「WAXWORK」 [映画(洋画)]
表題の作品は1988年のアメリカ映画「ワックス・ワーク」である。日本での劇場公開は1989年4月であった。ホラー映画でお馴染みのモンスターたち(狼男、吸血鬼、ミイラ男、ジキル博士など)が次々と登場するホラー作品である。単なるモンスターのオールスター登場ではなく、なかなか上手くまとめられている作品である。
作品データを記しておくと、時間は97分、監督と脚本はアンソニー・ヒコックス、撮影はジェリー・リヴリー、美術はジャンニ・クォランタ、音楽はロジャー・ベロンである。そして出演は、デボラ・フォアマン、ザック・ギャリガン、ダナ・アッシュブルック、エリック・ブラウン、J・ケネス・キャンベル、クレア・ケリー、ミッチェル・ジョンソン、パトリック・マクニー、チャールズ・マッコーハン、マイルズ・オキーフ、ジョン・リス・デイヴィス、デヴィッド・ワーナー、クレア・ケアリー、たちである。
高校生のマークは、友達たちと共に、近所に出来た蝋人形館にやってきた。そこには不気味な館主がいて、展示している蝋人形は、様々な怪物たちであって、モンスターとして知名度の高い狼男や吸血鬼などであった。マークたちはおもしろがっていたが、友人たちが一人、また一人と蝋人形に変えられていく。実は、この蝋人形館の館主は、世界征服を企んでいて、40年前にマークの祖父を殺した犯人であった。マークは殺されないようにと館主に挑んでいくが...
作風としたらB級作品の範疇であるのだが、モンスター映画がお好きな方には、蝋人形であるとはいうものの、実に嬉しいシチュエーションがある。また、全体的にはホラー映画の雰囲気があるだけに、B級作品であるが、十分楽しむことが出来る作品である。(但し、大作志向の人は、結末に対して大きな不満を抱くでしょうから、見ない方良いでしょう。)B級作品らしいラストの展開とオチということで、良くできたB級映画である。
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