ゴーカイジャー #13

如何にも戦隊らしいノリの物語。一つの誤解から更に大きな誤解に発展し、結局はことが丸く収まるというのは「戦隊」では定番中の定番である。また、アイムの「まっ、いいか」と言う台詞が全てを物語っている物語でもあって、実に分かりやすい物語であった。巨大戦でも雑魚がいなくて、敵怪人の巨大化した一体だけだったことも、ごっこのノリの戦隊らしい所であって、実に見やすくまとめられていましたし。（物量投入にうんざり気味であっただけに、やれば出来るじゃない、という所である。）

キャラとしては、バカ殿下らしいノリの作戦と、あっさりとその力を失ってしまう鉱石というのも戦隊らしい展開である。こうなると、是非とも（ツッコミ所満載である）幼稚園バス・ジャック作戦を殿下には実行して貰いたい所である。

登場したパチモン戦隊も少なかった（モモレンジャーとゴセイピンク、ギンガマン(いや、パチモンだから「ギィーンガマン」ですね。)）ものの、今回は「戦隊」らしいノリと（小さいながらも）上手く纏まった物語ということで、オリキャス・ゲストの登場しない物語としてはまあ良かった方でした。→物量投入によるインフレ感から脱却するにも、今回のように登場させるキャラを絞った物語も必要と言うことである。（登場キャラを絞れば、同時に費用削減も可能ですし...）

欲を言ったら、もう少しアイムの過去を語って欲しかったところであるが...→アイム主役回なのに、存在感が感じられず、影が薄かったのが残念。ただ、「道を教えてあげた」という台詞は裏読み出来る台詞でもあっただけに...（100m走で独走して新記録の可能性があったのに、ゴール手前10m以降を流したことで、平凡な記録に終わった、という印象の物語でした。）

まあ、次回の「カーレンジャー」編への繋ぎと言うことで、全てが「まっ、いいか」ということでよろしいかと...（でも、猿顔の一般市民が登場するのなら、その隣にウメコも登場して貰いたいと思う所でもあります。）

 

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