返った小早川秀秋たちが知られている。特にユダの場合は、キリストを裏切ったということから、世界的にも「裏切り者」の代名詞としてその名前を知られている。(但し、そのユダも、反キリスト教の信奉者の中では英雄扱いされることもある。→1つの事象でも、立場が変わると真逆になるということの典型的な例である。)

それ以外でも、戦争中の二重スパイなども、敵国と内通していて、相手に有利な情報を流すということで、「裏切り者」の代表的なものとして知られている。また、東西冷戦下で、東側から西側に、または西側から東側に亡命した人も、それぞれの陣営からすると「裏切り者」と見なされていた。

「裏切り者」に対しては、元の組織からすると、自分たちの間でも重要な情報として秘密扱いにしていた情報を含めて、敵に対して有利になる情報を提供する存在となり得るだけに、抹殺しようとするのは良くあることである。また、裏切り者を受け入れた側、則ち、今までは敵だったが裏切りによって新たに味方になった者に対しても、再び寝返って(自分たちを)裏切るかも知れないという気持ちが何処かにあるものであって、100%の信頼は得られず、絶えず周囲から警戒されることになる。

また、日本の忍者が、忍者を止めて民間人になること、またはそういう人を「抜け忍」と呼ぶが、これは敵に寝返るということまではならないにしても、元の忍者集団からすると「裏切り者」扱いされる。そのため「抜け忍狩り」と称して、抜け忍を抹殺するというのも忍者の世界ではありふれたことであった。

ヒント」:英語では「Hint」。手掛かり、糸口、ほのめかし、暗示、などのことである。また、問題を解く場合、正解に近づくために手助けとなる情報のことでもある。

以前は「手掛かり」「暗示」「示唆」という意味として「サジェスチョン(Suggestion)」という言葉も使われていたが、現在では「ヒント」と言う言葉が完全に日本語化していて、正解を導くのに助けとなる情報、として定着している。→クイズではヒントが当たり前になっているが、何でもヒントを用意するというのもまたつまらなくするだけですけど...

偶然」:何の因果関係もなく、予期していない事象が起こることをいう。または、「たまたま」という副詞の意味もある。またこの言葉は「必然」と対極にある言葉(反対語)である。

英語では「Contingency」、ドイツ語では「Zufall」、イタリア語では「Contingenza」、スペイン語では「Contingencia」と言う。

また、哲学の世界でも使われる言葉であって、「必然(必然性)」という言葉の定義に応じて、その反対語として用いられるため、様々な意味を持つことになる言葉でもある。

「たまたま」「はからずも」というように、たまたま起こったという意味や「まぐれ」「出会い頭」という意味も持っている。これはある方向に進む因果関係に対して、それとは全く異なる方向を持つ別の因果関係が交錯している場合に、それぞれの因果関係は独立しているにも関わらず、2つの交錯する点で2つの事象が出くわすことが起こった場合のように、発生する確率の低い事象が起こったレアケースのことを指している。要するに、滅多に起こらないこと、という意味で使用されることが多い、ということである。

尚、数学の世界に於いて、確率論は「偶然」という概念が根底にあるものである。(例えば、サイコロを振って「1」が出るのも「6」が出るのも1/6の確率の偶然である。→イカサマ・サイコロで特定の目が出るように細工したサイコロでは、その特定の目が出ることが「必然」であるため、確率論は成立しないことになる。)

また、ギャンブルなどの賭事は、基本的に「偶然」によって結果が支配されているものである。(但し、胴元が儲かるような掛金の再配分率になっていますが...)宝くじも同様である。

 

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