ケータイ刑事銭形零16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第16話(2nd.3話)「時限爆弾装置の解除キーを探せ!? ~銭形零探偵団VS怪人六面相事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、五代さんは腕時計が零ちゃんからのこれと言っていたことから「サプライズ」について、銀田一が五代さんに言った「フリスビー」について、音楽室と家庭科室の隣との間にこれがあったということから「中庭」について、校長先生がこれを口にしたことから「偶然」について、「鑑識メモ」で柴田さんが小学校時代に呼ばれていたということから「縦笛」について、「貴公子」について記します。尚、「偶然」については「零・10話[裏ネタ編]PART 5」で、「縦笛」については「命・11話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/23付です。)
「サプライズ」:元々の意味は「驚き」であるが、不意に相手を驚かせるためのイベントの計画のこと、及びその催しのことを言う。
但し、最近ではイベントの席では何らかのサプライズ企画が用意されているというのがお約束になっているため、本来の意味での「サプライズ」ということが少なくなってしまっているのも事実である。(が、イベントでは、サプライズが用意されていた場合は、それを知らなかったふりをして、びっくりするというのもお約束になっているだけに...)
英語では「Surprise」、ドイツ語では「Überraschung」、フランス語では「Surprise」、イタリア語では「Sorpresa」、スペイン語では「Sorpresa」、ポルトガル語では「Surpresa」、中国語では「驚喜」と言う。
「フリスビー」:直径が10インチ程度(25cm程度)のプラスチック製の円盤であって、屋外で投げ合って遊ぶ遊具である。勢いを付けて回転させて投げると浮力が得られるような形状をしているので、以外と遠くまで飛ばすことが出来る。また、屋外では風の影響も受けるのは言うまでもない。
現在は競技としても成立しているが、「フリスビー」という商品名は商標登録されているため、競技名としては「フライングディスク」と呼ばれる。
起源は1940年代のアメリカ・イェール大学の学生たちが、パイ焼き用の皿を投げて遊んだこととされている。最初は金属製であったが、1948年にプラスチック製に改良されて商品化された。その後、1955年にワーム・オー社が買収し、世界に発売された。(「フリスビー(Frisbee)」はワーム・オー社の登録商標である。)
日本でも1970年代に大ブームとなっているが、その後は犬に対して投げて、犬がそれを追って口でくわえるようにキャッチするという「フリスビードッグ」という競技が生まれていて、そちらの方が広く知られている。
銀田一は、「この場から外して、表で勝手に遊んでいろ」と言うことを言ったのでした。
商標であるため、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Frisbee」と言うが、一般名詞としては英語では「Flying disc」、中国語では「飛盤」と言う。
「中庭」:建物に囲まれて屋根のないある場所であって、庭として、または広場として利用される場所のことを言う。また、「内庭」という言い方もある。
歴史は古く、紀元前30世紀頃の古代都市に既に登場している。当時は都市を城壁で囲むということが行われていて、その囲いの中にあるものの、建築物の外部空間として、様々な用途に利用されていた。また、王宮などでは敷地を城壁で囲むが、当然のことながら建築物と建築物の間の空間に庭園などが造られ、中庭として発展していくことになる。
その一方で、庶民の住宅では、一軒一軒が個別に調理場を有していると、当時は薪を用いていたこともあって、煙の問題もあって大きな窓が作られたが、それが発展して言って屋根のない居住空間となり、中庭に発展して行った。
現在では、特に庭園になっていなくても、建物と建物の間にある屋根のない空間のことは「中庭」と言うようになっている。
英語では「Courtyard」、ドイツ語では「Hof」、フランス語では「Cour」、イタリア語では「Cortile」、スペイン語では「Patio」、ポルトガル語では「Pátio」、中国語では「裡院」と言う。
「偶然」:何の因果関係もなく、予期していない事象が起こることをいう。または、「たまたま」という副詞の意味もある。更にこの言葉は「必然」と対極にある言葉(反対語)でもある。
この言葉は哲学の世界でも使われる言葉であって、「必然(必然性)」という言葉の定義に応じて、その反対語として用いられるため、様々な意味を持つことになる言葉でもある。
意味としては、「たまたま」「はからずも」「まぐれ」「出会い頭」というがある。これらは、ある方向に進む因果関係に対して、それとは全く異なる方向を持つ別の因果関係が交錯している場合に、それぞれの因果関係は独立しているにも関わらず、2つの交錯する点で2つの事象が出くわすことが起こった場合のように、発生する確率の低い事象が起こったレアケースのことを指す。(「滅多に起こらないこと」が起こった場合に使われることが多い。)
また、数学の世界に於いては、確率論では「偶然」という概念が根底にあるものである。(例えば、サイコロを振って「1」が出るのも「6」が出るのも1/6の確率の偶然である。→イカサマ・サイコロで特定の目が出るように細工したサイコロでは、その特定の目が出ることが「必然」であるため、確率論は成立しないことになる。)
また、ギャンブルなどの賭事は、基本的に「偶然」によって結果が支配されているものである。(但し、胴元が儲かるような掛金の再配分率になっていますが...)宝くじもまた同様である。
