GUNS N' ROSES『G N'R LIES』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1988年11月(US)に発表された彼らの2nd.アルバムである。デビュー・アルバムが全米No.1ヒットとなったその勢いのままに発表されたアルバムでもある。尚、一部では本作を「ミニ・アルバム」と位置づけている所があるが、それは嘘であって、歴としたフル・アルバムである。(但し、収録時間が約33分半ということで、時間的に短い「不景気レコードです。」)チャート成績では、デビュー・アルバムが異常だったこともあるので到底及ぶことはなかったが、それでもBollboardで最高位2位を記録して、1989年の年間アルバム・チャートでは7位にランクインしている。
収録曲は以下の全8曲である。『Reckless Life』『Nice Boys』『Move To The City』『Mama Kin』『Patience』『Used To Love Her』『You're Crazy』『One In A Million』。
この中からのシングル・カットは、彼らの代表的なバラード・ナンバーとして知られている『Patience』であって、Billboardで最高位4位を記録して、1989年の年間シングル・チャートでは71位にランクインしている。また、アイルランドでは2位、オランダとニュージーランドでは4位、イギリスでは10位を記録している。
お薦め曲は『Patience』が筆頭にくるのは当然である。そして『Used To Love Her』とアコースティック・バージョンである『You're Crazy』、そしてAEROSMITHのカヴァー曲である『Mama Kin』をピックアップしておく。
内容的には完全に目新しいものとは言えないアルバムであり、しかもアクセルの病気のためにリリースが伸びたということがあり、更には『One In A Million』の歌詞が差別問題になるということもあって、何かと曰のあるアルバムになってしまったため、毛嫌いされている所もあるアルバムにも成っているのが残念な所である。が、こういうアルバムがあってもよろしいかと...
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