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ケータイ刑事銭形零4話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形零」の第4話「露の秘宝を守れ! ~銭形零探偵団VS怪人八面相事件」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、怪人さんというとお馴染みとなっている事柄から、「鰻屋」について、「出前」について、「挑戦状」について、「犯行予告」について記します。尚、「鰻屋」と「出前」については「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものを「挑戦状」については「・37話(2nd.24話・AS2話)[裏ネタ編]PART 10」で記した者をベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/2/10日付です。)

鰻屋」:ウナギ科の軟骨魚であるウナギを使った料理を専門に提供する飲食店のことである。(ウナギ料理のみを提供する専門店もあれば、大衆食堂のように多くのメニューを提供し、その中のメニューの1つとして鰻料理を提供している店があるのは言うまでもない。)

「鰻」は、世界でもそれほど種類は多くなく、世界でも20種類程度しかおらず、生息範囲は熱帯から温帯にかけてである。英語では「Eel」と言うが、食用に成毛のは特に「Japanese Eel」と言う。(その他、フランス語でも「Anguille du Japon」、イタリア語でも「Anguilla Japonica」、オランダ語でも「Japanse Paling」と言うように「日本」という言葉が入っている。)また、俳句の世界では夏の季語である。

尚、日本に棲息するものはウナギとオオウナギの2種類であって、棲息しているのは主に川谷湖などの淡水領域であるが、河口や海(海水領域)にもいる。また、産卵は海で行うものとされている。(アメリカ産の鰻はバミューダー諸島のサルガッソー海、日本産は太平洋の沖合とされている。→はっきりとは解明されていない。)

成魚は50cm程度という種類のものが一般的であるが、大きくなる種類では1mから1.5m程度にまで成長する。(オオウナギは1mぐらいにまで成長する。)また、体色は暗褐色であり、腹の部分は銀白色というのが一般的であるが、生活環境によって多少の変化があって、中には背中が青緑色、灰褐色、腹が黄色のものいる。尚、基本的に鰻は夜行性である。

海で卵から孵化すると、そこで成長する。やがてある程度の大きさにまで成長すると、川を上っていくことになる。そして川の上流や湖などの淡水で7~8年生活する。やがて産卵期に入ることになると、卵を持った鰻は海で産卵をするため川を下っていき、海に行き、産卵を行う。

日本では古くから食材として利用されており、石器時代から食材として利用されていた記録がある。(但し、当時は「蒲焼」ではない。)古くは、鰻をぶつ切りにして、それを串に刺して焼き、味噌や酢を付けて食べたとされている。蒲焼という料理として醤油や味醂、酒、砂糖を使ったタレを利用するようになったのは江戸時代になってからとされている。現在、鰻料理と言うと「蒲焼」というイメージがあるが、当然ながらそれ以外の料理もある。(例えば、白焼き、う巻き、肝吸い、肝焼き、うざく、ひつまぶし、など。また、パイに入れることもある。)

「蒲焼」は鰻以外の魚(例えば、サンマ、イワシ、アナゴ、ハモ、ドジョウ、ムツゴロウ、カワヤツメ、など)を使ったものもあるが、特に種類を断らずに「蒲焼」と言うと、「鰻の蒲焼」のことを指すのが一般的となっている。

(鰻の)蒲焼をご飯の上に乗せたものとして、「鰻丼」と「鰻重」があるが、丼を使っていたら「鰻丼」、お重を使っていたら「鰻重」というのは正確ではない。(但し、おおむねはそのように理解していても特に大きな間違いではないですが...)というのは、「間蒸」と呼ばれるような、ご飯と蒲焼きが複数層重ねられたものを「鰻重」と呼ぶ地域があり、その地方では丼を使っている「鰻重」が存在するのである。(当然、お重を使うこともある。)

尚、蒲焼にする場合、鰻の処理について、関東では背開きにして蒸してから焼き、関西では腹開きにして蒸さずに焼く、という違いがあるのは有名な所である。

また、蒲焼のタレは店によって特徴があって、それを秘伝として昔から伝えているが、関東風のものと関西風のものとの違いと共に、色々と味わってみるのも楽しみとなる。→特に関東では、「関西風」ということを売りにしている鰻屋もありますし...(関西では「関東風」を売りにしている店は殆ど無いですが...)

