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J.J. FAD『NOT JUST A FAD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1991年に発表された彼女たちの2nd.アルバムである。女性3人組のヒップホップ・グループであり、デビュー当時はガールズ・バンドの全盛期であって、その波がヒップホップの世界にも及んだ、と言われて注目されたのだが、そのムーブメントは不発に終わった。で、本アルバムは'90'sに突入して勝負を掛けたが、不発に終わり、翌年には解散することになった。ヒットしなかったものの、ガールズ・バンド・ブームのお陰で、ある意味では売れなかったものの名前の知られているグループとなっている。

収録曲は以下の全11曲である。『Intro』『We In The House』『Gold』『Be Good Ta Me』『Work It』『It's Da Fad』『Not Just A Fad』『We Want It All』『Step』『Ain't Nothin' Comin'』『We'd Like To Thank』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であって、『We In The House』と『Gold』である。しかし、いずれもがヒットを記録していない。
お薦め曲としては、シングル曲の『Gold』、アルバム・タイトル・ナンバーである『Not Just A Fad』、そして『Work It』『We'd Like To Thank』という所をピックアップしておく。

時代の波に乗ってということは当たり前であるが、それが不発に終わることもよくあることである。それは'80'sに限らず、いつの時代でもあることである。そんな中、'80'sのガールズ・バンドの台頭は、女性の社会進出の象徴とされた大きな社会現象としても捕らえられた出来事である。で、次はということで登場した彼女たちだったのだが、結果はその思惑に反した者になったというのが、実に難しいという教訓にもなっているのが面白い所である。その結果、彼女たちはヒット曲が無いのに名前だけが歴史に残っているという不思議なグループになってしまったが、これもタイミングの問題だったということで、面白い所である。

ただ、音楽的にはヒップホップ路線ではなく、ガールズ・ポップ・グループとして進んでいった方が良かったのでは?と思えるだけに...(そうしていたら、'90'sに名前を残したガールズ・グループに慣れたかも...)

音楽的なことでは空振りだったが、ある意味では音楽史に名前を残したグループと言うことで、別の意味でチェックしておきたいグループであり、その幕引きとなったアルバムである。「ゲテモノ」とまでは言わないが、ちょっと変わったものをという方はチェックされるのが面白いでしょうね。

 

Not Just a Fad

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1990/11/13
  • メディア: CD


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