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古代少女隊ドグーンV#8 [特撮]

今回は着ぐるみ色の強い妖怪が登場したということで、遊んでいるというが伝わってきたが、物語としては今一つ消化不良でした。それにしても、5人もいたら、誰かが空気になるのは予想した通りであるが、今回は主役となるドジちゃん、そして翔太までもが空気化してしまい、一人気を吐いていて目立っているドロちゃんと今回の主役のドカちゃん以外のレギュラー・キャラは完全に開店休業ということで、キャラクターの扱い方がダメでした。ちなみに、今回のような内容だったら、完全にいるのかどうか分からない「その他」の見習妖怪ハンターはいなくても気づかれないかも...

また、今回も風刺という部分もしっかりとでているのは良いのだが、劇中でドカちゃんがやったことは完全に犯罪行為であるだけに、ストーリーの展開には色々と問題がありましたね。(最低でも、ドグちゃん先生のお仕置きぐらいは与えないと...)

ということで、今回は、物語としては楽しめるのだが、内容的には色々と問題有りということで、改めて手を入れて貰いたい物語でした。ただ、深夜枠での放送だから、多少は甘く見られる所はあるのだろうが、放送時間帯によっては、某団体からクレームが殺到してもおかしくない内容ということで、「問題作」でしたね。

大きな箱を2人の男が運んでいる。それが地面に置かれると、蓋が開き、中からゴリラのような化け物が現れて炎のような叫び声を上げた。で、運んでいた2人はゴリラのようになってしまい、怪物は逃走した。

ドロちゃんが気合いを入れてテッポウ(相撲)の特訓をしている。が、それについて行けないドカちゃんは切れてしまい、ドロちゃんと対立し、家出をしてしまった。(バナナを忘れて取りに戻ってから出ていった。)で、公園でバナナを食べていたら、怪物が現れ、話している内に仲良くなった。その怪物に「ドカちん」と名付けたドカちゃん。ドカちんは、アフリカから日本に連れてこられたということで、故郷に帰りたいという思いに満ちていた。それをくみ取ったドカちゃんは、ドカちんをアフリカに返してやろうと思い、そのためにはお金が必要と言うことで、色々とお金稼ぐことを始めた。(大道芸でお金を得ようとするのは問題ないが、ドカちんと組んで、強盗紛いのことまでしていて...)

被害者が続出したことで、ニュースでも取り上げられ、「WANTED」という指名手配書が商店街に張られるドカちゃん。が、ある程度の小銭は集めていて、瓶にそれを入れていた。

一方、テレビで取り上げられているということで、ドジちゃんたちも心配でならない。が、ドロちゃんはもっと心配していて、一人でドカちゃんを捜しに出る。ドロちゃんの性格を分かっているドグちゃんはドジちゃんにアドバイスをして、ドジちゃんたちもドカちゃんを捜しに出た。また、シャシャ爺が妖怪検索をすると、それは妖怪ドカコングだということが分かった。

ドカちゃんは廃工場に隠れていたが、食べ物を手に入れてくると言って出ていく。そこにドロちゃんがやってきた。妖怪と言うことで退治しようとする。更にドジちゃんたちも現れるが、ドカちんは抵抗する。で、天井が崩れ落ちて、ドロちゃんがその下敷きになる。ドカちゃんはドロちゃんを助けようとするが、瓦礫が重くて持ち上がらない。それを見たドカちんが力を貸して、ドロちゃんを助け出した。

自分を退治しに来た者を助けたことになったドカちん。ドカちゃんはドジちゃんに、泣きながらドキドキウェーブを要求した。で、「行きますよ~」で変身したドジちゃんが「ドキドキウェーブ!」そして妖怪ドカコングは退治された。が、いつものように気持ちよさそうに「胸一杯!」と言うことは出来なかったドジちゃん。ドカちゃんはドカちんのことを思って号泣していた。

家に戻った一同、相変わらずのドロちゃんだったが、ドカちゃんは1人で川辺にやってきて、瓶の中にドカちんとの思い出のスカーフを入れて、それを川に流した。「川は海に繋がっている、海は世界中に繋がっている、必ず帰れる」と言うと、ドカちんのように優しい妖怪ばかりではないので、ドカちゃんは妖怪ハンターになることを改めて誓っていた。

物語としては悪くないのだが、たった一ヶ所の汚点(ドカちゃんが悪いことをしていた所)によって全てのプラス部分が否定されてしまうことになったたげに、実に残念な物語でした。もう少し練って、問題点と指摘した所を別の方法にしたら、ドカちゃんの優しさがより描けただけに...

また、もみあげ、一本眉毛といったビジュアルに頼った小ネタが宙に浮いてしまうことになって、今回の物語の練り方が不十分だったということを露呈することになってのも残念でした。→今回もKJ脚本だったが、今回は「ハズレ」でした。

はっきり言って、「ドグちゃん」と比べて人数が増えたことが、ここまでは完全に裏目に出ていて、(ビジュアル的なお楽しみはアップしているが、)物語の面白さは半減している。しかも、物語が進むにつれてますますつまらなくなっている。残り4話が不安になってきました。同時に、KJ脚本でも今回のような詰めの甘さが目立った物語があると、「銭形結」でもKJ脚本の物語が登場するでしょうが、不安要素ばかりが増えるだけですね...

ラスト(次回予告の後)の「じゃんけん」は、ドカちゃんの登場で、「手(チョキ)チョキ」でした。

 

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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