出前」:飲食店が、注文を受けた料理を店内にいる客に提供するのではなく、店外の特定の場所(基本的には、それを注文した客の自宅が多い。)に配達すること、またはその際に届けられる料理のことを言う。また、「仕出し」と呼ばれたり「デリバリー」と呼ばれることもある。

出前される料理というと、丼物、うどん、そば、ラーメン、カレーライス、寿司、ピザなどが定番メニュー(食べ物)となっている。また、喫茶店がコーヒーなどの飲み物を出前するという場合も多い。(喫茶店とは言ってもたいていの店は軽食も提供しており、その軽食の出前も行うのが一般的である。)

尚、ピザの場合は、宅配ピザ屋が行う場合は「デリバリー」と呼ばれることが多く、喫茶店が行う場合(ピザトーストなどを含む)は「出前」と呼ばれることが多い。→明確な基準は無いが、提供する飲食物を、その飲食店の店内で提供することが基本となっている店が行う場合は「出前」と言い、宅配専門店のように店内の客には提供しないという店が行う場合は「デリバリー」と言う傾向がある。また、「出前」と言うと、せいぜい2、3人前までの飲食物というのが一般的であって、それを超えた人数分の飲食物を配達する場合は「仕出し」と呼ばれることが多い。(こちらも明確な区分基準がある訳ではない。)但し、仕出しの場合は大人数の飲食物を提供することになるのが基本であるため、電話で注文して直ぐにというのではなく、前日までに予約をしておくというのが一般的である。→飲食物を届けるということでは、「出前」「仕出し」「デリバリー」は基本的には同じことである。

「出前」がいつ頃から行われていたのかは、江戸時代の中期に蕎麦屋が出前を行っていたという記録が残っているということで、18世紀には行われていたことが確認されている。しかし、それ以前にも記録には無いものの、「出前」という行為は行われていたものと考えられていて、発祥の時期は明確には分かっていない。

尚、日本では、「出前」というと、届ける料理を入れる容器(「岡持ち」と言う)が有名である。しかし、うどんや蕎麦などの麺類用の岡持ちと、丼物用、寿司用の岡持ちとでは形状が異なっている。近所への出前であれば、飲食店の子供が岡持ちを持って届けるという微笑ましい姿があったが、現在ではそういう姿は過去のものになっていますね...

また、オートバイを出前の際に使用する場合は、オートバイの荷台に「出前機」と呼ばれるものを取り付けていて、そこに岡持ちを乗せる。出前機はサスペンションが利いた構造となっていて、バイク走行による振動を吸収することが出来る。

英語では「Home Delivery Service」若しくは「Catering Service」と呼ばれる。

挑戦状」:「挑戦」とは相手に(勝負事を)挑むことである。英語では「Challenge」という。「挑戦状」は何事かを相手に挑戦する場合、挑戦を挑む者がその相手に対して、その旨を伝えるための告知書(書状)のことである。挑戦することを相手にわざわざ伝える必要は特に無いのだが、突然挑戦すると、相手が万全ではない状態の場合もありうるため、そういう状況の時に挑むと、「武士道(騎士道)精神に則っていない」、「卑怯」と言われることがある。そのため、対等に戦い、正々堂々と相手を倒すという名誉を確保する目的で、挑む日時や場所を指定し、自分も相手も万全の状況で正式な対決を行うために用いられるのが挑戦状ということになる。

「挑戦状」は日本だけではなく、世界各国で見られるものであって、古い時代から存在しているものである。また、挑戦者が自筆で記したものが本来の正しい「挑戦状」とされていて、日本では毛筆で記されたものが正式なものとして扱われる。(歴史を振り返ると、昔は毛筆しかなかったためであるのだが、そのスタイルが現在でも受け継がれているということである。)西洋でも同様に、自筆のものが正式な挑戦状として扱われる。

時代劇には、「仇討ちの御赦免状」というものが登場することがあるが、これもある意味では挑戦状の一種である。(これが無くても仇討ちを行うことは可能であるが、事情を知らない一般人が、御赦免状の無い仇討ちを見ると、単に人を襲っているとしか見えないことになり、「仇討ち」ということが分からないことになる。そのため、お上から正当な理由によるもの(=仇討ち)で人を襲っている、ということを示すために「御赦免状」という形を取っている。→「挑戦状」であると同時に「正統さを証明する書状」でもあって、特別なものである。)

