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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その185) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「滑り台」です。(その149で「「滑り降りてきて…」というテーマで記しているが、その時は滑ってくる物を限定しなかったが、今回はそれを限定したということです。)取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.5話」、「007」からし「007は二度死ぬ」です。

ケータイ刑事」:「・1st.5話」。「浦島太郎一族の悲劇 ~目撃者は亀!殺人事件」という物語である。この物語は、これまで(「」「」と「・1st4話」まで)は主人公の銭形の髪型は同じであったが、この物語では前半部分でちゃんがいつもとは違う髪型(=ポニーテール)をシリーズで初めて見せた物語である。で、それが好評だったことで、「・2nd.」更には「・2nd.後半の夏服」でのちゃんの髪型変更のきっかけになった物語である。(そして、これは「・2nd.」、「・2nd./3rd.」でちゃんとちゃんが髪型を変えるという所に受け継がれている。)→さりげないところであるが、これも「ケータイ刑事」の歴史を変えた事柄が出てきた物語の1本と言うことになる。(「」はシリーズの歴史を変えた物語がいくつかあります。)

物語の冒頭で、五代さんがある公園で昇進試験の勉強をしている。(但し、手にしているのは「有名中学入試想定問題集」である。)その場所は、タコの形をした滑り台の真下であった。で、勉強している五代さんは問題集にある問題を口にする。「鶴と亀が10匹いて、足の数は合わせて34本。亀は何匹いるか?」という問題を読み上げた五代さんは「何でこんなの分かるのか?」とぼやき、全く分からなかった。で、そんな五代さんの様子を見た公演で遊んでいる近所の小学生たちは、五代さんの姿を見て笑っていた。子供たちに気づいた五代さんは、子供たちに文句を言って追い払った。

そんな所に(ポニーテールの)ちゃんが(タコの形をした)滑り台から(勢いよく)滑り降りてきた。で、その下にいた五代さんを突き飛ばすと、「7匹」と言って、五代さんがチンプンカンプンだった問題の答えを応えた(教えたと言った方が良いですね。)五代さんは突き飛ばされて驚いていた。更にちゃんは、「鶴亀算ですよ、知らないんですか?」と五代さんをバカにしたような口調のちゃんは「小学生でも分かる簡単な問題です。」「この本で勉強したって、試験受かりませんよ」と、立て続けに五代さんに対してたっぷりと口撃をした。これに対して五代さんは「幅広い知識が...」と言って広い見識が必要であることをアピールしたが、「方向が間違っています!」と泪ちゃんはバッサリと切り捨ててしまった。

この後、五代さんは、話題を変えてちゃんに「お前、ウサギだね」と言った。これに両手でウサギの耳を作るポーズをするちゃんは「そんなに可愛いですか?」と言うが、五代さんは「ウサギとカメのウサギ」だと言って、「地道に頑張っているカメ様ならぬ五代様が最後に勝つ」と強がりを口にした。するとここからはちゃんの得意の作戦に移行して、「そんなつもりで言ったんじゃぁ...ただ、五代さんのためだけを思って」と言って、嘘泣き作戦に突入し、「うぇーん」と(嘘泣きを)始めた。(五代さんに背を向けての嘘泣きなので、声は泣いていても顔は笑っていた。)

そんな所に「警視庁から入電中」という着ボイスで事件を知らせる入電が入ったため、嘘泣きを止めたちゃんは小さな声で「あっ、事件だ」と言ってから入電に耳を傾け、五代さんはちゃんが嘘泣きだったことを知ったのだった。で、事件の知らせを聞いて2人は現場へと向かった。

007」:「007は二度死ぬ」。1967年のシリーズ第5作であって、初代ボンドの5作目である。日本が舞台となった物語であるため、日本で大規模なロケが行われたので、日本では撮影時から大いに盛り上がった作品である。そのため、欧米での人気度と比べて日本での人気度に差があって、日本では人気の高い1本でもある。

