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ケータイ刑事銭形結6話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形結」の「裏ネタ編」は、第6話の「電気ウナギが明日を照らす ~大学教授殺人事件」に突入です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から、「電気ウナギ」について、「大学教授」について、そしてこの物語ではこれについて語っていたことから「省エネ」について、「エコロジー」について、「クリーン電力」について、「エコロジスト」について記します。尚、「大学教授」については「・23話[裏ネタ編]PART 2」で、「エコロジー」については「・18話[裏ネタ編]PART 4」で「エコ」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「ここをクリック」してご覧下さい。

電気ウナギ」:デンキウナギ科の硬骨魚のことである。「シビレウナギ」という言い方もある。また「デンキウナギ」という表記も一般的に用いられる。尚、名前に「ウナギ」と入っているが、日本で一般的に言う「ウナギ」とは完全に別の種族である。(形が「ウナギ」に煮ていることから名前に「ウナギ」と入っているが、生物学的には鯉の方がより近い種族の魚である。)

南米・アマゾン川とオリノコ川の両水系に分布する大型魚であり、成魚は全長2.5mにまで成長する。身体の公報は側扁している。魚であるが、鱗は無く、身体の色は暗褐色である。細長いことと体色からウナギのように見えるが、ウナギとは身体の構造が全く違っている。夜行性であって、昼間は物陰に潜んでいる。

電気を発する生物の中では最も強い電気を発し、最高電圧は600~800Vに達する。また、電流も1Aに達する。しかし、最高電圧を出力できる時間はせいぜい1ミリ秒(=1/1000秒)という短時間である。(これでも瞬間的には大電力となるため、人間でも感電する事故が発生し、心臓麻痺を起こしての死亡事故も起こっている。但し、この物語のように黒こげになるような電力ではないため、あさみさんの発想(デンキウナギに感電して黒こげになった)はあり得ないことである。→「ケー刑事」らしい発想ということでは面白いのだが、飛躍しすぎているので...)

発電する仕組みは、筋肉の細胞が変化して、発電板になったものであって、それが何千個も並んでいるため、かなりの電圧に達する。(1個の発電板の起電力は約0.15Vであって、乾電池の1/10でしかない。)また、発電するにはアデノシン三リン酸(ATP)という物質が必要であるため、常時発電できるという訳ではない。(疲労していると発電できなくなる。)

ということで、この物語ではデンキウナギを使った発電の研究を行っていたが、そのエネルギー量は瞬間的には大きいが、持続時間が短いため、電力量としてはそれほど大きくない。蓄電出来ても知れている。発電板の仕組みを応用して、発電素子の研究開発をした方がより有用だと思いますが...

尚、デンキウナギ以外にも、デンキナマズ、シビレエイ、エレファントノーズフィッシュなどは発電能力を持っていて、人間が感電するほどの電力を発することが出来るが、デンキウナギの発電能力の方が大きいため、この物語のように研究しても実用化というのはね...(まあ「ケー刑事」らしい発想の物語として、ネタとなるだけですが...)

英語では「Electric eel」、ドイツ語では「Elektrischer Aal」、フランス語では「Anguille électrique」、イタリア語では「Anguilla elettrica」、スペイン語では「Anguila eléctrica」、ポルトガル語では「Enguia elétrica」、中国語では「電鰻魚」と言う。

大学教授」:「教授」とは、大学や高等専門学校などの高等教育機関で専門教育行う教員の中の最高位の職階である。(幼稚園、小中高等学校も教育機関であるが、これらの機関の教員は「教諭」と呼び、「教授」という職階は存在しない。)尚、「教授」は高等教育機関の教員であるが、高等教育機関の全ての教員が「教授」ということではない。(「准教授」または「講師」も高等教育機関では教員となっている。)

「大学教授」とは、各種高等教育機関の中でも、文字通り大学に於いて、「教授」の地位にある教員のことを言う。(当然のことながら、大学の教員の全てではない。)

しかし、「大学教授」という言い方は一般的ではなく、普通は単に「教授」と呼ばれている。(通常「教授」と言うと、特に断っていなければ「大学教授」のことを指す。)大学以外の高等教育機関(高等専門学校)にも「教授」という階級はあるが、普通は「教授」と呼ばれないことが多い。

また、「教授」にも色々と種類がある。「主任教授」と「専任教授」は、その大学に定年まで留まることが出来るが、「客員教授」や「招請教授」のように一定期間の間だけという教授もいる。また、医学部(大学病院などにいるのが一般的)には「臨床教授」と呼ばれる非常勤の教授も存在する。

また、「名誉教授」と呼ばれる教授は、その大学に教授として多年勤務し、教育上もしくは学術上で顕著な功績があった者に対して、退職後に大学が与える称号であり、職階ではなくて名誉称号である。(一応、学校教育法に規定されている。)よって、この称号は在任中では授けられず、この称号を有する教授は少なくとも「定年退職」をしていることになる。(名誉教授は、定年退職後に同じ大学に講師として務める場合もあるが、他の大学に行くことの方が多いようですね。)

