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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その184) [ケータイ刑事]

今回から15クール目に突入ということで、本連載も(連続で)3年7ヶ月目に突入です。今回は「ケータイ刑事」から久しぶりに劇場版を持ってくることにします。で、今回のテーマは「レーザー光線の恐怖」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは劇場版第2作(通称「M2」、「ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」)を、「007」からは「ダイ・アナザー・デイ」です。

ケータイ刑事」:「M2」。2007/3/10劇場公開となった劇場版第2作である。2011年2月に劇場版第3作が公開されることになっているため、一応現時点では「劇場版最新作」であるが、この看板もまもなく「M3」に譲ることになりますね。

警視庁の銭形警視総監の部屋に向かうには、レーザー・センサーが張り巡らされた通路を通らなければならず、レーザー網に引っかかるとそれでおしまい(その場に閉じ込められることになる)である。石川一族は、そのレーザー網について、どのように張り巡らされているのかというとを全て掴んでいて、アジトとなる石川城の中に、レーザー光線を赤い紐で再現していた。で、洗脳したちゃんとちゃんに、そのレーザー網を体を捻ったり、アクロバティックな動きをして突破することが出来る様に仕込み、銭形警視総監の暗殺の刺客として送り込もうとしていた。ちゃんとちゃんは洗脳されているため、銭形警視総監を敵と思い込み、訓練を重ねた。(赤い紐には鈴が付けられており、触れたら鈴の音がするので、鈴の音がしないように突破することを体に覚えさせようとして、訓練をした。)で、何度も練習している内に、2人はレーザー網をかいくぐって突破するための動きを体で覚え、鈴の音を慣らすことなく突破することを身につけた。

ということで、いよいよ銭形警視総監暗殺を実行すると言うことになり、婦人警官に化けたちゃんとちゃんは洗脳されたまま、警視庁に乗り込んだ。

まずは問題の通路に通じている前に扉があり、その扉には網膜照合によるキー・システムが設置されていた、これに戸惑ったちゃんだったが、システムはちゃんを認識し、パスすることが出来た。(ちゃんは(洗脳されているので)訳が分からないままであった。)で、問題の通路に辿り着いた。しかし、レーザー光線は全く見えないものであった。2人は練習で体で覚えたように、踊のように体を捻ったり、屈めたり、更にはアクロバティックな動きを繰り返し、レーザー網の突破に挑んだ。で、レーザー網に引っかかることなく、無事に突破した。(これで警視総監室の前に辿り着いた。)

そして、銭形警視総監の部屋に突入すると、素早く銃を撃って、デスクにいる銭形警視総監を暗殺した。が、ちゃんとちゃんが撃ったのは、ダミーの人形であり、警視総監はその場にはおらず、無事であり、暗殺は失敗した。また、松山さんと柴田束志さんが現れたのだった。(その後、雷ちゃんと零ちゃんに話しかけようとする松山さんと柴田さんだったが、ちゃんとちゃんは警視総監室から脱出し、厳しい警戒の中、清掃係に化けて警視庁を脱出した。)

007」:「ダイ・アナザー・デイ」。21世紀最初のシリーズ作品であって、2002年のシリーズ第20作であって、5代目ボンドの第4作&最終作である。前作では「R」と呼ばれていたJ・クリースが本作で3代目Qとなって登場した作品でもある。21世紀最初のシリーズ作品ということもあって、これまで以上にハイテク秘密兵器が登場した作品でもある。

物語の後半で、アイスランドにあるグレーブスのアイスパレスに乗り込んだボンド、そして別口でやはり乗り込んだジンクス(=ボンドガール)。ジンクスは捕まり、ダイヤモンド切削用のレーザー加工装置によって体を切断されそうになる。ボンドがそれを(結果的に)助けることになるが、ボンドもグレーブスの手下と交戦中ということもあって、ジンクスにレーザーが迫り、更にはボンドにもレーザー光線が迫る。ボンドは敵のレーザー光線による攻撃を体を捻って避けたり、体を曲げて避けるということで、何とか攻撃を躱していた。

一方、縛られているジンクスはジンクスで、その窮地を何とか抜けだそうとする。で、レーザー加工装置のコントローラーを苦労の末にようやく掴むことに成功し、窮地を逃れた。

ボンドが敵を何とか倒したことで、ジンクスはボンドに声を掛け、そして助け出されることになったが、見た目ではジンクスの方がボンドに助けさせたと言うような感じでした。

で、2人は脱出使用とするが、ドアは指紋認証キーが必要であった。ボンドはそれを破壊しようとするが、ジンクスは、ボンドが倒してグレーブスの手下の腕をレーザー加工機を使って切断し、その腕を指紋認証台に乗せた。で、ドアは開いて、2人は(とりあえず)その場から脱出し、更にグレーブスを追った。

共通点は、レーザー光線を使ったシステムが使われていてその光線に触れると命取りになる(「ケータイ刑事」では防犯装置が作動して脱出不能になる、「007」では負傷して場合によっては命を落とす。)というところ、体を色々とくねらせることで光線に触れることを避けようとしたことである。また、この前後の所で、生体認証システム(「ケータイ刑事」では網膜、「007」では指紋)を使ったロックがかかった場所を(「ケータイ刑事」ではこのシーンの前に、「007」ではこのシーンのあとに)通過しているということも共通点と言って良い。

相違点は、レーザー光線を使ったシステムであるが、「ケータイ刑事」では侵入者を検知するための防犯システムであって、そこで使用されているレーザー光線に殺傷能力はないのだが、「007」では殺傷能力があるシステムであったということ、更に、「ケータイ刑事」では事前に赤い糸を張って再現した場所で練習していたため、計算され尽くした動きを体で覚えていたが、「007」では事前に知るよしも無く、更に戦いの中で武器として使用されたため、瞬間的に対処しなければならなかったというところがある。

次回は、「ケータイ刑事」をTVシリーズからに戻して、「シチュエーション」ということで記す予定です。尚、「銭形結」に関しては、最低でも年内は取り上げることはしないことにします。(内容次第では年明けから取り上げるかも...)何が登場するかお楽しみに。

 

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