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ケータイ刑事銭形零14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形零」の第14話(2nd.1話)「帰ってきた男! ~福笑いキング殺人事件」の「裏ネタ編」の5回目の増補となる今回は、遺体の発見現場がここだったと言うことから「雑木林」について、これがアリバイに使われていたことから「新年会」について、被害者はこれを履いていたことから「足袋」について、これを履いていなかったことから「草履」について記します。尚、「雑木林」については「・36話(2nd.23話)[裏ネタ編]PART 12」で記したものをベースとして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/16日付です。)

雑木林」:一般的に使う場合と専門用語として使う場合で、読み方、及び意味が変わる言葉である。(但し、一般的に読む場合は「難読漢字」の一つとして知られているが、専門用語の場合は意外と簡単に読めるかも知れませんね。)

一般的には「ぞうきばやし」と読む。意味は、種々の雑木が混じって生えている林のことである。この場所にある樹木は良材にはなることはなく、せいぜい薪として利用する程度である。そのため、「高価な(質の良い)木材を得ることの出来ない林」という意味でも使われる。(早い話、どこにでもあるような普通の林のことである。)

英語では「Copse」または「Brush」といい、ドイツ語では「verschiedener Bäume」、フランス語では「Bosquet de divers arbres」、イタリア語では「Boschetto di alberi miscellanei」、スペイン語では「Bosquecillo de árboles misceláneos」、ポルトガル語では「Arvoredo de árvores diversas」、中国語では「雑木林」と言う。

専門用語としては「ざつぼくりん」と読むが、これは林業産業の世界に於ける専門用語である。(一般的には使わない言葉である。)林野庁が主に昭和30年代(1955年から1964年の間)に行った有用樹種を植えて作った人工林に対して、自然のままの林のことを指す言葉として定義された言葉である。(人工的に植林していない林は、単一の原生林であっても、多種多様な木々が生えていても、全て「雑木林(ざつぼくりん)」と呼ばれた。→人工的に植えられていない林は全てこれに含まれることになる。)

当然のことながら、「ざつぼくりん」と読むのは役所を含む林業関係者であり、その数は多くない。よって、一般的にはこの意味は知らなくても問題はない。

但し、「ぞうきばやし」という読みは難読漢字の代表的なものの一つとして知られていて、漢字の読み方テストへの出題が非常に多い。一方、「ざつぼくりん」という読み方は、「ぞうきばやし」という一般的な読み方を知らない場合、素直な読み方であるということが出来る。また、「雑木林」の読みの際、不正解の回答としては一般的なものである。→学校のテストで出た場合、「ざつぼくりん」と回答して、専門用語である、として先生に食いついたが、先生がその専門用語を知らず、専門書まで引っ張り出して「ざつぼくりん」という読み方が間違いではないということを主張した知り合いが過去にいました...(そこまでして点数を稼がなくても...と思いましたけど...)

新年会」:年の初めに、新年を祝うために行われる仲間内の宴会のことである。特に、職場の同僚たちの間で酒を酌み交わして行われる宴会のことを言う。(これでは、同じ部署で、同期で、特定の集団で、などのように、別の集まりで複数回の「新年会」が行われることになる。→それだけ宴会好きということでもありますね。)

また、宴会ではない「新年会」というものもあって、年の最初に、新年の挨拶と、その年の抱負や方針などの訓示を行う場という位置づけの場合もある。(賀詞交換会はその一例と言うことが出来る。)

但し、どちらの「新年会」も年の初頭に行われるものであり、複数の人が集まる場であるということに変わりない。(後者は新年の最初の出勤日に行われるのが普通であるが、前者(宴会)の場合は、1月中旬頃まで行われるのは一般的であって、1月末ごろに行われる様な場合もある。)

俳句の世界では、新年の最初に行われるものであるため、「新年」の季語である。(「冬」の季語ではない。→「忘年会」は「冬」の季語である。)
英語では「New Year's party」、ドイツ語では「neue jährliche Konvention」、フランス語では「nouvelle convention annuelle」、イタリア語では「convenzione annuale e nuova」、スペイン語では「nueva convención anual」、ポルトガル語では「convenção anual nova」、中国語では「新年会」と言う。但し、後者の意味での「新年会」(=「宴会」ではない場合の「新年会」)については、近年では日本語をそのままローマ字にした「Shinnenkai」という言い方がされている。これはビジネスの場では、取引相手の風習に従うということが一般的であり、日本企業の新年の行事が世界に知られるようになったためでもある。

足袋」:履き物の一つであって、和装の際に用いられるものである。親指の入る部分が独立していて、それ以外の4本の指の部分とに分かれている。そして、親指と人差し指の間の部分は草履、下駄などの鼻緒を通す部分となっている。

歴史は古く、鎌倉時代に登場している。但し、当時のものは革製のものを紐を用いて結び、使用していた。これは草履を履く際、特に冬季では足が冷えるということで、防寒用として生まれたものであった。(正に、手袋の足用と言ったものであった。)それが次第に礼装用として用いられるようになっていった。また、江戸時代になり、17世紀中盤に木綿製のものが生まれ、これが次第に普及していくことになった。そして江戸時代中期には革製のものは淘汰された。また、紐を用いたものも減少していって、現在の一般的な形である小鉤掛けのものが生まれ、紐を用いるものは淘汰されていった。

尚、「足袋」は俳句の世界では「冬」の季語であるが、これは「足袋」は当初は防寒具であったためである。

英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語など、殆どの言語で日本語をそのままローマ字にした「Tabi」と言う言い方がされる。また、中国語では「分趾鞋襪」または「日本式短布襪」と言う。

ちなみに、足底にゴム製のものを取り付けて、そのまま外履きとして使用することが出来るようにした「地下足袋」と言うものがあるが、これは「足袋」をして考案されたものである。登場したのは大正末期である。特に、関東大震災後の復興作業の際に一気に普及した。「じかたび」は「地下足袋」と表記するが、「地下」は当て字である。「直接土地を踏む足袋」と言う意味であって、「直(じか)に」という意味であって、この中の「じか」の部分に「地下」という当て字が用いられ、それがそのまま広まった。

草履」:履き物の一つであって、現在では和装の際に用いられるものである。(洋靴が普及する以前は日常的に使用される履き物であった。)また、鼻緒を有している履き物である。そのため、足袋を履いている場合には相性の良い履き物と言うことになる。

古くは藁で作られたもの(所謂「わら草履」)が一般的であるが、イグサ、竹の皮を用いたものも知られている。現在では革製、ビニール製のものまである。特に女性用の草履は高級感のあるものが一般的であるが、草履は履き物の中では格式の高いものと位置づけられている。

近年では、鼻緒が足の鍛練に効果があると言われるようになった。(鼻緒を親指と人差し指で挟むことで、台を踏ん張ることになり、これが足の筋肉を鍛え、また足裏の土踏まずの形成や外反母趾の予防にも良いとされている。)

英語では「Sandals」、ドイツ語では「Sandalen」、フランス語では「Sandales」、イタリア語では「Sandali」、スペイン語では「Sandalias」、ポルトガル語では「Sandálias」と言うが、近年では世界的に日本語をローマ字にした「Zori」と呼ばれるようになって、「サンダル」とは区別されるようになっている。また、中国語では「草屐」と言う。

 

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