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ケータイ刑事銭形雷16話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第16話「推理王は誰だ? ~名探偵の助手殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の4回目となる今回は、この物語の登場人物のそれぞれのモデルである「ホームズの助手・ワトソン」について、「刑事コロンボのかみさん」について、「明智小五郎の助手・小林芳雄」について、そして「少年探偵団」について記します。尚、「少年探偵団」については「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/16付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

ホームズの助手・ワトソン」:はアーサー・コナン・ドイルの推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの登場人物であって、ホームズの友人であり、助手であり、軍医であり、伝記作家である。(「シャーロック・ホームズ」シリーズの殆どの物語はワトソンが書いたことになっている。)

名前は「JOHN H. WATSON」であって、日本語では「ジョン・H・ワトスン」という表記と「ジョン・H・ワトソン」という表記の両者がある。(「ケータイ刑事」では後者の「ワトソン」という立場を取っている。)

設定上は、1852/8/7生まれで、1929/7/24に76歳で亡くなったとされている。また、父はヘンリー・ワトスン(ヘンリー・ワトソン)、母はエラ・マッケンジー、兄がいるとなっている。尚、彼のミドルネームの「H」についての言及が無いが、シャーロキアンの間では「ヘイミシュ(Hamish)」とすることで解決されている。

ロンドン大学を卒業して聖トーマス病院に入り、医学博士を取得する。第二次アフガン戦争に軍医として従軍してマイワンドの戦いで負傷している。で、傷病兵としてイギリスに戻ってきた時、ロンドンで下宿を探している時、友人のスタンフォードにホームズを紹介されて、ロンドン・ベーカー街221Bで共同生活を始めた。ホームズの探偵としての活躍を目の当たりにするが、事件解決の手柄は全てレストレード警部たちの警察の手柄とされてしまうことに不満を持ち、いずれはホームズが活躍する物語として発表することを宣言し、そうやって生まれた物語が、ワトソンの書いた「シャーロック・ホームズ」シリーズということになっている。

「シャーロック・ホームズ」は数多くの映像化作品が製作されているが、当然のことながらワトソンもそれらの作品に登場している。しかし、ホームズのキャラクターは一定しているが、ワトソンのキャラクターは大胆にアレンジされている作品もある。(ホームズの助手、友人としてだけでなく、軍医という所に重点を置いたものから、ドジでオッチョコチョイというワトソンもある。)

刑事コロンボのかみさん」:アメリカのTVドラマ「刑事コロンボ」の主人公であるコロンボの妻のことであって、コロンボが劇中で(日本語吹き替え版で)「うちのかみさん」と言っているが、一度も姿を現したことがない。但し、中には劇中では実際に登場する人物として描かれた作品もあった。(姿が映っていないだけ、という描き方。)そのため、ミセス・コロンボを演じた役者は存在していない。

全てはコロンボの語ったことと言うことになるが、ミセス・コロンボは夜学に通って会計の勉強をしていると語られている。また、缶詰の景品で海外旅行を当てたことがあることも語られている。→特別な女性という感じではなく、何処にでもいるような普通の主婦ですね。

尚、「刑事コロンボ」はアメリカでは1968年から1978年にかけて放送されたが、その終了後の1979年に、コロンボ婦人であるミセス・コロンボ(ケイト・コロンボ)を主人公にしたドラマ「ミセス・コロンボ」が制作されている。しかし、このドラマは、当初はコロンボ婦人ということで制作が始まったのだが、コロンボ・ファンから全く指示されず、路線変更となり、ついに製作サイドからも「ミセス・コロンボとコロンボ婦人は同一人物でない」とされたことで、単に苗字が同じというだけになってしまい、現在では黒歴史になっている。(当然、現在でも刑事コロンボとの繋がりは全て否定されている。)

明智小五郎の助手・小林芳雄」:江戸川乱歩の「吸血鬼」に於いて、名探偵明智小五郎の弟子として登場していにい、明智小五郎シリーズでは書かせぬ存在となる。特に「少年探偵団」シリーズでは、その団長とされたことで、明智小五郎との繋がりが深くなり、明智の助手としても活躍するようになった。(特に変装を得意としていて、女装も行う。で、怪人二十面相の備考を行ったこともあった。)

