SIMPLY RED『MEN AND WOMEN』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表された彼らの2nd.アルバムである。S.すぃしには、後に日本人の屋敷豪太、鈴木賢司が正式メンバーになっていた時期があることで知られているUKバンドでもある。(本アルバムの時は正式メンバーでは無かった。)本アルバムはそんな彼らのスタイルであるブルー・アイド・ソウルというスタイルを確立させたことで知られているアルバムである。イギリスでは2位、(西)ドイツとオーストリアでは3位、スウェーデンでは4位、アメリカでは31位を記録している。
収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、2008年にリリースされたSPECIAL EDITIONでは6曲のボーナス・トラックが追加されて全16曲となっている。収録曲は以下の通りである。『The Right Thing』『Infidelity』『Suffer』『I Won't Feel Bad』『Ev'ry Time We Say Goodbye』『Let Me Have It All』『Love Fire』『Move On Out』『Shine』『Maybe Someday...』。(以下、ボーナス・トラック)『The Right Thing [Extended Version]』『Broken Man [1987 Version]』『Ev'ry Time We Say Goodbye [Live]』『Infidelity [Stretch Mix]』『Love Fire [Massive Red Mix]』『Lady Godiva's Room』。
この中からシングル・カットされたのは全部で5曲である。1st.シングルの『The Right Thing』はイギリスで11位を記録したのをはじめ、イタリアで4位、オランダで5位、ニュージーランドで9位、スイスで10位、アイルランドで12位、アメリカで27位というように各国で大ヒットを記録している。(本アルバムからのシングルの中では最大のシングル・ヒットとなった。)2nd.シングルの『Infidelity』はアイルランドで13位、イギリスで31位などを記録、3rd.シングルの『Maybe Someday...』はイギリスで88位、4th.シングルの『Ev'ry Time We Say Goodbye』はイギリスで11位、アイルランドで14位、オランダで29位を記録、5th.シングルの『I Won't Feel Bad』はイギリスで68位を記録している。(イギリスでは5曲全てがチャートインしているが、TOP 10には及ばずだった。)
お薦め曲は、ヒット・シングルの『The Right Thing』『Infidelity』『Ev'ry Time We Say Goodbye』『Maybe Someday...』、それ以外からは『Let Me Have It All』をピックアップしておく。
メロディアスで綺麗な曲が多く、バラード・ナンバーは傑作が多い。それでいて、ポップな曲はポップであって、テンポがよく、心地良さを与えてくれる。で、静と動のバランスが絶妙であって、そこが魅力のアルバムである。
次作から4作続けて全英No.1アルバムが続キ、前作のデビュー・アルバムと比べると地味な印象があるため、ヒットしているのに本アルバムは隠れてしまっているのが残念な所であるが、本アルバムは彼らのスタイルが確立したアルバムであるだけに、しっかりと聴いておきたい所である。
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