RED RIDER『DON'T FIGHT IT』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1980年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。カナダ出身のバンドであり、ブレイクすることが期待されたが、アメリカでは今一つ受け入れられなかったものの、なかなか心地よいロックを聴かせてくれるバンドである。本アルバムはアメリカではBillboardで最高位146位に留まっている。
収録曲は以下の全10曲である。『Don't Fight It』『How's My Little Girl Tonight』『Iron In The Soul』『Make Myself Complete』『Good News』『White Hot』『Talkin' To Myself』『Just The Way It Goes』『Look Out Again』『Avenue 'A'』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。デビュー・シングルでもある『White Hot』はカナダでは最高位20位を記録し、アメリカでもBillboardで最高位48位を記録するまずまずのヒットとなった。続く2nd.シングルの『Don't Fight It』は、カナダでは75位、アメリカでは103位と伸び悩んだ。尚、彼らは1986年以降(解散する1989年まで)はバンド名を「TOM COCHRANE & RED RIDER」に変更している。バンド名変更後はアメリカでのヒットは生まれなかったため、『White Hot』は彼らのアメリカでの最大のヒット曲になった。(カナダではそれなりのヒット曲を発表していて、『White Hot』を上回るヒット曲(カナダでTOP 5入りをするヒットとなった。)も2曲生まれている。)
お薦め曲は、シングルの『White Hot』と『Don't Fight It』、更に『Make Myself Complete』『Good News』『Talkin' To Myself』という所をピックアップしておく。
サウンドはポップなところがあるものの、オーソドックスなロックである。もう少し派手な所が欲しいという気にもなるのだが、オーソドックス過ぎるロックも時には宜しいかと...、ということで、良いんじゃないですか。
尚、彼らは2002年に(オリジナル・メンバーの)5人ではなくて3人で再結成し、現在もスリー・ピース・バンドとして現役である。(但し、再結成後は2002年にアルバムを1枚発表しただけである。)
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