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ケータイ刑事銭形零8話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形零」の第8話「ハッタリ君のはったりを暴け! ~忍者殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目の増補となる今回は、高村さんについて行ったちゃんが口にした「お見合い」について、高村さんの口から出た言葉から「情報収集」について、「暗号解読」について、「肉体鍛錬」について、「尾行術」について記します。尚、「お見合い」については「・17話[裏ネタ編]PART 1」で「見合い」として記したものをベースにして、「尾行術」については「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]」で「尾行」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/2/24日付です。)

お見合い」:仲人、もしくは世話人と呼ばれる仲介人によって、結婚を望む男女が対面することをいう。英語では「Arranged Introduction」または「Meeting with a View to Marriage」もしくは「Marriage meeting」と言い、ドイツ語では「Eheversammlung」、フランス語では「Réunion du Mariage」、イタリア語では「riunione di matrimonio」、スペイン語では「reunión política」という。

歴史的には結構古くからあるものである。現在の見合いは、見合いを希望する男女がそれぞれ、自分の写真やプロフィール等を用意する。(これを「釣書」と言う。)そしてそれを世話人に提出し、受け取った世話人は別の世話人と連絡を取り合うなどして、釣り合いの取れそうな相手を探す。で、相手が見つかったら、それぞれ互いの釣書を相手方に見せることで紹介する。結婚を希望する男女は、釣書を見て会うかどうかを決め、双方が共に会うことを希望したら、対面する段取りを世話人が用意をする。で、双方が対面したことで見合いは完了となる。それから先のこと、すなわち、結婚に進むか、それっきりとするのかは、見合いを行った男女当人同士が決めることであって、世話人をはじめとする他人が関与することではない。

また、見合いを行った後についてであるが、今後の決断については、一度会ってそれで判断しても良いし、日を改めて二、三度会ってみて、それから判断しても良い。が、それ以上会ってから断るというのは相手に対しても失礼になるので、せいぜい2、3回会ったら、その時点でそれ以後について何らかの結論を出すべきである。尚、つきあうことにしなかった場合は、二度とその相手に会うことはない。(偶然にも、町中でぱったりと出会ってしまったとしても、互いに声を掛けることはしないのが礼儀である。)

一方、世話人は親類縁者や知人、友人、職場の上司や先輩というように、本人に何らかの関係がある人に頼むのが一般的であるが、最近では結婚相手を紹介することを業務としている会社があって、結婚を希望する男女はその会員になって登録し、その会社が行う催し物に参加して、相手と出会うというような機会(集団見合いパーティなど)を提供している所もある。→ビジネスで行っているので、この場合は会費や紹介料などの支払いが必要となる。

そう言えば、お姉ちゃまは五代さんがお見合いするのを監視していて、色々と気にしていたが、ちゃんもお姉ちゃまの妹ということで、「見合い」という言葉には敏感なのでしょうね...

情報収集」:「情報」とは、ある事柄に関する知らせのことを言う。1つの事柄であっても様々な側面があるので、情報は様々なことがある。また、時間と共に変化していくものでもある。(時間の経過と共に「情報」は陳腐化していき、価値が無くなっていく。また、内容は刻一刻と変化していき、更新され続けることになる。→「台風情報」はその典型的なものである。)

一方、「収集」とは、あちこちから取り集めること、または取り集めたもののことを指す。

よって「情報収集」とは、情報を集めることを言う。世の中の動き、天気情報、交通情報などであれば、ニュースやラジオを見て(聴いて)いたり、インターネットの情報発信されている所を閲覧すれば手に入るが、刑事である高村さんが必要とする情報はそういうものではなく、現場や聞き込みなどを行ってお詰める必要があるものである。この物語の忍者教室から情報収集能力を高めることが出来るのかは疑問があるが、高村さんは少なくとも向上心があるということだけは分かるので、まあよろしいんじゃないですかね...(人間、向上心まで失ってしまったら終わりですし...)

暗号解読」:文字通り、暗号を解読することを言う。英語では「Decipher」、ドイツ語、フランス語、スペイン語では「Decryption」(但し、発音は異なる)、イタリア語では「Decifratura」と言う。

「暗号」とは、内容を第三者に分からないようにするために、当事者の間だけで了解できるように取り決められた特殊な記号や言葉のこと、またはその規則に則って作られた文章のことを言う。よって、誰にでも解読できるものは「暗号」とは言わない。(特定の組織内の誰にでも解読できるものは「暗号」に含まれるが、レベルの高いものとは言い難いですね。)

