SSブログ

JESUS & MARY CHAIN『DARKLANDS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼らの2nd.アルバムである。1984年にデビューし、1985年の1st.アルバムでは'80'sという時代に'60'sのセンスを持ち込んだサウンドが斬新であったが、それ以来の待望のアルバムである。が、1st.のサウンドの特徴であるノイジーなところがなくなってメロディアスなアルバムとなった。が、このサウンドの変化は歓迎されて、本アルバムはイギリスで最高位5位を記録して、彼らの最大のヒット・アルバムとなった。(但し、アメリカではBillboardで最高位161位に留まり、後のアルバムの方がセールスは良かった。)

収録曲は以下の10曲である。『Darklands』『Deep One Perfect Morning』『Happy When It Rains』『Down On Me』『Nine Million Rainy Days』『April Skies』『Fall』『Cherry Came Too』『On The Wall』『About You』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。リリース順に『April Skies』(イギリスで最高位8位を記録している)、『Happy When It Rains』(イギリスで最高位25位)、『Darklands』(イギリスで最高位33位)であり、本国イギリスではヒットを記録している。(アメリカではいずれの曲もチャートインしなかった。)

お薦め曲は、シングル曲の『April Skies』『Happy When It Rains』とアルバム・タイトル・ナンバーでもあってシングル・カットもされた『Darklands』、そして『Down On Me』『On The Wall』『About You』という所をピックアップしておく。

1st.アルバムのサウンドは独特のものがあって、余りにも個性的であったが、それが受け入れられただけに、本アルバムでのサウンドの方向が変わったのは評価が分かれるところである。が、サウンドがメロディアスなものになったということで、ゲテモノの面白さだったのが親しみやすさを感じられる面白さになったということになる。もともと'80'sサウンドは親しみやすさというのは重要なファクターであるが、本アルバムのサウンドを聴けば、それにマッチした物になっているだけに、広く受け入れられたというのも当然であると言える。

それにしても、イギリスでは大ヒットを記録するのに、アメリカではさっぱりだったというのもまた面白いところでもありますね。

'80'sのブリティッシュ・サウンドがお好きな方には特に抵抗感なく受け入れられるものであるだけに、一度は聴いておきたいアルバムである。(尚、彼らのアルバムを最初という方は、個性豊かな1st.よりも本アルバムの方がいいかもしれませんね。)

 

Darklands

Darklands

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2008/03/25
  • メディア: CD

ダークランズ(紙ジャケットCD)

ダークランズ(紙ジャケットCD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。