来日したボンドは(蔵前)国技館で横綱佐田の山の仲介を経て、Mr.ヘンダーソン(MI-6の日本支局長であり、日本を愛していいて日本にも長く住んでいる男である。)と接触し、謎のロケットの打ち上げに関する情報をボンドに話す。が、その途中でヘンダーソンは何者かに背中を刺されたことで殺されてしまう。で、ボンドは直ぐにヘンダーソンを殺した暗殺者を追い、暗殺者を倒すと、上着を奪い、暗殺者になりすまして待っている車に怪我をした不離をして乗り込んだ。その車は大里化学のビルに向かい、ボンドはヘンダーソンが語っていた会社が大里化学であることを掴み、大里化学に忍び込むのら成功した。

ボンドを運んできた男を倒すと、早速情報収集を行い、脱出使用とするが、警備員に不審者として攻撃されることになってしまう。そんなボンドをアキが助けた。しかし、この時はボンドはまだアキの正体が分からないでいて、アキにも疑いの目を持っていた。車をあるシャッターの前に停めたアキはシャッターの中に逃げて行く、ボンドも直ぐにアキを追う。アキが入ったのは地下鉄の駅であった。ある程度走って逃げたアキだったが、あるところで立ち止まってボンドを待っていた。で、ボンドはアキに追いついたと思ったが、その瞬間、ボンドの足元の床が突然傾いて口を開けた。それは落し穴になっていて、ボンドはそこに落ちていった。

が、ボンドが落ちたところは滑り台になっていて、ボンドはそこを滑っていった。そして行き止まりかと思ったら、その壁が開き、終点に辿り着いた。そこは日本の秘密情報部のタイガー田中の地下にある隠れオフィスであり、ボンドはオフィスにあるソファの上に座るように着地した。アキを追いかけていたら突然オフィスにやってきたということで、ボンドは驚いていた。

で、オフィスにいたタイガー田中がボンドに語りかけた。先ほどのアキを追っているボンドの姿を写した映像が映し出されていて、香港で死んだことになっていたボンドのことを「死人にしては元気だ」などと皮肉めいたことを口にしたタイガー田中。そしてボンドの口から合い言葉(「I Love You」)が出たことで、タイガー田中は自分の正体やアキのことを語り、打ち解けたのだった。

そしてタイガー田中は、東京での移動用に使用している専用地下鉄車両(丸ノ内線の車両です。)に移動する。ボンドは大里化学で手に入れた情報を語り、そこで得た写真から貨物船ニンポー号が怪しいことを掴み、その船を徹底的に調べるように部下に指示を出すタイガー田中。まもなく、ニンポー号の出港した港や現在位置がわかり、手掛かりをつかんだのだった。

共通点は、滑り台を滑ったのは主人公(銭形/ボンド)であるということ、その後で皮肉めいたことを話題にしていたこと、その場に居合わせたのは年上のパートナー(相棒)であったということ、その場で任務となる事件についての情報を得ていることである。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では何処にでもある公園の滑り台であったので、だれでも滑ることが出来る「滑り台」であるが、「007」では地下鉄の駅構内に仕込んである秘密のものであり、しかも通じているのが日本の秘密情報部のボス(タイガー田中)のオフィスということで、誰もが滑ることが出来ない哲空手な滑り台であったということ、そして滑り台の長さが「ケータイ刑事」では数mであったが「007」では数十mはあったということである。(「007」のものは、一応「滑り台」と言っているが、日本の秘密情報部のボスのオフィスに通じている秘密の「斜行通路」という言い方をしてもいいでしょうね。少なくとも遊具としての「滑り台」という範疇の代物ではない。)

次回も「シチュエーション」と言うことで記していきます。何が登場するかお楽しみに。尚、「ケータイ刑事」の新作「銭形結」の第1話には、早速この連載に合致するネタがありましたが、「銭形結」を対象として記すのは、暫く先ということにします。

 

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