ケータイ刑事銭形雷13話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形雷」の第13話「雷が凶器? ~森田正光殺人事件/えっ!?この人が犯人? ~晴れときどき殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の3回目となる今回は、岡野さんの活弁の物語に出てきた事柄から「ドッキリ」について、「エイプリルフール」について、「給食係」について、「天罰」について、「おねしょ」について記します。尚、「天罰」については「命・13話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして加筆しました。
また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/3/27付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「ドッキリ」:人を欺して驚かせるという形式のバラエティ番組「どっきりカメラ」をそのルーツとしたものであって、他人を驚かせて、その時のリアクションを楽しむというものである。欺す方が最後に「ドッキリ」と欠かれたプラカードを持って登場して、ネタだったことをばらすというのがパターンであって、そのことから「ドッキリ」と呼ばれるようになった。
70年代には人気のある芸能人(タレント)を欺すということで一世を風靡することになったバラエティ番組「元祖ドッキリカメラ」という番組があった。そこから、一般人をターゲットにしたバラエティ番組も登場したが、一部の間で損害賠償請求訴訟や名誉毀損で訴えられることが起こり、この手の番組は急激に無くなってしまうことになった。現在では、芸能人をターゲットにした番組が時々見られるものの、以前のように頻繁にある訳ではない。これは、飽きられたと言うこと、同じようなネタの使い回しばかりということなどが影響していると言える。
この物語では、映像の方はA面の物語と同じであるため、「ドッキリ」というプラカードの登場は無かったものの、ネタばらしをしているということでは十分に「ドッキリカメラ」という内容であったと言うことが出来る。
「エイプリルフール」:英語では「April Fool's Day」、日本語では「四月馬鹿」と訳されることもある。(現在では「エイプリルフール」と言うのが一般的になっている。)毎年の4/1には嘘をついても良い、という風習のこと、またはその嘘によって欺された人のことを指している。
現在では日本でも広がっているが、発祥となったのは16世紀後半のイギリスとされている。ヨーロッパではマスメディアも盛んにこれを行っていて、新聞などでも嘘の記事掲載したようなことも過去にはあった。テレビ放送が始まると、テレビ・ニュースでも同様のことが行われ、現在はネットでもこれを毎年行っている所もある。
これについては、かつて、イギリスBBSが、ビックベンをデジタル時計にすることが決定し、現在のアナログ時計をオークションで競売に掛ける、という嘘のニュースを流し、日本から多数の問い合わせがあった、ということがニュースになったことがあって、日本でも広く知られるようになった。
また、欧州で発振された嘘のニュースを外国のマスコミが取り上げて国内に流し、嘘に欺されたということも起こっている。そのため、4/1のニュースでは、特に欧州発のニュースには結構嘘が混じっているので、注意をすると言うのが常識になっている。但し、それを逆手にとって、嘘と思えるような本誌ウノニュースを流すこともある。(特に、技術革新による新製品発表というのは、現在では珍しくなくなっている。)
尚、これらはジョークが通用する欧州では良いが、冗談が通じない所でやると、笑って済まされないという場合もあるので、ご注意を。
「給食係」:学校給食のある小学校や中学校に於いて、各クラスで給食を配る際の係のことである。基本的には当番制でクラスの全員が班ごとで順番に当たることになる。そのため「給食当番」とも言う。
日本では、学校の給食は「学校給食法」によって規定されている。以前は各学校でそれぞれ調理していたが、近年では効率化のために給食センターが複数の学校給食を作り、それを各学校には移送するという形が一般的になっている。
学校給食は、戦後になって始まったものであるが、これは食育という立場から子供たちの教育の一つでもある。(そのため、給食係が当番制となっていて、色々とルールを決めているのも教育の一環である。)が、給食はそれ以外にも目的があって導入されたものである。それは、アメリカが小麦の消費をさせるために強制的に導入させたものということである。そのため、当初は食パンやコッペパンなどのパン食であり、それに牛乳とおかずという形であった。現在では米飯給食も当たり前になっているが、これは1976年から導入されたものである。(このため、40代後半以上の世代では、「給食というとパン」という世代もいる。)
「天罰」:天が下した罰のことである。とは言っても、天が手を下すのではなく、悪い行いをしているといずれその報いとして悪いことが起こることを指している。(別の言い方をすると、自然にやってくる悪事に対する報いのことである。)
これは宗教的な考えが根底にあるものであり、規則を破ったり規律を乱す行為を人知れず行っていても、神仏はそれを見ていて、必ずその報いを受けることから、見えない力、すなわち神様で与えた罰と考えられた。尚、これは宗教の差異に関係なく、どの宗教でも神様(仏様)は悪い行いに対しては罰を与えるという考えがある。ということで、程度の差はあっても、いかなる宗教にもこれは存在していることでもある。
尚、現代では宗教を全く信じていないという無宗教の人も増えているが、そういう人に対しても起こることであって、例え無宗教という人でも、その際には「天罰」という言葉を口にしていて、「神様が...」ということを口にしているものである。
尚、英語では「Visitation」と言うが、「Judgment」や「Nemesis(Nemesises)」「Retribution」という単語にも「天罰」という意味がある。
四字熟語として「天罰覿面(てんばつてきめん)」と言う言葉があるが、これは難読熟語としても知られている。→天罰が下らないように、この熟語(の読み方、漢字)は覚えましょう。
「おねしょ」:「寝小便」「寝ションベン」「夜尿」などとも言う。また、医学界では、5歳以上の子供で週に2回以上の夜尿が三ヶ月以上継続している場合、その子供は「夜尿症」と言う。(普通は、成長していくと自然と夜尿は無くなっていく。)
これは睡眠中に、無意識の内に排尿することを言う。原因としては、乳幼児の場合は身体的未発達のためであり、成長していくにつれて自然と無くなるものである。しかし、「夜尿症」と呼ばれるようになると、身体的未発達ではなく、いくつかの原因が考えられる。(当然、身体的未発達という場合もあり得る。)特に、精神的なものがあるとされていて、弟や妹が生まれた子供が、親の関心を取り戻そうとするため、というのがその一例である。
尚、これは夜、寝ている間のことであるが、昼間の起きている時にも無意識の内に排尿するという症状(一般的には「おもらし」と言う。)があるが、これは「遺尿症」と胃って、「夜尿症」とはまた別の原因によるものである。→医者の診察を受けましょう。
尚、英語では「Bed-wetting」と言う。
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