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「SHOCKING DARK」 [映画(洋画)]

表題の作品は1989年のイタリア映画「エイリアンネーター」である。日本公開は1991年1月であった。イタリア映画のもう一つの顔として、ヒット映画のパロディということがあるが、本作はタイトルから想像できるように「エイリアン」と「ターミネーター」とを足し合わせたようなB級SFアクション作品である。(「B級」と言うよりも「C級」と言った方がイタリア映画らしいでしょうかね...)

作品データを記しておくと、時間は90分、原案と脚本はクライド・アンダーソン、監督はヴィンセント・ドーン、撮影はリカルド・グラセッティ、音楽はカルロ・マリア・コルディオである。そして出演は、クリストファー・アーレンス、ヘイヴン・タイラー、ジャンカルロ・フィールド、トニー・ロンバルド、ドミニカ・クールソン、マッシモ・ヴァンニ、マーク・ステインボーン、たちである。

有毒ガスのために死の町となった近未来のヴェネチア。海兵隊から派遣された女科学者のサラたちは、謎の怪物に襲われた。その怪物の正体は、ある研究所で行われていた遺伝子操作によって変化した人間たちだった。特捜班のメンバーは怪物に襲われていき、一人、また一人と人数が減っていく。そんな中、サラは研究所の唯一人の生き残りである所長の娘・サマンサと共に謎に挑んでいくことになる。が、二人の前に、研究所に出資しているチュブラ社の男・フラーが襲いかかった。チュブラ社はヴェネチアを浄化すると見せかけて、実は環境を悪化させて町を独占しようと企んでいたのだった。しかし、その計画が失敗したために、ヴェネチアを爆破してしまおうとして、フラーというアンドロイドを送り込んできたのだった。サラとサマンサはフラーに追いつめられるが、研究所にあったタイムマシンを使って、死滅以前のヴェネチアに脱出し、後を追ってきたフラーを別の次元に追い去ることに成功したのだった。

元ネタが元ネタであるだけに、ハチャメチャな展開の物語として進んで行く。が、本作について、いちいち突っ込んでいたらきりがないのは言うまでもない。元々、B級(C級)作品であるため、そういうツッコミ所が満載というのが魅力なのである。ストーリー展開も、主人公が窮地に追い込まれると、都合よくタイムマシンがあるというのもそういう作品だからである。

大作志向の方に取ってはツッコミ所満載と言うよりも、余りにもユルユルであきれ果ててしまうのは必至であるため、そう言う方は見ない方がよい。本作は、B級作品がお好きな方や、パロディ、パクリに対して許容範囲の広い方か見るべき作品である。

尚、本作はDVD化はおそらくされることはないであろう作品と思われるが、かつてLDではリリースされていた。また、これでも劇場公開作品である。そう言うことを考えれば、部分的にはまともと考えても良いのでしょうかね?(LDでのリリースはB級/C級作品でも行われていたので驚きませんが...)

 

↓一応、ビデオですが...

エイリアンネーター [VHS]

  • 出版社/メーカー: タカラ
  • メディア: VHS


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