ROBYN HITCHCOCK『BLACK SNAKE DIAMOND RÖLE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表された彼のソロ・デビュー・アルバムである。ポスト・パンク、ネオ・サイケ・バンドのTHE SOFT BIYSの中心的メンバーだった彼がソロに移行したアルバムであるが、サウンドの方は特に変わったこともなかったこともあって、さほど注目されることはなかったアルバムでもあった。
収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、再発される度にボーナス・トラックに変化が見られていて、現時点で最も新しい2007年の再発盤では8曲のボーナス・トラックが追加されている。(1曲のものが2種類(別の曲である)、5曲のものが他にもある。)
オリジナル版の収録曲は以下の通りである。『The Man Who Invented Himself』『Brenda's Iron Sledge』『Do Policemen Sing?』『The Lizard』『Meat』『Acid Bath』『I Watch The Cars』『Out Of The Picture』『City Of Shame』『Love』。
2007年再発盤のボーナス・トラックは以下の8曲である。『All I Wanna Do Is Fall In Love』『A Skull, A Suitcase, And A Long Red Bottle Of Wine』『It Was The Night』『I Watch The Cars No.2』『Give Me A Spanner Ralph』『It's A Mystic Trip』『Grooving On An Inner Plane』『Happy The Golden Prince』。
また、ボーナス・トラックが1曲だったもののボーナス・トラックとしては、『Dancing On God's Thumb』のものと、『The Man Who Invented Himself (Zinc Pear Mix)』のものとがある。また、ボーナス・トラックが5曲だったもののボーナス・トラックは『Dancing On God's Thumb』『Happy The Golden Prince』『I Watch The Cars #2』『It Was The Night』『Grooving On An Inner Plane』であった。
お薦め曲としては、彼自身のお気に入りの曲である『Brenda's Iron Sledge』と『Acid Bath』、それ以外からは『I Watch The Cars』と『City Of Shame』をピックアップしておく。
サウンドの方は万人向けというものではなく、ネオ・サイケの路線の延長線上にあるものであるため、取っつきにくいということもある。が、ポスト・パンクのサウンドとして様々なものが登場した'70's終盤のブリティッシュ・サウンドがお好きな方であれば、多少は琴線に触れるのではないですかね。まあ、万人向けのサウンドが全て良いというものでもなく、コアなファンのための小数の支持者しか以内サウンドであっても、それはそれで面白いものである。
UKのコアなサウンドがお好きな方は必聴のアルバムである。(普通のサウンドがお好きな方は、避けておいた方が無難かと...)
↓2007年再発盤
↓1995年・ボーナス・トラック5曲盤
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