作中では11歳~13歳の少年とされているが、物語の設定年代に幅があるので、生まれが何年なのかは特定出来ない。(物語の設定年からすると、1920年前後の生まれとなる物語から、1945年過ぎの生まれとなる作品まである。)→「ケータイ刑事」では小学生検事正の多摩川ドイルの年令が常に10歳、となっているが、ひょっとしたら小林少年の年令がほぼ一定であるということをヒントにしているのかも知れませんね。

尚、小林少年には2人の従兄弟がいることと、両親は共に死んでいる、ということが分かっている。また、子供であるが、明智から拳銃の撃ち方を習っているのと、自動車の運転も行うことが出来る。(現在だと、運転免許を取ることが出来ない年令なので、設定年令を18歳に挙げざるを得ないですね...)

また、「少年探偵団」とは別組織である「チンピラ別働隊」(後に「特務機動隊」に名称を変更している。)を組織して、少年探偵団が活動できない夜間や危険な活動を行う組織にも属していて、活動をしている。

少年探偵団」:推理小説、漫画の世界などにいくつかの「少年探偵団」が存在しているが、最も有名なのは、江戸川乱歩の小説の中に登場した「少年探偵団」である。特に何の断りも無く「少年探偵団」と言ったら、江戸川乱歩の生み出した「少年探偵団」のことを指しているのが常識である。(この物語の元ネタも、江戸川乱歩の「少年探偵団」であるのは言うまでもない。)

ちなみに、江戸川乱歩作品以外に登場する「少年探偵団」(当然、乱歩の少年探偵団とは全く関係ない。)としては、ドイツの作家・エーリッヒ・ケストナーの小説「エーミールと探偵たち」(原題は「Emil Und Die Detektive」)に登場している。(→江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズの元ネタとなった作品でもある。尚、現在では「エーミールと探偵たち」という邦題になっているが、以前の邦題は「エミールと少年探偵団」となっていた。)また、漫画(アニメ化もされている)では「名探偵コナン」に、実写作品では「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」「じゃあまん探偵団 魔隣組」「夕陽ヶ丘の探偵団」に登場している。

江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズは1936年から1962年に書かれた小説である。乱歩以外のゴーストライターによる作品もあるが、乱歩が記した作品は以下の28作品が知られている。「怪人二十面相」「少年探偵団」「妖怪博士」「大金塊」「青銅の魔人」「地底の魔術王」「透明怪人」「怪奇四十面相」「宇宙怪人」「鉄塔王国の恐怖」「黄金の虎」「灰色の巨人」「海底の魔術師」「黄金豹」「魔法博士」「天空の魔人」「サーカスの怪人」「魔人ゴング」「悪魔人形」「奇面城の秘密」「夜光人間」「塔上の奇術師」「鉄人Q」「仮面の恐怖王」「電人M」「二十面相の呪い」「空飛ぶ二十面相」「黄金の怪獣」。

誕生の経緯は、「怪人二十面相」の中で、明智小五郎が掠われた際、二十面相に宝を狙われた羽柴家の次男・羽柴壮二が提案し、結成されたものである。(で、明智小五郎の救出を行った。)

メンバーは子供たちばかりであり、団長は明智小五郎の弟子でもある小林芳雄少年である。(11~13才ということになっている。)また、メンバーには女の子もいる。結成時のメンバーは10人であるが、シリーズが進んで行くにつれて、次第に人数が増えている。尚、団長以外の主なメンバーとしては、花崎マユミ、羽柴壮二、桂正一、篠崎始、野呂一平、井上一郎、がいるが、後に映像化作品では、人数を減らしていて、団長とこの6人を合わせた7人という作品がある。

メンバーは「七つ道具」と呼ばれる(映画「007」シリーズで言う所の)道具を持っている。また、メンバーは「BDバッチ」と呼ばれるバッチを持っていて、これが探偵団のメンバーであることを示しており、また、これが色々と役に立っている。

映画化されたり、ラジオドラマやテレビドラマとして製作されたこともあり、更にはこれをベースにした「少年探偵団もの」と呼ばれる作品もいくつかある。

 

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