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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その176) [ケータイ刑事]

今回はシチュエーションということで、「足場の崩壊」をテーマとします。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・2話」、「007」からは「私を愛したスパイ」です。

ケータイ刑事」:「・2話」。「壊された駄作! ~陶芸家クイーン殺人事件」という物語である。この物語は、前回(=「・1話」)に続いて、クイーン女優・宝積有香さんがゲスト出演した物語である。(過去にも、前後編ではない独立した物語である「・2nd.」の1話と2話にも連続ゲストとして出演している。)が、「・1話」と「・2話」では、2話続けて犯人役(勿論、別人ですが...)を演じるということになった。(「」の時は、犯人役と被害者役だった。)

陶芸家クイーン・清水由香の夫・憲忠が自宅で変死した。死体が発見されたときには棚の下敷きになっていた。どうやら、緩んだ棚の留め金を直そうとしていた時に、棚が倒れてきて下敷きになったらしい。鑑識の柴田束志さんは、事故で、打ち所が悪かったと判断した。(死亡推定時刻は昨夜の7時頃。)

捜査を開始ししたちゃんは色々と不審な所を発見していく。(憲忠が手にしていた懐中電灯は電池切れ、ボケットに新品の乾電池があった、朝仕事場から帰ってきた床が棚の下敷きになっているのを発見したと言うが、テーブルの上には新聞の折り込み広告が広げてあった。)で、ちゃんは「これは事故じゃないかも知れません」と言って、懐中電灯についてのおかしな所を説明し、殺人事件だと判断した。が、由香は、夫は人に殺されるような人ではないと主張した。

で、由香のアリバイを確かめたちゃんだったが、由香の犯行を証明できない。死亡推定時刻に壷の色つけ作業をしていたこと、作業場と自宅の間は往復1時間の距離で、一人になっていた時間での犯行は可能だが、壷の絵付け作業の時間が足りないということで、何かトリックがあると考えたが、それが分からなかった。そんな時、松山さんが持ってきたバナナの皮を剥くのを見て閃き、由香を罠に掛ける捜査を行った。

で、由香が犯人と言うことを説明し、由香もちゃんの罠にはまり、犯行を認めざるを得なくなった。で、犯行を認めた。動機は、陶芸家として売れるようになったが、夫が自分の金を頼りにして会社を辞め、ヒモのようになってしまったことから、夫を切り捨てるための犯行だった。

由香は、夫・憲忠が棚の留め金の修理をするための足場として脚立に断って作業をしている所に、棚が倒れてきてが崩壊、棚の下敷きになってしまったという事故の筋書きを考えた。で、脚立を用意しておき、棚の留め金の修理をさせようとして夫を呼んだ。で、懐中電灯を手にして夫がやってくると、夫の背後から壷で頭部を殴打して殺した。そして棚と脚立を倒して、事故死と見せかける細工をした。犯行後、直ぐにアトリエに戻った。絵付け作業の壷は、予め絵付けが終わっていた壷の上から水で落ちる白色の塗料を塗っておいたものであり、これから絵付け作業を行うと見せかけ、実際は短時間でその塗料を落としただけだった。が、アシスタントにはその間に絵付け作業をしていたように見せかけたのだった。

007」:「私を愛したスパイ」。1977年のシリーズ第10作で、3代目ボンドの第3作である。シリーズ第10作ということで、力の入った作品ということになったが、シリーズのスタートは1962年であったため、15年で10作に到達したことになる。尚、シリーズ第20作が製作されたのは2002年であるため、次の10作には25年の歳月がかかっている。

殺し屋ジョーズはストロンバーグの命を受けて、原子力潜水艦航行追跡システムのマイクロフィルムに近づくものを消すため、マイクロフィルムに接近してきた本土とアマソワ少佐(=XXX(トリプルX)、ボンドガールである。)を消そうとする。2人が車に潜り込んでいることを知りつつ、エジプトの遺跡に車を走らせ、そこで車を離れた。ボンドたちは当然、ジョーズの後を追う。

ボンドとアマソワは遺跡に消えたジョーズを追うが、突然上から大きな石が落ちてきた。それを逃れたボンドにジョーズが工事中の足場を利用して、上から降りてきて襲いかかった。ボンドも反撃に出るが、全く敵わない。木材を手にしたジョーズは、それでボンドを叩きのめそうとしたが、アマソワが銃を構えて、マイクロフィルムを渡すように迫った。この時、ボンドは周囲の様子を再確認していた。

ジョーズはゆっくりとポケットからマイクロフィルムを取り出すと、足元に落とした。銃を構えながらジョーズを見上げ、ゆっくりと拾おうとするアマソワ。手がマイクロフィルムに触れようとして下を見た時、ジョーズの足がでて、銃を落としてしまうアマソワだったが、マイクロフィルムを広い、素早く走り去っていく。登藤時に、ボンドがジョーズの前に立ちはだかる。ジョーズは木の棒を手にしていてボンドにゆっくりと近づいてくる。ゆっくりと後ずさりするボンド。

で、ジョーズは思いっきり木の棒をバットのように振り抜いた。が、ボンドは腰を屈めてそれをよれた。空振りとなった木の棒は、工事現場の足場の支柱を直撃し。支柱が折れ、足場は崩れた。で、ジョーズは崩れ落ちた足場によって生き埋め状態となり、ボンドは辛うじて逃れた。

ジョーズが足場の瓦礫の下敷きになったのを確認したボンドは、アマソワを追った。乗ってきた車の運転席に腰を下ろしたアマソワだったが、キーが抜かれていてお手上げだった。そこにボンドが現れ、車のキーを見せてから助手席に乗り込んだ。が、ジョーズは瓦礫を自ら崩していって、瓦礫から脱出し、追ってきて、車の屋根をはぎ取ろうとしていた。

車のキーを受け取ったアマソワは必死に車を運転してジョーズを撃退使用とする。で、ギアをバックに入れて、ジョーズを思いっきり後ろの壁にぶつけた。しかし、不死身のジョーズは何とももなかった。後輪を持ち上げたジョーズだったが、手を離すと車は走り去っていく。ジョーズは岩を持ち上げて投げようとするが、鴇巣出に遅く、ボンドとアマソワの乗った車は走り去り、岩ほ自分の足の上に落としてしまったジョーズだった。(と言っても、怪我はしていないジョーズだった。)

共通点は、足場が崩れて、その下敷きになるという筋書きである。また、その現場では人を殴打するということが行われているのも共通している。(「ケータイ刑事」では壷で人の後頭部を、「007」では木の棒でボンドを殴打しようとした(空振りとなって足場を叩いてしまった。))

相違点は、「ケータイ刑事」では犯行を事故と見せかけるための細工であって、実際には足場の崩壊は無かったが、「007」では工事の足場が実際に崩壊しているということ、「ケータイ刑事」では(足場の崩壊が原因ではないが)人が死亡しているが、「007」ではジョーズは自力では出しているため、人は死んでいないという所である。

次回も「シチュエーション」ということで記す予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

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