GRAND FUNK RAILROAD『CLOSER TO HOME』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1970年に発表された彼らの3枚目のスタジオ・アルバムである。また、彼らの発表したアルバムの中では最大のヒットとなったアルバムである。(但し、チャート成績ではベストではない。→チャート成績はセールス以外の要素もある。また、順位はその時点の相対的なものであるため、同じ順位で会ってもセールスの規模に大小があるのは当然である。)本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位6位を記録し、1970年の年間アルバム・チャートでは65位、1971年の年間アルバム・チャートでは100位にランクインしている。(→ロングセラーになったことと、2年分に秀敬が別れたため、それぞれの年度での順位が低くなってしまった。)
収録曲は、オリジナル盤では全8曲であったが、2002年の再発時に後ろに4曲のボーナス・トラックが追加されて、全12曲となった。収録曲は以下の通りである。『Sin's A Good Man's Brother』『Aimless Lady』『Nothing Is The Same』『Mean Mistreater』『Get It Together』『I Don't Have To Sing The Blues』『Hooked On Love』『I'm Your Captain』。(以下、ボーナス・トラック)『Mean Mistreater (Alternate Mix)』『In Need (Live)』『Heartbreaker (Live)』『Mean Mistreater (Live)』。
この中からシングル・カットされたのは2曲であって、『Sin's A Good Man's Brother』と『I'm Your Captain (Closer to Home)』である。しかし、チャートインしたのは後者だけで、Billboardで最高位22位であった。(彼らは元々シングル志向ではないので、シングルのチャート成績は気にするようなものでは無いですけど...)
お薦め曲は、シングル曲の『Sin's A Good Man's Brother』と、シングル曲ではあるが10分にも及ぶ超大作となっているアルバム・バージョンの『I'm Your Captain』をピックアップしておく。
アメリカのハードロックの祖と言っても良い彼らであるが、彼らのスタイルも浸透していき、'70's前半の快進撃が続くことになるのが本アルバムである。それだけに、彼らのキャリアの上だけでなく、'70'sのアメリカン・ロックの歴史に於いても重要なアルバムの一つである。ということで、じっくりと堪能しておきたいアルバムであり、アメリカン・ロックがお好きな方は聴いておくべきアルバムである。スケールのでかさを堪能しましょう!
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