BS-TBSベストドラマ100#21・「銭形零・2nd.10話」 [ケータイ刑事]
前回が前後編の物語の前編(「銭形零」の2nd.9話「ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(前編)」)だったので、今回はその後編の登場でした。が、これでおそらく「銭形零」の登場は打ち止めでしょうね。(1st.シリーズの中で、どうしてこれを取り上げないの?という作品がありますけどね...)
それにしても、「後編」となった時の中江有里のナビゲートで語る内容というのは、本当に面白い所が内ですね。独立した1話であれば当たり外れがあるが、「後編」となった時はハズレばっかりであって、邪魔なだけ。(「賞味期限」がどうのというような話ではなく、完全に邪魔でしかない。)「ケータイ刑事」の場合は「鑑識メモ」がカットされてしまっているだけに、余計にナビゲートの部分がうっとうしく感じられるだけである。
物語の中身の方は、これぞ「ケータイ刑事」というネタがてんこ盛りであって、日本人であれば誰でも知っている織田信長を相手にして「レレレ」とやる零ちゃんということを考えると、これだけで唸ってしまう所である。まして、後の豊臣秀吉(本作では木下藤吉郎として登場)、後の徳川家康(本作では松平元康として登場)、明智光秀まで出てきて、現代からやってきた犯人を捕らえるために零ちゃんが芝居をさせるというのだから、歴史の教科書も真っ青です。
ただ、今回の物語(百回記念であるが、それは「前編」であって、「後編」である今回の物語は「ケータイ刑事」の第101話である。)をピークにして、TVシリーズの「ケータイ刑事」はスケールダウンしていくことになるだけに、この時にやりたいことは概ねやってしまった、というところですかね。(「雷」の2nd.や「海」の一部では面白さも復活していた所があるが、トータルでのピークは「零」までで、「海」がイタチの最後っぺとも言うべき面白い所があったのですが...)→8代目の「結」に対しては、期待していると外されて「期待外れ」となってしまうよりは、期待していないで「思ったより良かった」となった方が気分的によいので、大きな期待はしないことにしていますが...
今回で「ケータイ刑事」の本家四姉妹の部分も締めと言うことになり、「恋日」も1st.は打ち止めでしょうし、今週で本年度上期が最後ということになるので、今回を以て終了してしまえばよいのに、来週からも続きます。で、来週は「恋する日曜日」ですが、2nd.に突入して、その第1話の「終わらない歌(前編)」の登場です。(ということで、再来週はその「後編」ということになります。)まあ、この番組は5月スタートだったことを考えて、あと一ヶ月続けるということでもよいか、という程度ですが、作品解説についても何か手を打ってくれないですかね。→「恋日・2nd.」は、15秒のOPタイトルに続いて30秒の曲についての解説がある(前後編の「後編」の時は「前編」のあらすじになる。)だけに、ナビゲーターはそれでなくても邪魔に感じてしまうのは目に見えている...
尚、10/30には、昼間の枠だけでなく、夜の23:30からも「ベストドラマ100」という枠が取ってあるが、「銭形結」に向けての「ケータイ刑事」の分家姉妹シリーズを少しでも流しておこうと言うつもりなのかしら???→それをするよりも「ケータイ刑事」の再放送枠を復活させるべきだと思いますが...
↓一応こういうものを...
新説 桶狭間合戦―知られざる織田・今川 七〇年戦争の実相 (学研新書)
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【信長の戦い1】桶狭間・信長の「奇襲神話」は嘘だった (新書y)
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↓来週の作品はこちらに収録されています。
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