ケータイ刑事銭形雷18話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形雷・裏ネタ編」は第18話の「地球最後の日! ~デイ・アフター・トゥモロー殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「地球」についてと「デイ・アフター・トゥモロー」について、そしてこの物語で雷ちゃんが気象学の四天王の一人と言うことが判明したので「四天王」について記します。尚、「地球」については「泪・26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 3」で記した物をベースにして加筆しました。
また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/4/30付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
「地球」:太陽系の第三惑星であり、岩石で出来ている地球型惑星(固体惑星)に分類される4つの中では最も大きい惑星である。(「地球型惑星」の4つは、水星、金星、地球、火星である。)
英語では「Earth」、ドイツ語では「Erde」、フランス語では「Terre」、イタリア語とポルトガル語では「Terra」(但し、発音は異なる)、スペイン語では「Tierra」、オランダ語では「Aarde」と言い、中国語では日本語と同じ「地球」と言う。
太陽からの平均距離は約1億5000万km(これを「1天文単位(1AU)」として、太陽系の大きさを述べる際の長さの単位とされている。)、赤道面の直径は約12750km、極直径は約12700km、離心率0.01672の楕円軌道で太陽の回りを回り、公転周期は365.256日、自転周期は23時間56分4秒である。また、衛星は月の1個である。
地球は完全な球体ではなく、極半径よりも赤道半径の方が約21kmほど大きい。そのため、よく言われるのは、地球での最高峰であるエベレスト(海抜高度で標高8848m)よりも、地球の中心点からの距離が最も遠くなる南米・エクアドルにあるチンボラソ山(海抜高度で6267m)を地球上で最も高い山だという声もある。実際、19世紀初頭まではこの山が世界で最も高い山と考えられていた。(ほぼ赤道直下という南緯1゜28'にあります。但し、この山はエクアドルの最高峰であるが、南米の最高峰ではない。→これも地球が完全な球ではないことから起こる不思議なところである。)
地表(地球の表面積)の総面積は約5億1000万平方キロで、その内の70.8%にあたる3億6100万平方キロが海である。が、陸地は均等に分部しておらず、北半球に偏って分布している。そのため、最も陸地の割合が多くなる面を「陸半球」と呼び、フランスのナント付近(北緯47゜13'、西経1゜32')がその中心となり、ヨーロッパを中心にユーラシア大陸、アフリカ大陸、北米大陸と南米大陸の北東部が入る。これには全陸地の84%が含まれることになる。しかし、陸半球においての陸と海の割合は49:51であって、これでも海の方が多いということで、それだけ地球は海が広いと言うことである。→そのため「地球」ではなくて「水球」と呼ぶべきという声もある。
一方、「陸半球」の裏側を「水半球」と呼び、こちらは90%が海である。陸地はオーストラリア大陸と南極大陸、南米大陸の南部、ニュージーランドとインドネシアなどである。中心はニュージーランド東南のアンティポデス諸島付近(南緯47゜13'、東経178゜28')である。
質量は 5.972×10^24kgであるが、これは万有引力定数と地心重力定数から計算される値であって、実際に質量を計った訳ではない。大きさ(体積)と重さ(質量)が分かったことで密度が算出され、計算値は5,513 kg/立方メートル(5.513 g/立方センチ)という数字になる。この値は水の約5.5倍であり、鉄の約0.7倍ということになる。(水より重いのは当然として、鉄よりも軽いというのは意外に感じるかもしれませんね。)が、この密度は太陽系の惑星では最も高い値である。
地球がどのようにして誕生したのかははっきりとは分かっておらず、いくつかの説があるが、現在では原始惑星系円盤でガスや宇宙塵が膠着して微惑星が形成され、これらが衝突を繰り返すことで成長していき、原始惑星を経て惑星が形成されたと言う説が主流になっている。尚、現在は誕生してから約46億年が経過していると推定されている。また、人類をはじめ、数多くの生命体が生息している星でもある。
「デイ・アフター・トゥモロー」:2004年のアメリカ映画であって、日本公開は2004年6月であった。地球温暖化によって将来引き起こされるとされる地球滅亡へと繋がる天変地異による異常気象を描いたパニック作品である。
作品データを記しておくと、原題は「THE DAY AFTER TOMORROW」、時間は124分、製作はローランド・エメリッヒとマーク・ゴードンの2人、原作、監督はローランド・エメリッヒ、脚本はローランド・エメリッヒとジェフリー・ナックマノフの2人、撮影はウエリ・スタイガー、音楽はハラルド・クローサーである。そして出演は、デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール、イアン・ホルム、エミー・ロッサム、ジェイ・O・サンダース、セーラ・ウォード、アージェイ・スミス、タムリン・トミタ、オースティン・ニコルズ、ダッシュ・ミホク、カール・アラッキ、ケネス・ウェルシュ、ペリー・キング、サーシャ・ロイス、たちである。
地球温暖化によって南極大陸の棚氷が融け始めた。棚氷の調査中にその光景を見た気象学者のジャック・ホールは、温暖化による海流の急変が将来的に氷河期を引き起こす可能性を考えて、その危機を訴えた。しかし彼の理論は否定されて相手にされなかった。が、それから数日後、世界各地で異常気象が起こり始める。東京ではゴルフボールのような大きな雹が降り、ロサンゼルスは巨大な竜巻によって壊滅、イギリスではスーパー・フリーズ現象によってオイルが凍結して英軍のヘリが墜落した。まさにジャックが考えた現象が起こり始めたのだった。そしてニューヨークは巨大な高潮が押し寄せる。そして地球は氷河期に入っていく...
大作ではあるが、派手なキャスティングもなく、地味な印象だった作品であるが、特撮技術によって評判を呼んで、竜巻や大津波などの災害のシーンがリアルだったとして高く評価され、世界中で大ヒットを記録した。
今回の物語は、完全にこの映画の展開をネタにしているが、大作ハリウッド映画と低予算作品とでは当然のことながら出来ることが違い、災害の様子をラジオが語っているというように実に上手くアレンジしたものでした。
「四天王」:本来の四天王は、仏教にあるものであって、四方を守る護法神である。その神とは、持国天(東方)、増長天(南方)、広目天(西方)、多聞天(北方)であり、東西南北の4つの方角の守護神である。その信仰は古くからあるものであり、日本では飛鳥時代から記録に残されており、聖徳太子が大阪の四天王寺を作ったのは、物部守屋との戦いで、四天王に戦勝を祈願し、実際に勝利したことを感謝するために作ったとされている。
この信仰は、奈良時代までは盛んであったが、平安時代になると衰退していくことになる。しかし、この本来の意味から転じて、ある世界、分野に於いて、最も秀でた4人のことを「四天王」と言うようになり、これはそのまま残るようになった。
歴史的にも「最も秀でた4人」という意味で使われるようになったのは主に平安時代であり、鎌倉時代の書物には色々と「○○の四天王」と呼ばれるものが登場している。尚、秀でた物が3人の場合は「三羽烏」と言うように、人数によって言葉が変わるものでもある。(場合によっては3人に無理矢理1人を追加して「四天王」と呼ぶようなものもありますけど...)
四天王―仏敵から世界を護る最強の守護神 (神仏のかたちシリーズ 2)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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