英語、ポルトガル語では「Professor」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Professur」、フランス語では「professeur」、イタリア語では「Professore」、スペイン語では「Profesor」、中国語では「大學教授」と言う。

省エネ」:「省エネルギー」の略である。エネルギー資源の枯渇を防ぐという目的のため、電力、石油、ガス等のエネルギー資源の消費を節約することを言う。

この言葉が最初に出たのは、1973年の第一次石油ショックの時である。石油資源の枯渇の危惧が叫ばれたことから石油価格が上昇したことで、コスト削減ということが目的としてこの言葉が出てきた。(それにかこ付けるように、石油資源の枯渇から、代替エネルギーへの転換が叫ばれた。)

更に、第二次石油ショックを経て、化石燃料の使用量削減、更に環境負荷削減から、エネルギーの消費量の削減が叫ばれ、地球温暖化などの環境問題が世界的に重要事項となった'90年代以降は環境負荷低減が主眼となってきた。最近では、再生可能エネルギー(自然エネルギー)への転換が叫ばれている。

ただ、代替エネルギーへの転換では、エネルギーの総消費量の削減には繋がらない。消費電力の小さなものへの利用など、エネルギーの(総)消費量の削減を考えないことには、根本的な解決には繋がらないと思いますが...

英語では「Energy Conservation」、ドイツ語では「Energy Conservation」、フランス語では「Conservation d'énergie」、イタリア語では「Conservazione di Energia」、スペイン語では「Conservación de Energía」、ポルトガル語では「Conservação de Energia」、中国語では「節能」と言う。

エコロジー」:環境問題に関することを指す場合に使われるが、近年では、「地球に優しい」という言葉がキーワードになって、人間生活と自然との調和を表す考え方、及びそれに関する事柄のことを言う。また、「エコ」と略して言うことが一般的になっている。(環境関連の言葉として、接頭語として「エコ○○」という言い方も一般的になっている。但し、現状は、ブームのようになっていて、何でもかんでも「エコ」という言葉を使うことになっているような所があるだけに、本当の意味での「地球に優しい環境」に繋がるのか、というと、疑問のあるところである。→企業がイメージアップのために「エコ」という言葉を使っているだけという批判の声も根強くあるのもまた事実である。)但し、「エコ」は和製英語であって、英語では「Ecology」と言わないと通じない。

英語では「Ecology」、ドイツ語では「Ökologie」、フランス語では「Écologie」、イタリア語では「Ecologia」、スペイン語では「Ecología」、ポルトガル語では「Ecologia」、中国語では「生態學」と言う。

クリーン電力」:廃棄物による環境汚染が生じないエネルギーを使って発電された電力のことを言う。具体的には、地熱、太陽光、風力、水力、波力、潮力などを用いた発電によって生み出された電力が該当する。また、水素エネルギー(水素電池)も含まれる。

上記のクリーンエネルギーを用いた発電装置は既に開発されているものの、現状ではいずれの方式にも課題があって、化石燃料系エネルギーや原子力エネルギーを用いた方がコストが低い状況である。(原子力に関しては、コストも大幅上昇は確実ですが...)また、技術的課題としては、効率が悪いということもある。(例えば、太陽光発電の効率はまだ低く、これを倍に上げることができればいいのですが...)また、自然エネルギーを用いるものは安定利用が難しいという問題がある。(波力、潮力、地熱はその影響を受けにくいが、施設建設にコストが掛かりすぎるのが問題となっている。)

英語では「Clean Electricity」、ドイツ語では「Saubere Elektrizität」、フランス語では「Électricité Propre」、イタリア語では「Elettricità Pulita」、スペイン語では「Electricidad Limpia」、ポルトガル語では「Eletricidade Limpa」、中国語では「清潔電力」と言う。

エコロジスト」:元々の意味は生態学者のことであるが、現在はそれ以上に、自然保護主義者、または環境主義者、環境保護運動家のことを指すのが一般的になっている。また、過激な考えを持った人の中には、環境を汚染する商品はすべて製造、販売を禁止するべきとしている人もいる。

特に、1960年代ごろから環境汚染問題(公害問題)が大きな社会問題になった頃から活動が目立つようになってきて、'70年代の二度にわたる石油ショック以後は環境保護運動と共に台頭してきた。また、'80年代になって地球温暖化問題が叫ばれるようになると、更に勢いづいてきた。そして'90年代には生態学などと結びつけて行動する人のことを指すようにもなった。

英語では「Ecologist」、ドイツ語では「Ökologe」、フランス語では「Écologiste」、イタリア語では「Ecologo」、スペイン語では「Ecólogo」、ポルトガル語では「Ecólogo」、中国語では「生態學家」と言う。

 

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