英語では「Contingency」、ドイツ語では「Zufall」、フランス語では「Contingence」、イタリア語では「Contingenza」、スペイン語では「Contingencia」、ポルトガル語では「Contingência」、中国語では「偶然」と言う。
「縦笛」:「リコーダー」ということもある。口の前で縦向きに構え、息を吹き込んで演奏する笛の総称である。基本はエアーリード(無簧)であって木管楽器に含まれるものである。(現在では金管楽器というものも希にある。)木管楽器であることから、使われる素材は木である。使用される木としては、メープル、洋梨、つげという比較的柔らかい木質の木から、紫檀や黒檀などの固い木質の木まで幅広い。これは、木質が音質と関連していて、音色の違いがあるためである。尚、柔らかい木質を素材として使ったリコーダーはアンサンブル用として、堅い木質を素材として使ったリコーダーは独奏用に用いられることが多いという傾向がある。
また、現代ではプラスチックなどの樹脂を素材としたリコーダーも存在している。(それでも「木管楽器」である。)樹脂製であるため、量産性に優れていて、しかも大量生産によるコストダウンの影響もあるため、日本では小学校の音楽教育で広く採用されている楽器となっている。→縦笛と比較される横笛(代表的な楽器としては「フルート」がある。)では、息を吹き込む際にちょっとしたコツが必要であるのだが、縦笛では特にコツはなく、簡単に演奏することが出来るものである。しかも、構造もシンプルであるため、大量生産しやすいこともあって安価なことも小学校で広く用いられる理由の一つである。それ以外の理由としては、安価であり大量生産されていることから、数が不足すると言うことがないという供給面で安定していること、簡単な構造であって丈夫であること、弦楽器のような音の調整を行う必要がない、などである。
縦笛の仲間としては、各種リコーダー(小学校の音楽の授業で使うリコーダーは主にソプラノ・リコーダーである。)、クラリネット、尺八などがある。
歴史は古く、楽器ではなくホイッスルの類としての笛は古代から存在していた。楽器としての記録があるのは中世になってからである。当時は一般的に使用されていた楽器であった。そしてルネサンス期には盛んに用いられるようになる。また、その頃には、現在のフルートなどの「横笛」が「縦笛」を横に持って使う楽器として派生している。
バロック期になると、現在使われているリコーダーの形となって完成し、バロック音楽でも重要な楽器となる。しかし、リコーダーは音量が小さいこと、音量の強弱がそのままピッチに影響すること、発音が容易であるが音色の表情をつけにくい、ということから次第に敬遠されるようになって、横笛(フルート)にその座を奪われていくことになる。(現在でも、古典音楽は別であるが、バロック期後期以降の楽曲を演奏するオーケストラでは、フルートなどの横笛は当然のように使われているが、リコーダーは殆ど使われていない。クラリネットであれば使われていますが...)
尚、音孔の開け方にはバロック式とジャーマン式の2種類が存在する。以前古くから存在したものはバロック式であり、20世紀の初頭、ハ長調の運指が少し容易になるように、教育用として開発されたのがジャーマン式である。(名前の通り、ドイツで開発、利用されたものである。)
日本でも両者が存在しているが、小学校で使われるのはジャーマン式が圧倒的に多い。(まずは簡単に演奏するということなのでしょうね。)ジャーマン式ではハ長調以外の音(シャープやフラットの音)を出すのが困難であるため、リコーダー奏者の間で使われるのはバロック式のみというのが実情である。また、高音域となると発する音が安定しないということもある。実際、小学校でジャーマン式のリコーダーを使っても、音楽部でリコーダーを使うとなるとバロック式が使われるのが一般的である。→ジャーマン式では2オクターブぐらいの音域しか無いが、バロック式では2.5オクターブから3オクターブほどの音域がある。(但し、それだけ運指も難しくなります。)
そのため、小学校の音楽の授業で使用するリコーダーは、完全に入門者用といった位置づけのものである。が、ジャーマン式/バロック式という違いがあることは殆ど教えられないこともあって、リコーダーは入門者向けの楽器、ひいては玩具の楽器というような扱いがされているのも事実である。
英語では「Recorder」、ドイツ語では「Kassettenrecorder」、フランス語では「Enregistreur」、イタリア語では「Archivista」、スペイン語では「Registrador」、ポルトガル語では「Registrador」、中国語では「豎笛」と言う。
「貴公子」:身分の高い家の年若い男子のこと、または、容貌や風采が優れていて気品の高い男子のことを言う。一般的には貴族の子弟の事を指すが、将来が有望な若手(男子)のことをその分野に於ける貴公子、と言うことがある。
柴田太郎さんは鑑識一家の柴田家のお坊ちゃまということだったのですね...
英語では「Young Nobleman」、ドイツ語では「Aristokratisch-Sehender Mann」、フランス語では「Homme Aristocratique-Regardant」、イタリア語では「Uomo che Aristocratico-Guarda」、スペイン語では「Hombre Aristocrático-Pareciendo」、ポルトガル語では「Homem Aristocrático-Olhando」、中国語では「貴公子」と言う。
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