SSブログ

KEITH SWEAT『MAKE IT LAST FOREVER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼のデビュー・アルバムである。「ニュー・ジャック・スウィング」と呼ばれるようになるスタイルを確立することになる彼であるが、デビューから華々しくスタートを切っていた。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位15位を記録し、1988年の年間アルバム・チャートでも22位にランクインするヒットとなっている。

収録曲は以下の全8曲である。『Something Just Ain't Right』『Right And A Wrong Way』『Tell Me It's Me You Want』『I Want Her』『Make It Last Forever』『In The Rain』『How Deep Is Your Love』『Don't Stop Your Love』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。デビュー・シングルでもある『I Want Her』がBillboardで最高位5位を記録し、1988年のBillboard年間シングル・チャートでも74位にランクインしており、デビュー曲が大ヒットとなり、彗星の如く現れたニューフェースとなった。続く2nd.シングルの『Something Just Ain't Right』はBillboardで最高位79位、3rd.シングルの『Make It Last Forever』は同最高位59位、4か来るシングルの『Don't Stop Your Love』はHOT 100にはランクインせず、ということで、デビュー曲の大ヒットだけの一発屋になるかも?というチャート成績であったが、1990年の2nd.アルバムからのヒット曲もうまれ、'90'sはコンスタントにヒット曲を放つようになったのはご存知の通りである。

お薦め曲は、鮮烈なデビューを飾ることになった『I Want Her』、シングル曲であってアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Make It Last Forever』、そして『Don't Stop Your Love』をピックアップしておく。

兎に角、彼の登場で「ニュー・ジャック・スウィング」というスタイルが確立し、その中心人物して彼はブレイクして、'90'sは時代をリードすることになるのだが、確かに新しい時代を作るだけのエネルギーが感じられる。また、当然のことながら歌唱力もあって、数年のキャリアがあるような内容のあるアルバムになっていることも凄いところである。

デビュー・アルバムでは、様々な試みが行われることもあって、中には捨て曲とされるような曲も収録されていることが多いのだが、本アルバムには捨て曲はなく、彼の可能性の大きさを感じさせるようにダンス系ナンバーからバラードまで、たっぷりと彼のボーカルを堪能させてくれる内容になっている。

'90'sをリードする存在になる彼であるが、そのスタートは本アルバムであるだけに、ニュー・ジャック・スウィングは'90'sサウンドと区切らずに、彼の船出となる本アルバムを聴きたいところである。また、'90'sサウンドがお好きな方も、彼のスタートは'80'sであり、ここから'80'sサウンドの方にも聴く幅を広げて貰いたい所である。

 

Make It Last Forever

Make It Last Forever

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1987/12/16
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

KARLA BONOFF『NEW WOR..SUBWAY(SOUNDTRACK) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。