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JOHN FARNHAM『WHISPERING JACK』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された6年ぶりとなる12枚目のスタジオ・ソロ・アルバムである。前作を発表した後に、LITTLE RIVER BANDのメイン・ボーカリストとしてバンド活動を行っていたこともあって久しぶりのソロ・アルバムとなったが、LRBでの活躍もあって、本アルバムは彼の発表したソロ・アルバムの中では最大のセールスを記録したアルバムとなった。本国オーストラリアとスウェーデンでは1位を獲得し、ニュージーランドでは2位、スイスでも3位を記録している。(米英では苦戦しましたが...)

収録曲は以下の全10曲である。『Pressure Down』『You're The Voice』『One Step Away』『Reasons』『Going, Going, Gone』『No One Comes Close』『Love To Shine』『Trouble』『A Touch Of Paradise』『Let Me Out』。

尚、2006年には本アルバムの20周年記念盤として、ボーナス・トラックに『Pressure Down(Extended Version)』を追加した全11曲のCDと、ライヴを収録下全15曲収録のDVDのセットとなった2枚組のものがリリースされている。

この中からシングル・カットされたのは4曲であり、1st.シングルの『You're The Voice』はオーストラリア、オランダ、スウェーデンでは1位を獲得し、スイスでは3位、イギリスでは6位、ニュージーランドでは13位を記録する大ヒットになった。尚、アメリカではBillboardで最高位82位を記録している。続く2nd.シングルの『Pressure Down』は豪州で4位、ニュージーランドで8位を記録、3rd.シングルの『A Touch Of Paradise』は豪州で24位、ニュージーランドで47位を記録、4th.シングルの『Reasons』は豪州で60位を記録している。

お薦め曲としては、ヒット曲である『You're The Voice』を筆頭に、シングル曲の『Pressure Down』『A Touch Of Paradise』『Reasons』、更に『No One Comes Close』をピックアップしておく。

サウンドの方はAORと言栩ことの出来る聴きやすいポップなものである。LRBでのことがあるだけに、ロック色を期待するとちょっと肩すかしを食らったような気にもなってしまう。が、ポップで聴きやすい曲が詰まっているため、肩を張らずに力を抜いて聴くことが出来るという所が良いところである。また、彼のボーカルが曲にマッチしており、AOR色の強いものになっているので、ボーカルがお好きな方も満足できるものである。

LRBでの活躍があるのに、ソロ・シンガーとしての知名度は今一つであるものの、'80'sサウンドにその名を奇談だバンドで活躍しただけのことはあって、高い実力があるのは言うまでもない。もう少し政党に評価されても良いと思うボーカリストであり、その彼の最大のヒット・アルバムである本作は、ボーカル・ファンは当然として、'80'sサウンドを聴くものとしては聴いておきたい所である。

 

Whispering Jack

Whispering Jack

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Bmg
  • 発売日: 2000/09/20
  • メディア: CD

↓20周年記念盤はこちら

Whispering Jack: 20th Anniversary Edition

Whispering Jack: 20th Anniversary Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Bmg Europe
  • 発売日: 2006/11/27
  • メディア: CD


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