SAMMY HAGAR『I NEVER SAID GOODBYE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1987年に発表された彼のソロ・アルバムである。ソロとして、バンドのメンバーとしての活動が交錯している彼であるが、本アルバムはバンド(当時はVAN HALENのメンバーだった。)在籍時の唯一のソロ・アルバムである。(それ以外の彼のソロ・アルバムは、全てソロとして活動していてバンドには所属していない時に発表されている。)チャート成績はBillboardで最高位32位であるが、BillboardでTOP 20入りを記録した前作、及び次作よりもセールスは本作の方が上であった。(→チャートはその当時の相対的なものであって、絶対的なセールスを反映していないという証である。)
収録曲は以下の全10曲である。『When The Hammer Falls』『Hands And Knees』『Give To Live』『Boys' Night Out』『Returning Home』『Standin' At The Same Old Crossroads』『Privacy』『Back Into You』『Eagles fly』『What They Gonna Say Now』。
この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。1st.シングルの『Returning Home』と4th.シングルの『Boys' Night Out』はBillboardのHOT 100にはランクインしていないが、ロック・チャートでは前者が20位、後者が15位を記録している。2nd.シングルの『Give To Live』はBillboardで23位、3rd.シングルの『Eagles fly』は同82位を記録している。
お薦め曲としては本アルバムからの最大のヒット曲となった『Give To Live』(チャート成績では彼のシングルの中では2番目の上位を記録した曲である。)、そしてシングル曲からは『Returning Home』と『Eagles fly』、それ以外からは『Back Into You』と『What They Gonna Say Now』をピックアップしておく。
レコード会社との契約上、リリースしなければならなかったという大人の事情が背後にあるアルバムであるが、そういう大人の事情を感じさせることないサウンドを聴かせてくれている。(そう言う事情があるアルバムは、形だけ整えたという捨て曲の多い内容のないアルバムになることが多い...)特に、E. V. HALENがギターで参加しているというサービスがあるのは嬉しい所である。
と言うことで、'80'sのHRでは聴いておくべきアルバムの一つである。
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