SSブログ

HEADPINS『TURN IT LOUD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982に発表された彼らの1st.アルバムである。カナダ出身のハードロック・バンドということで、知名度としては今一つであるが、本国カナダではそれなりのヒットを放ったバンドである。また、特徴的なのはリードボーカルが女性(DARBY MILLS)であることである。女性ならではのボーカルがハイトーン・ボーカルとなっているが、これがシャウト・ボーカルでもあって、なかなかエネルギッシュでパワフルなボーカルを聴かせてくれている。また、当時としては女性ロッカーが市民権を得るようになっていった時期でもあって、彼らもその役割の一翼を担ったことでも知られている。

収録曲は以下の全8曲である。『Turn It Loud』『Keep Walkin' Away』『Don't Ya Ever Leave Me』『People』『Don't It Make Ya Feel』『Winnin'』『You Can't Have Me』『Breakin' Down』。

お薦め曲は、『Turn It Loud』『Don't Ya Ever Leave Me』『People』『Don't It Make Ya Feel』『Breakin' Down』という所をピックアップしておくが、いずれの曲も水準が高く、デビュー・アルバムとしては完成度の高いアルバムとなっている。(デビュー・アルバムらしい荒々しく完成していない魅力もありますが...)

バンドとしては、紅一点のDARBYのボーカルも魅力的であるが、リーダーであってバンドのまとめ役であり、プロデューサーであり、ギターのBRIAN MaCLEODの存在を忘れては成らない。(彼が亡くなったことでバンドは解散することになる。)ヒットの規模と言うことでは大きなものにならなかったが、彼らのサウンドは'80'sのHRシーンに於いては一つの道になっていくだけに、時代を一歩リードしていたと言うことが言える。(そのため、音楽シーンが彼らについて行けないところがあって、ヒットが小規模に収まったということも出来る。)彼らが「一歩」ではなくて「半歩」だけ時代の先を行っていたら、と思ってしまうバンドである。

 

Turn It Loud

Turn It Loud

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Emd Int'l
  • 発売日: 2004/07/06
  • メディア: CD

Turn It Loud

Turn It Loud

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird Records
  • 発売日: 2006/09/26
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。