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「遊戯」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第46弾として取り上げる作品は東映セントラル作品である「遊戯」シリーズです。監督が村川透、主演が松田優作というコンビのシリーズということもあって、注目度の高いシリーズである。(このコンビはこの後で「蘇える金狼」「野獣死すべし」がある。)

東映セントラルは東映の系列会社であるものの、対策を制作するのではなく、B級作品を製作しているのだが、その記念すべき第一回作品となったのが本シリーズの第一作である。(本作はB級作品扱いである。)

尚、本作製作時(1978年から1979年)には、村川監督はテレビドラマの「大都会」で監督を務めていたものの、松田優作と出会って劇場版作品の監督として復帰した作品である。一方、主演の松田優作は暴力事件で1年間の謹慎が開けた後であって、テレビドラマ「大都会」で俳優として復帰してまもなくという時期であった。復帰後、映画としては「人間の証明」に続いての出演と言うことになった。ということで、B級作品ということでは信じられないような顔ぶれによる作品と言うことになった作品でもある。

主人公は殺し屋・鳴海昌平で、ぶっきらぼうであり、またエネルギッシュであるキャラクターが、コミカルな所を見せながら、ハードボイルドの主人公として変わっていくことになった作品である。(作風もハードボイルド路線を目指している。)

尚、シリーズとしては1978年に2作、1979年に1作の全3作で終了となったため、三部作で完結という短いものになってしまったが、ある意味ではよき時代の日本映画の味が出ている最後の作品と言っても過言ではないシリーズとなった。

今回は初回ということで、各シリーズ作品のおさらいということで、各シリーズ作品のタイトルを記しておく。

シリーズ第1作「最も危険な遊戯」(1978年)、シリーズ第2作「殺人遊戯」(1978年)、シリーズ第3作「処刑遊戯」(1979年)。

次回からは、年代順に、それぞれの作品について記していくことにします。

 

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