暗号は、その規則を知っている者だけが内容を理解できるものであるため、秘匿性が必要な場合に古くから使われていたものである。その歴史は古く、古代から使用されていて、記録としては紀元前5世紀の古代ギリシア(スパルタ)でスキュタレーという棒が使われていた。(現在の技術から見ると、容易に解けてしまうものであるのだが、それを知らない者にとっては内容は分からないので、一応「暗号」としての役割は果たしていた。またこれは戦争で暗号が使われていた記録でもある。)その後、時代と共に様々なものが考案されて、15世紀には2枚の回転式円盤を組み合わせて暗号を作り出す装置が登場し、機械式の暗号が使用されるようになる。更にカード式、乱数表を使った表式などが登場した。20世紀になると、ドイツの「エニグマ」、日本の「パープル」、アメリカの「SIGABA」、スイスの「NEMA」、イギリスの「TypeX」などの機械式暗号装置が登場し、暗号の技術が更に発展した。(これらは、技術の進歩、開発競争によって、これまで使用されてきた暗号では秘匿性が低くなったためであり、より複雑なものを簡単に作り、または解読するために生まれたものである。)第二次大戦は、ある意味では暗号技術が大きく飛躍した戦争でもあった。戦後は、よりいっそう暗号は複雑化して、コンピューターの登場で、更に複雑怪奇なものになっている。

「暗号」と「暗号解読」の技術は「戦争」によって大きく発展してきたということになる。敵に自軍の作戦を知られないようにするには秘匿性の高いものが必要であるが、当然のことながらスパイが暗躍し、暗号の解読を専門に行う部門が出来、更に複雑な暗号の開発を、というイタチごっこの繰り返しでもある。

現在ではデジタル符号に置き換えて情報伝達が行われているが、これもある意味では「暗号」である。見ただけでは「0」と「1」だけの羅列であるが、フレームや同期信号、制御コードなどが決められていて、これらによって「0」と「1」の数字が意味のある配列になり、更にそれぞれに対応した意味が出てくるためである。

肉体鍛錬」:「鍛錬」とは、修養、訓練を積んで心身を鍛えること、技能を磨くことである。類義語として「練習」「訓練」「修練」「習練」と言う言葉がある。(但し、微妙な違いがあって、「練習」はこれを行うことで上達することを重視して行うもの、「訓練」は教えて習得ること、「修練」は精神と技能を磨き鍛えることであって、精神的な要素が加わったもの、「習練」は繰り返し習うこと、練習を繰り返すこと、を言い、「鍛錬」は「心身を鍛えること」と言うように、「技能」ではなくて「身体的なこと」を高めることである。)

「肉体鍛錬」とは、体を鍛えることであるが、「鍛錬」という言葉だけで「心身を鍛える」という意味になるので、「肉体鍛錬」と言わずに「鍛錬」と言っても同じことである。

英語では「Discipline」または「Training」と言い、ドイツ語でも「Training」(英語と発音は異なる。)、イタリア語では「Addestrando」、スペイン語では「Entrenando」と言い、中国語では日本語と同じで「鍛錬」という。

尾行術」:「尾行」を行うための術、その方法のことである。当然のことながら、そのやり方、コツというものがある。

「尾行」とは、人のあとをこっそりと、その人に気づかれないようについていくことを言う。特に警察官が容疑者に対して行い、行動を監視するということが行われている。→刑事ドラマではお馴染みのものである。

尚、言葉としては「あとをつけていく」だけでも「尾行」と言うことになるが、現実に行われている「尾行」は、「あとをつけていく」だけではなく、「監視する」という行為があってこそ「尾行」と言うことになる。単に「あとをつけていく」と言うのであれば「ストーカー行為」と解釈されてしまうこともあり得る。但し、ストーカー行為の場合は、あとをつけられる方が「つけられている」と認識している必要がある。(だからこそ「ストーカー被害者」として相談したりするのである。)「尾行」の場合は「つけられている」と認識されないように行わなければならない。この点が「尾行」と「ストーカー」の違いと言うことになる。

英語では「尾行する」という意味では「follow」または「Tail」「shadow」という言葉が使われ、「尾行」は「tailing」(ドイツ語では「Schwanz」という。)、「尾行者」や「探偵」は「shadow」、「(刑事などの)尾行する人」は「tail」という単語が使われる。

今回、高村さんが口にした「情報収集」「暗号解読」「肉体鍛錬」「尾行術」の内、「情報収集」については誰でも何らかの分野に於いて、日常的に行っていることである。(新聞、テレビ、インターネットなどから情報を得るという行為として行っている。)また、専門分野では、その「専門用語」若しくはその分野の隠語などを使って対応していれば、一種の「暗号解読」を行っていることになる。そして「肉体鍛錬」については、引きこもり、または入院生活や寝たきり生活をしていれば体を動かすことは殆ど無いのでこれを行っているとは言えないが、普通の日常生活であれば、運動量に程度差はあるが、ある程度体を動かしているので、大なり小なりの「肉体鍛錬」は行われている。(但し、程度を考えると「鍛錬」と言えるか?ということはありますが...)しかし「尾行」に関しては、これを行っている人は(警察官や探偵などの)ごく一部の人になる。

 

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