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GIANNA NANNINI『CALIFORNIA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼女の3rd.アルバムであって、出世作となったアルバムである。イタリア出身の女性ロック・シンガーである彼女の曲が日本で紹介されることは少ないが、彼女は'80'sになってブームとなったガールズ・バンドの源流の一人であり、欧州では名前が知られている存在である。ただ、英米では余り知られていないが、本国イタリアでは名前の通ったロック・シンガーである。本アルバムは、そんな彼女の名前が(欧州で)知られる様になった記念すべきアルバムである。(但し、イタリアでのチャートインは記録されていない。)

収録曲は以下の全7曲である。『America』『California』『Goodbye My Heart』『Io E Bobby Mc Gee (Me And Bobby McGee)』『Sognami』『La Lupa E Le Stelle』『Lei』。

本アルバムからのシングル・カットは3曲である。『America』が彼女の出世作となったのだが、この曲はイタリアで最高位27位を記録するヒットとなって、彼女の初めてのヒット・チャートに入った曲となった。その後に『Goodbye My Heart』と『Lei』がシングル・カットされているが、こちらはチャートインは果たせなかった。

お薦め曲は、彼女の最初のヒット曲となった『America』と、シングル曲である『Goodbye My Heart』、そしてKRIS KRISTOFFERSONと共作となっている『Io E Bobby Mc Gee (Me And Bobby McGee)』、8分を超える大作の『California』をピックアップしておく。

尚、本アルバムにはイタリア語で歌っている曲があるため、それに関しては歌詞まで理解するには難しいものの、イタリア語でのロックというものを知るという意味では悪くないところである。(但し、イタリア語の音楽を知るには、イタリアン・ポップスがあり、更にはカンツォーネもあるので、何もイタリア語でのロックで知る必要はないのですけどね...)

イタリアというと、カンツォーネ、イタリアン・ポップスが有名であって、更に'90'sに入るとユーロビートのダンスミュージックに於いてもイタリア勢の健闘がある。よって、イタリアとロックとはちょっと繋がりにくいのだが、イタリアにもロックは存在している。とは言っても、彼女のサウンドがイタリアのロックを象徴しているとは言えないのだが、イタリアン・ロックの一部を知るということでも、耳を傾けておくというので宜しいかと...

 

California

California

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Bmg Italy
  • 発売日: 2002/09/20
  • メディア: CD


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