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「SHIPWRECK!」 [映画(洋画)]

表題の作品は1977年のアメリカ映画「サバイバル・ファミリー」である。尚、本作はアメリカで後に「THE SEA GYPSIES」というタイトルに変更されている。1975年に「アドベンチャー・ファミリー」という作品がヒットしたことから、家族でのサバイバル生活を描いた作品がちょっとしたブームになったが、本作はそういうブームに乗った作品の1つである。但し、舞台を海に持っていったということで、マンネリ気味のブームに一石を投じることになった作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は102分、監督と脚本はスチュワート・ラフィル、撮影はトーマス・マッヒュー、音楽はフレッド・スタイナーである。そして出演は、ロバート・ローガン、ヘザー・ラトレー、シャノン・セイラー、ミッキー・ジェイミソン・オルソン、クジョン・デミトリー・パターソン、たちである。

トラビスの一家は、トロール船を改良したクラウディ号が完成したことで、北太平洋横断旅行へと出掛けることになる。が、出発当日になって、この冒険旅行の後援をしたワールド雑誌の女性記者・ケリーが、トラビスの反対を押し切って同行することになった。また、船出を見送る人たちが集まってごった返している桟橋から、1人の黒人少年・ジェシーが船に潜り込んでいたが、それに気づいたものはいなかった。出発して暫くして順調な航海に入り、乗っているトラビスと、娘のコートニーとサマンサ、そしてケリー、愛犬のバトラムが食事をしていると、潜り込んでいたジェシーが海に落ちるという事件が起こって大騒ぎになる。助け出されたジェシーは、自分は孤児であって、中国に渡ってお金儲けをしようと考え低たと涙ながらに話し、このまま見捨てることも出来ず、仲間入りを果たした。航海は順調に進んでいったが、17日目に事態は変わった。クラウディ号は嵐に襲われて難破し、みんなは無人島に打ち上げられてしまった。全員が無事であったのが幸いだったが、無人島で彼らは生きていくための生活が始まることになる。兎に角、食糧を確保することが第一であり、漁をして食糧を得て、日々の生活を行っていた。一方、一家の船が難破したことで、創作活動が行われるが、手掛かりを得られないことから、捜索が打ち切られることになり、そのことがラジオのニュースで流され、トラビスたちもそのことを知った。これに失望するトラビスだったが、それを支えたのはケリーであって、2人の間には愛が芽生えていく。一家の無人島での暮らしは半年を超え、トラビスは自力で脱出する方法を考えていた。で、沈没したクラウディ号から必要な道具を集めて、シー・ジブシー号という新たな船を完成させる。で、シー・ジプシー号で一家は外海に出ると、幸運にも沿岸警備隊の船に発見されて保護された。子供たちは大喜びし、トラビスはケリーにプロポーズした。

無人島ものということでは「ロビンソン・クルーソー」「十五少年漂流記」などの名作があり、それぞれ描かれているテーマが違うとはいうものの、無人島での生活となるとお決まりのパターンがあるものである。本作ではそういうものがなく、タイトルにあるように家族の生活を中心に描いているということでは良いのだが、折角の無人島という舞台設定を十分に生かしきれていないように感じられるのがざんねんなところである。(ファミリー向け作品ということなのでしょうが...)

まあ、ブームにのった作品であることを考えると、こんな所ということですかね... DVD化もされていないですし...(かつてはLDでリリースされていた作品ではあるのですが...)

 

↓DVDではなくビデオです。

サバイバル・ファミリー [VHS]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

Sea Gypsies [VHS] [Import]

Sea Gypsies [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
  • メディア: VHS


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