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「WACO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1966年のアメリカ映画「渡り者」である。日本での劇場公開は1967年6月であった。共作小説の映画化作品である。
作品データを記しておくと、時間は85分、原作はハリー・サンフォードとマックス・ラムの2人、監督はR・G・スプリングスティーン、脚本はスティーヴ・フィッシャー、撮影はロバート・ピタック、音楽はジミー・ハスケルである。そして出演は、ハワード・キール、ジェーン・ラッセル、リチャード・アーレン、ブライアン・ドンレヴィ、テリー・ムーア、アン・セイモア、ジョン・エイガー、ウェンデル・コーリイ、ジョン・スミス、ジーン・エヴァンス、たちである。

時は1880年代、ワイオミング州の辺境の町・エンポリア。この町はジョー・ゴーアというボスに支配されていて、正義のために立ち上がる男たちは次々と彼の凶弾に倒され、保安官までもが倒された。町長はそんな状況を見かねて、留置場に収容されているウェイコという拳銃の腕の立つならず者に特赦を与えて釈放した。ウェイコも町のためになると決めたが、彼の婚約者・ジルが、ウェイコが留置されている間に牧師のサムと結婚してしまったことを知ると、町のために戦う意欲を失ってしまった。そしてこの町を自分のものにすると言う野望に火が付いた。そして助手を追放し、かつての監獄仲間のエイス・ロスを呼び寄せることにした。その頃、ジョーはウェイコとジョーを兄の仇と狙うジェナー兄弟を殺し、町を乗っ取る計画を進めていた。そんな所に子分を連れて町にやってきたロスは、ジョー一味のことを知ると、戦わずに町を去ってしまった。そしてジョーが町を乗っ取る行動を開始した。町の人たちは必死に抵抗し、牧師はウェイコを庇って重傷を負う。ウェイコはその牧師に心を動かされて、町のために働く決心をした。そしてジョーの一味を倒した。町の人たちは熱狂的にウェイコを歓迎し、ウェイコは保安官となった。

西部劇ではならず者が町のヒーローになるという物語は珍しいものではないが、本作もそういう1本である。本作では主人公・ウェイコの心の描写がもう少し行われていたらと思うのだが、娯楽作品として捕らえれば、心の描写はこんなものといった所ですかね。が、娯楽作品としたら、もう少し作品の華となる所が欲しいところなんですが...

西部劇としたら、アウトローの主人公が町を救うということではオーソドックスな作品である。そのため、特に新鮮に感じるところはないが、特定のパターンを抑えていることで、安心して見ていられる作品でもある。

 

※本作は、かつてはLDでリリースされていたが、DVD化もされていません。

↓は関係ない別作品です。

Waco: Rules of Engagement [DVD] [Import]

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  • 出版社/メーカー: New Yorker Video
  • メディア: DVD


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