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ケータイ刑事銭形零1話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形零」の第1話「天才中学生刑事登場! ~世界最大の難問・モリマーの最終定理殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、物語の冒頭部分でのやりとりの所で出てきた事柄から、「駐車違反」について、「国外退去」について、「自転車」について、そしてちゃんが口にした「おまわりさん」について記します。尚、「国外退去」については「・1話[裏ネタ編]PART 5」で「国外追放」として記したものを、「自転車」については「・7話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをそれぞれベースとして加筆しました

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語について、過去に記した裏ネタ編は2008/1/27日付で記しています。)

駐車違反」:車両を継続的に駐めておくことを「駐車」と言うが、法律的には道路交通法で「荷物の積み下ろしを除いて5分以上車両を駐めること」とされている。(バスが停留所に止まる/信号や踏切待ち、一旦停止の場所で車両を停めることは「停車」と言って、これとは区別される。)また、運転者が車両を停車させて車両を離れた場合(直ちに運転することができない状態にすること)も「駐車」と呼ばれる。「駐車違反」とは、「駐車」をすることが禁じられている場所に車両を駐車させる行為のことである。また、駐車するのに時間制限がある場所に、その制限時間以上の時間駐車すること、パーキング・メータを動作させない、またはパーキング・チケットを掲示していない駐車も駐車違反となる。

要は「駐車」という行為を行う場合、規定されていない駐車を行う行為が「駐車違反」ということである。で、道路交通法によって取り締まりを受けることになり、違反した場合は罰則を受けることになる。

当然のことながら、特別な事情がある場合、許可を得ている場合などでは駐車違反が適用除外されることがある。(が、これを悪用して駐車違反を逃れようとすることがあるのもまた事実である。)

尚、駐車違反の取り締まりを受けるのは、(四輪)自動車が最も多いが、オートバイやスクーターなどの自動二輪車であっても、自転車などの軽車両であっても基本的に同じである。→高村さんは零ちゃんの自転車を「駐車違反」として取り締まったが、これは越権行為ではなく、過度の法執行でもなく適正な範囲での法の執行ではあるが、常習犯でなければやり過ぎと言われても仕方のないところではあります。

国外退去」:法的には「退去強制」という処分のことである。また、「国外追放」「強制送還」と呼ばれることもある。外国人が何らかの法に違反することを行ったことを根拠として、その国にいることを拒否されて、強制的に国外に追いやられる処分のことである。

これは、その国の国民に対して行われる処分ではなく、外国人に対して行われる措置であって、強制的に出国を命じるものである。よって、この処分を受けるのは外国人ということになる。また、基本的には、この処分を受けると、その後、その国に入国しようとしても入国を拒否されるのが一般的である。(これは、その人はその国に於いては前科があるという扱いとなり、犯罪者扱いとなるため、入国を拒否されることになる。)

尚、この処分は、入国時に「入国拒否」されて行われる場合と、入国が許可されて入国することが出来た後、その国に滞在中に拘束されて滞在することを拒否される場合とがある。この処分が出た場合は速やかに国外に出なければならないが、強制的に送られる場合もある。

ちなみに、「入国拒否」なる場合は、不正なパスポートを所持していたり、在留許可証を持っていない場合などがあるが、テロ活動を行う者としてブラックリストに名前があったり、薬物犯罪で有罪が確定した者も入国拒否される場合がある。また、密入国をしていて拘束された場合も、形の上では入国拒否されることになるが、密入国した時点から(無許可で)在留していたことになるので、実質的にはどちらにも属さない独自のパターンになる。

高村さんは「・2nd.22話」でシベリア勤務となったが、この物語で国外退去を命じられたということで、日本に戻っていたということが語られたが、その後、「ケータイ刑事」ではちゃんと別れてパプアニューギニアに赴任した松山さんが、現地人よりも黒くなったことで国外追放されたという噂がある、と柴田束志さんが言っていたということで、ある意味ではお馴染み(?)ということですね。ただ、高村さんはちゃんと別れたあとのパリ市警(フランス)、ちゃんと別れた後のロス市警(アメリカ)では国外退去処分を受けていない。(ちゃんと別れた後のスコットランドヤード(イギリス)ではどうなのでしょうかねぇ?)

