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MADNESS『7』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年10月に発表された彼らの3rd.アルバムである。(タイトルが「7」であるが、7枚目と言うことではなく、メンバーが7人ということである。)スカのリズムを取り入れた明るくポップな彼らのサウンドは、日本では車のCMに使われた大ヒット曲でお馴染みである。どことなくコミカルな用にも感じ取れる彼らのサウンドであるが、本作でもその楽しさに満ちた内容となっている。尚、本アルバムは過去2作がイギリスのアルバム・チャートで2位を記録しているが、それには及ばなかったとは言っても、最高位5位を記録している。(但し、アメリカではチャートインしていない。)

収録曲は以下の全13曲である。『Cardiac Arrest』『Shut Up』『Sign Of The Times』『Missing You』『Mrs. Hutchinson』『Tomorrow's Dream』『Grey Day』『Pac-A-Mac』『Promises Promises』『Benny Bullfrog』『When Dawn Arrives』『The Opium Eaters』『Day On The Town』。

この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。1st.シングルの『Grey Day』はイギリスで最高位4位を記録、2nd.シングルの『Shut Up』も最高位7位を記録している。3rd.シングルの『Cardiac Arrest』は最高位14位に留まり、デビュー曲に続く2曲目から8曲連続してイギリスのシングル・チャートでTOP 10入りを続けていた記録が止まることになった。(が、この気を久野次のシングルが彼らの唯一の全英No.1の座を獲得することになるのである。)また、2nd.シングルと3rd.シングルの間には、1982年春にリリースされる新曲入りのベストアルバムからの先行シングルの『It Must Be Love』がリリースされている。(最高位4位を記録している。)

お薦め曲は、シングル曲の『Grey Day』『Shut Up』『Cardiac Arrest』と、『Sign Of The Times』『Promises Promises』『The Opium Eaters』『Day On The Town』という所をピックアップしておく。

彼らは本国イギリスでは大ヒットを飛ばしていたが、アメリカではさっぱりだった。(アメリカでの最大のヒット曲は1982年の『Our House』であるが、イギリスではそれ以上のヒット曲が多数ある。)日本ではCMソングの『In The City』方が更に有名であるが、この曲はイギリスではシングル・カットされていないというように、本国と日本、アメリカでは知名度、ヒットの内容が全く違うというのも面白い所である。→ある意味では日米欧(イギリス)の違いを象徴しているバンドということになる。

「スカ」は欧州とアメリカでは全く違う時期にブームを迎えることになるため、スカの本場・ジャマイカのものと、欧州のスカ、更にはアメリカのものとは区別されているというややこしいことになっているのだが、彼らのポップで明るく楽しいサウンドを耳にすると、そういう細かい分類はどうでも良くなってしまう。彼らのサウンドはそれだけ底抜けに楽しいものということになる。ということで、じっくりと楽しみながら聴いておきたいアルバムである。

 

7

7

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Salvo
  • 発売日: 2010/04/13
  • メディア: CD

セヴン~デラックス・エディション

セヴン~デラックス・エディション

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ミュージック・シーン
  • 発売日: 2010/04/24
  • メディア: CD

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