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ケータイ刑事銭形雷20話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第20話の「タネも仕掛けもありません ~売れないマジシャン殺人事件」についての「裏ネタ編・増補」は今回限りです。で、ちゃんがあゆみの楽屋で時間を計るのに使っていた「ストップウォッチ」について、あゆみが口にした伝説のマジシャンである「ロベール・ウーダン」について、ラストで岡野さんが行おうとしたマジックに使われた「フェルトペン」について、そのペンはこれだったと言うことから「油性」について記します。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/5/14付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

ストップウォッチ」:競技や学術の分野で時間計測を行う際に使用される小形の時計のことである。一般に時刻を表示する時計と異なるのは、秒以下の時間までを精密に計測することが可能ということであって、任意に計時を開始/停止することが出来るということである。(任意と言っても手動操作で行うため、ボタンを押すタイミングがあるため、瞬間的な時間計測はほぼ不可能である。)

別の言い方としては「記秒時計」と呼ばれることもある。

アナログ時計と同様に針式(機械式)のものと、デジタル表示を行うクオーツ式のものとがある。前者は最小目盛が1/5秒または1/10秒のものがある。(高精度のものとして1/20秒と言うものもある。)尚、長針が秒、短針が分を表示する。計測の開始/停止は竜頭を押すことで行う。(再度竜頭を雄と、時間がリセットされる。)また、長針が2本遭って、ラップタイムの計測が可能なものもある。(このタイプの場合は、竜頭で計時の開始/停止を行い、リセットは独立したボタンがあるのが一般的である。)

一方、クオーツ式のものは、デジタル式時計には当たり前の機能として装備されている。ボタンを押すことで計時の開始/停止を行い、計測された時間は秒以下の時間を1/100秒単位で表示するものが一般的である。(但し、中には1/50秒単位で表示するものもある。)しかし、1/100秒単位で計測出来ると言っても、人が手でボタンを押すため、小数点第二位の数字は実質的には意味がないと言っても良い。(それだけ精密にボタン操作を行うことは不可能である。)→競技陸上競技では、人間が操作することで誤差が生じる影響を避けるため、スターターのピストルと連動して電気的に計測を開始する方式が採用されている。

尚、アナログ式の腕時計の中には、「クロノグラフ」などのようにストップウォッチ機能を有しているものも一部にはある。

英語では「Stopwatch」、ドイツ語では「Stoppuhr」、フランス語では「Chronomètre」、イタリア語では「Cronometro」、スペイン語では「Cronómetro」、中国語では「秒表」と言う。

ロベール・ウーダン」:フルネームはジャン・ウジェーヌ・ロベール=ウーダン(JEAN EUGÈNE ROBERT-HOUDIN)である。(通常は「ロベール・ウーダン」と呼ばれている。)19世紀のフランスのマジシャンである。生まれは1805年で、亡くなったのは1871年である。(65歳で亡くなった。)出身地はフランス中部の都市・ブロワである。(ロワール・エ・シェール県の県庁所在地である。また、フランス王・ルイ十二世の出身地でも知られている都市である。)

時計職人として仕事をしていたが、幼い頃からの夢であったマジシャンに転身して1845年にマジシャンとしてデビューする。当時のマジックは中世的な演出の元で行われていたが、彼はそういう従来の演出方法とは全く異なる演出を導入した。(従来のマジックは暗がりで行うため、「魔術」というような演出が行われていたが、彼は明るい元で行い、「魔術」という雰囲気を払拭した。)特に、機械や電気を導入した大がかりな仕掛けを用いたマジックを考案し、燕尾服を着てそれを演じた。

彼のスタイルは瞬く間に世界中に広がり、新しいマジックのスタイルとして誰もが真似るようになった。特に、マジシャンが燕尾服を着るのが当たり前になっているのは、彼のスタイルが定着した証でもある。また、演出についても現代のマジックで色々と用いられている基礎を生み出している。そのため、彼は「近代奇術の父」と呼ばれるようになった。

有名なマジックとしては「弾丸受けの奇術」「客から兎を取り出す奇術」が知られている。(「弾丸ウケの奇術」は「愛・9話」にも使われている。)また、パリに「魔術の殿堂」を創設したのも彼であり、奇術の解説書の出版も行った。

この物語の劇中でミラクルあゆみが口にした「マジシャンとは魔法使いを演じる役者である」という言葉は、彼が残した有名な言葉として広く知られている言葉である。

フェルトペン」:筆記用具の一つであり、フェルトを芯軸としたペンである。インクはフェルトに浸してあって、芯軸を通してペン先にインクが伝わって(毛細管現象を利用している。)いき、ペン先で描画する筆記用具である。尚、インクはフェルトに浸してあるが、水性インク/油性インクのどちらでも問題ない。(そのため、水性のものと油性のものの両者がある。)

いくつかのメーカーが商品化しているが、「マジックインキ」という商標(内田洋行の登録商標である。商品は寺西化学工業が製造している。)で販売されているものが余りにも有名であることもあって、「マジック」と呼ばれることもあるが、「マジックインキ」は「フェルトペン」の一つであり、その種類の筆記用具の総称は「フェルトペン」である。→他の呼び名としては、「マジックペン」「マーカー」「マーキングペン」「マーカーペン」「サインペン」などがある。

元々は、フェルトにインクを浸すため、キシレンなどの混合剤に油溶性顔料を配合したインクが作られたため、油性のものが市場に登場した。これは紙だけでなく、ガラス、プラスチック、布、皮、木、金属、陶器というように身の回りにあるものの何にでも書くことが出来るということ、また、油性インクであるため、速乾性であること、水に濡れても書かれた文字が消えないという特徴があって、広く普及することになった。

また、フェルトに変わってアクリル繊維をペン先に使ってより小さな文字を書くことか出来るものがぺんてるから1960年に発売される。(これも油性インクであった。)

尚、油性インクでは手に付いた場合に簡単に落ちないということがあり、更には紙に書いた場合は裏移りをするということが欠点とされた。で、その対策として開発されたものが水性インクを用いた同様の構造を持つ筆記用具の「サインペン」である。これは1963年にぺんてるが発売した。(「サインペン」というのは当初はぺんてるの登録商標であったが、これが広く普及したことから一般名詞となった。→現在ではぺんてる以外のメーカーからも「サインペン」の名称で発売されている。)

その後、「蛍光ペン」と呼ばれるもの、「ホワイトボードマーカー」と呼ばれるホワイトボード用のものなどもフェルトペンに含まれるものである。(水性インクを用いたものである。)

英語では「Felt-tip Pen」、ドイツ語では「Filzstift」、フランス語では「Feutre」、イタリア語では「Penna di Feltro-Punta」、スペイン語では「Pluma del Fieltro-Punta」、中国語では「尖頭萬能筆」という。

油性」:油が持つ性質のこと、潤滑油の性質の一つのこと、「親油性」の省略した言い方のこと、である。特に「親油性」のことを指す使い方をされることが多く、この物語で言っているのはマジックのインクのことであるだけに、インクが親油性である、ということである。

「親油性」とは、物質(化合物など)が油に溶けやすい性質を持っているということである。また、親油性の物質は水との親和性が低いため。水には溶けにくいという性質がある。

油性マジックのインクも水には溶けにくいという性質があるので、布で拭いたぐらいでは落ちない。岡野さんはそういう「油性インク」の特製を利用したマジックとして、インクを水性インクのものに変えることでマジックを行おうとしていたが、ちゃんが中身を変えていたために、その目論見は潰れてしまったということでした。

尚、英語では「Oily」と言い、中国語でも日本語と同様に「油性」と言う。

 

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