近年では、メディアの多様化に伴って、書状ではなくて映像を使ったものなども含んで「挑戦状」と呼ばれる用になっている。(写真やビデオ映像信号を記録したビデオテープ、または映像を記録したディスクなども含まれることになる。)→「ケータイ刑事」では映像の「挑戦状」というと怪人十面相(以下、八面相、六面相、5面相)のビデオテープ(怪人3面相と名乗った時はビデオテープではなくてDVDに変わっていた、)でお馴染みですね。(一方、旧来からの書状による挑戦状を使った挑戦状は怪盗マリンをはじめ、これを使ったのは多数いました。)

また、犯罪に絡んだ場合は、例え社会の治安を守る警察に対して挑むという意思が記されていなくても、反社会的な行為を行うと予告した時点で「社会に対しての「挑戦」」という扱いとされるため、その予告状は「挑戦状」という言葉(文字)が記されていなくても「挑戦状」と呼ばれることになる。よって、犯罪予告状は、殺人予告、強盗予告など、襲撃予告など、事件の内容はいくつかあるが、犯行を予告したものは全て「挑戦状」ということになる。→怪盗ルパンなどでもお馴染みであるが、「ケータイ刑事」では毎回とはいかないが、多数の物語に登場していますね。(その他、ミステリー作品では多数の作品に登場していることもあって、ミステリーにはつきものという物でもある。)

近年、ネット上の掲示板やブログなどに、完全に悪戯目的であって犯行の意思が全く無い場合も含めて殺人予告などの犯行予告を書き込む(バカな)輩たちがいる。当然、犯行に及べば犯行予告となって(社会に対する)挑戦状ということになり、犯行を行う意思がなくて完全に悪戯のつもりで書き込んだ場合でも社会を混乱させるということで、これだけで立派な社会に対する「挑戦状」ということになる。(いずれにしても犯罪行為になる。)→時々このような悪戯で書き込みを行った犯人が逮捕された、というニュースが流れるが、一体何を考えているのでしょうかね?「軽い悪戯のつもり」というのも犯罪行為ですからね...

犯行予告」:「予告」とは、ことが起こる前に予め告げ知らせることである。(英語では「Notice」または「Premonition」という。)一方、「犯行」とは「犯罪行為」のことであって、「犯罪行為」を省略した言い方でもある。(英語では「Crime」または「Fact」という。)

よって、「犯行予告」とは、犯罪行為を行うことを予め告げる知らせのことである。また「犯罪予告」と言うこともある。

実際に犯罪を行わなくても、これを行っただけで罪になる。(たいていは脅迫罪が成立する。)更に、犯罪予告を行ったことで警備を増強することになったとして、偽計業務妨害罪に問われる事件が近年では増加している。(→ネット上で掲示板などに犯行予告を書き込んだ場合はたいていこれに該当することになる。)内容によっては威力業務妨害罪が適用される場合もある。また、そういうことにて足らなくても、悪戯ということで軽犯罪法違反で摘発される場合もある。

犯行予告は、以前は手紙を中心として犯人が送りつける、というのが一般的であり、怪人さんもその方法を採っている。(但し、手紙ではなくて映像(ビデオ)ですが...)しかし、近年ではインターネットを利用して、掲示板などに書き込むということで行われることが増加している。(犯罪が関係した場合は、捜査当局にIPアドレスなどが提供されるため、偽装工作を行っていたとしても動かぬ証拠が残ることになるので、犯人特定は意外と簡単にできてしまう。)

尚、犯行後に、自分がその犯行を行ったことを宣言する、ということもよく行われているが、これは犯行前ではなくて犯行後ということで、「犯行予告」ではなくて「犯行声明」と呼ばれて区別される。

現実社会でも「犯行予告」は頻繁に行われているが、フィクションの世界では、この物語の怪人八面相をはじめ、怪盗アルセーヌ・ルパン、怪人二十面相をはじめ、犯行予告を行うというのは定番になっている。

 

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