「VALBORGSMÄSSOAFTOM」 [映画(洋画)]
表題の作品は1935年のスウェーデン映画「ワルプルギスの夜」である。日本では1989年になってようやく劇場公開された作品である。I・バーグマンの初期作品の1本であって、スウェーデン時代の作品である。
作品データを記しておくと、時間は81分、白黒作品である。監督はグスタフ・エドグレン、脚本はオスカー・リードクイストとグスタフ・エドグレンの2人、撮影はマーティン・ボディ、音楽はエリック・ベントソンである。そして出演は、ラーシュ・シューシュ・ハンソン、イングリッド・バーグマン、カーリン・カールソン、ヴィクトル・シェストレム、エリック・ベルグラード、ストゥリュー・ラガーウォール、マリー・ルイス・ソルボーン、たちである。
職場の上司に恋してしまったレナは、彼に妻がいることに心を痛めて悩む。彼は、妻と別れてレナと結婚して新たな人生をスタートさせるつもりでいた。しかしレナは、そんな彼の気持ちも知らずに実を引いて会社を辞めてしまう。一方、彼は、妻が密かに子供を堕ろしたことを寝たにされて、ある男から脅迫されていたことを知り、妻を守ろうとする。これによってレナと彼との関係は更に大きく変わることになって...
現在では、よくありそうな不倫ドラマのような設定であるが、現在と当時の世相では大きく違っているだけに、メロドラマとして成り立つ展開の物語である。(制作から75年が経過していれば、ある意味では仕方のないところである。)それだけに、現在の感覚ではツッコミ所満載ということになる。→そういう見方で見るというのも面白いかも知れないですね。
また、I・バーグマンの初期作品であるということで、この点に注目してみておいても宜しいかと...
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