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「女賭博師」(その11) [映画(邦画)]

今回は、1970年に製作されたシリーズ第16作について記します。尚、劇場公開は1970年2月であった。

シリーズ第16作女賭博師壺くらべ
作品データを記しておくと、1970年の大映作品であって、時間は81分、監督は井上芳夫、脚本は高岩肇と井上芳夫の2人、撮影は小林節雄、美術は高橋康一、音楽は鏑木創である。そして出演は、江波杏子、丸山明宏、成田三樹夫、園井啓介、真山知子、高橋昌也、北龍二、上野山功一、大川修、豪健司、三夏伸、中原健、井上大吾、花布辰男、関敬六、桜京美、篠田三郎、北城寿太郎、早川雄三、隅田一男、佐伯勇、谷謙一、前田五郎、森田健二、藤井竜史、目黒幸子、荒木康夫、八並映子、津山由起子、浅見ちづる、松村若代、河島尚真、九段吾郎、中田勉、飛田喜佐夫、中館慎吾、森一夫、塩屋翼、葛知健、深石弘、志保京助、遠藤哲平、稲妻竜二、木島進介、たちである。

大滝銀子の父・倉吉は陸中振りの名手として知られている壷振りである。ある日、小田原の縄張りを賭けて、吹き寄せの精次と対戦した。が、前川興行の罠にはまり、倉吉はイカサマの汚名を被せられて殺されてしまい、銀子は相模灘に投げ込まれた。しかし銀子は九死に一生を得た。そして銀子は、父の無念を晴らすために壷振り修業の旅に出る。それから2年、精次  は前川のやり方が一段とあくどくなったことに嫌気が指して旅に出た。そして信州のある賭場で銀子と対決することになった。この時、精次は指を一本、銀子は髪を賭けた。しかし、妖艶な女賭博師・竜神のお松は互いが傷つくのを惜しみ、仲裁した。その時、銀子は父譲りの陸中振りを見せたため、精次は銀子の素性を知る。その頃、前川は勢力を拡大し、西伊豆を手中にしようとしていて、松木組との縄張りを賭けた大勝負が迫っていた。精次は前川から呼び戻される。が、寺屋組の生き残りの辰三に襲われた。銀子は銀子で、死んだはずの寺屋組代貸・弥三郎が生きていること、そして辰三の顔を見て逃げるのを目撃した。というのは、2年前、弥三郎は裏切り、その直後に2人は前川に殺されたはずだった。そして西伊豆を賭けた勝負の日がやってきた。松木組の壷振りに迎えられた竜神のお松に、精次に対抗して壷を振りたいという銀子。お松は銀子にその座を譲った。そして銀子と精次の対決が始まる。そしてその場で銀子はイカサマを見破り、勝負に勝った。そして前川は消されたのだった。

お馴染みの展開であるのだが、銀子に絡む人物との因縁が今一つであることもあって、物語の盛り上がり方が無い。この点が残念な所であるが、シリーズものとしてお馴染みのパターンであることで、脳内補間することで何とか耐えられる作品というところでした。(まあ、シリーズ終盤ということを感じさせるボロが色々とありましたし...)

 

↓本作はありません。シリーズ作品の一部です。(しかもビデオです。)

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