尚、英語では「Deportation」と言うが、この単語には「流刑者」という意味もある。

自転車」:乗物の一つであり、乗った人が自分の力でペダルを回転させることで車輪を回転させて推進力を得て、その人が運転操作を行うことで走らせる乗り物である。二輪のものが最も多いが、それ以上の車輪数を持つものもある。尚、この定義(ペダルの回転が車輪を直接回転させる/チェーンなどで回転力を伝達させる、という駆動方法は関係ない。)では「一輪車」も「自転車」の仲間ということになるが、日本では道路交通法によって、「一輪車」は自転車には含まれず、「特殊自転車」に分類されている。(→一輪車にはハンドルやブレーキが無いことが関係している。)

英語では「Bicycle」と言うが、三輪のものは「Tricycle」、四輪のものは「Quadracycle」と言う。また、ドイツ語では「Fahrrad」、フランス語では「Vélo」、イタリア語では「Bicicletta」、スペイン語では「Bicicleta」、オランダ語では「Fiets」、ポルトガル語では「Bicicleta」と言う。

動力としてエンジンを搭載していないことから、排出ガスが全く無いこと、乗った人が自ら駆動することから健康増進に役立つ、整備が容易なこと、維持費も安いこと、などから環境負荷が少ないということで、近年は再び注目を集めている乗物である。

歴史を振り返ると、最初に登場したものは19世紀の初めのことであって、ドイツのカール・フォン・ドライスが発明した木製の乗物である。(同じ径の木製の二輪車であり、前輪の向きを変えるハンドルがあって、前輪と後輪を繋ぐ間にサドルがあった。)但し、駆動装置は持っておらず、乗った人が地面を足で蹴って推進力を得るというものであった。(これはフランスで1818年に特許が取得されている。)

駆動装置としてのペダルが付いたものはそれから約20年後になって登場している。これはスコットランドのマクミランが開発したものが最初である。その後、フランスのミショー、イギリスのスターリーたちによって改良されていくことになる。但し、これらは乗った人がペダルを踏み込んで車輪を直接駆動するというものであって、(現在の幼児用の)三輪車と同様に、前輪をペダルを踏み込むものであった。そしてそれからの自転車はスピードを得るための工夫として、前輪の直径が後輪の直径よりも大きいもの(日本では「だるま車」と呼ばれたこともある。)に発展していく。これは、前輪の直径が大きいほど、ペダル(=車輪)を一回転させる間に進む距離が長くなるためであり、同時に同じペダルの回転数であればより速いスピードが出る。しかし、前輪の径が大きくなると走行中の安定性が悪く、転倒しやすい危険なものになった。(しかし、当時はこのスタイルが受けて、19世紀終盤にはブームを起こすことになった。)

一方、安全性を高めるという改良も行われ、セーフティ型と呼ばれるもの1879年に生まれる。これはイギリスのヘンリー・ジョン・ローソンが発明したものであって、後輪をチェーンで駆動するというものである。(サドルの位置を下げるための方法としてチェーンを導入した。これによって銃身が下がり、安定性が高くなる。)更に、ジョン・ケンプ・スターリーの改良によって、前後の二輪が同じ大きさになり、ダイヤモンド型のフレームを導入した後輪をチェーンで駆動するものが登場した。(これでようやく現在の自転車の形にかなり近づきました。)

更に、1888年にダンロップが空気入りのタイヤを発明したことで、このタイヤが自転車にも採用されることになり、走行時の地面からの衝撃を低減させることが出来るようになった。(これでほぼ現在の自転車と同じスタイルとなった。)そしてフリーホイールの発明によって、動いている時は常にペダルを漕いでいなければならなかったということから解放されることとなった。(デザイン以外は現在の自転車と同じである。)そして安全なものということで、自転車は馬に代わって大衆の乗物の地位を占めるようになった。

日本には幕末期に入ったとされている。明治になると前輪が(後輪よりも)大きいものが入って来て「だるま車」と呼ばれることになる。更に、1890年に宮田栄之助が国産のセーフティ型自転車を開発し、これによって自転車が普及していくことになった。

現在では、ヨーロッパには自転車利用が盛んな国が比較的多いが、世界的に環境問題が重要視されるようになってからは、世界的にも自転車の利用を推進させようという動きが顕著になっている。また、車社会のアメリカでも、都市部では慢性的な交通渋滞の対策として注目されている。(車社会のアメリカでは、自転車は乗物というよりも、レジャーという意識の方が強いだけに、自転車の利用は伸び悩んでいますが...)

おまわりさん」:漢字で記すと「お巡りさん」または「御巡りさん」と記す。警察官のことを親しみを込めていった言い方であるが、基本的には巡査のことを指しているのが一般的である。(「交番のおまわりさん」とか「交通整理のおまわりさん」と言うのが基本であり、現場に出ているため、一般的には巡査ということになる。)→高村さんの階級は「巡査」であることを感が得ると、この時点ではちゃんと高村さんはまだ面識がなかったという偶然という部分もあるが、的確な言い方をしていたことになります。

英語では「Policeman」と言うが、他の言語を含めて基本的に「警察官」と同じ単語が用いられる。

また、「おまわりさん」と言うと『犬のおまわりさん』という童謡のことを誰もが思い出すでしょうが、「おまわりさん」のイメージが交番の警察官ということを定着させたのはこの曲と言っても過言ではないですね。

 

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