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「WARNING SIGN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1986年のアメリカ映画「バイオ・インフェルノ」である。日本での劇場公開は1986年10月であった。B級作品の範疇にある作品であるが、B級作品らしい伏線の元、それを上手く回収しているということで、なかなか良くできた作品である。(と言っても、やはりB級作品ですが...)

作品データを記しておくと、時間は100分、監督はハル・バーウッド、脚本はハル・バーウッドとマシュー・ロビンスの2人、撮影はディーン・カンディ、SFX・VFX・特撮はJ・ケヴィン・パイク、特殊メイクはエドアルド・アンリケス3世、音楽はクレイグ・セイファンである。そして出演は、サム・ウォーターストン、キャスリーン・クインラン、ジェフリー・デマン、リチャード・ダイサート、ヤフェット・コットー、G・W・ベイリー、たちである。

遺伝子工学を応用して、成長を促進するトウモロコシ、生産性の向上した小麦、穀物を霜から守るウイルス、強力な穀物の種を持つ種などの農作物を、更には人体の発育不良を治し、肝臓疾患や癌、エイズ患者に光明を与える成長ホルモンの肝炎Bワクチンを開発したバイオ会社の研究所で異常が発生した。コンピュータ管理の研究所は、「危険発生」を察知すると、建屋のシャッターを全て閉じてしまった。これによって従業員たちは全て建屋の中に閉じ込められてしまった。そしてその中から数人が細菌に汚染されて倒れた。従業員の一人であるジョーニーの夫で、郡の保安官であるモースは妻から連絡を受け、最近研究所を辞めたフェアチャイルドに救援を要請するが、拒否されてしまう。その理由は、研究者のニールセンとシュミットは密かに細菌戦争に向けた実験を行っていたためだった。閉鎖された研究所の内部では汚染が進み、全員が命の危機にさらされていた。軍に救援を求め、軍がやってきたものの、群衆と小競り合いになってしまい、事態は良い方に向かない。遂にフェアチャイルドが自ら解決に乗り出すことにして、細菌に感染した黄体ホルモンが解毒剤になるかを自分の身体を使った人体実験を行い、有効であることが分かった。で、それが伝えられ、生き残っていた研究所の所員たちは無事に助かった。

ストーリーとしてはB級作品の王道をいくようなものであって、それらしいものが次々と登場する。また、閉所となった研究所で細菌兵器の恐怖を描きながら、犠牲者も助かる者の双方が教科書にあるようなフラグが立ち、そのように進んで行くだけに、期待を裏切らないB級作品の作りとなっている。B級作品の範疇であるものの、B級作品であることを十二分に分かった上での作りというのは、潔さとすがすがしさを感じることが出来る。B級作品がお好きな方は要チェックの1本である。(大作志向という方は、「見ないでお帰り下さい」と言っておきます。)

尚、本作は、かつてはLDでリリースされていたが、現在ではDVD化されていない作品である。B級作品であるが、B級作品ということを分かった上でのB級作品であるだけに、DVD化して貰いたい作品である。

 

↓ビデオです。(日本版と輸入版です。)

バイオ・インフェルノ [VHS]

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: VHS

Warning Sign [VHS] [Import]

Warning Sign [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

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